一家団欒の食卓に、唐突に誰か全く知らない人物が家に入り込み席についたとする。
トンデモだよね?(この状況を喜ぶ人がいたら教えていただきたい)
女子高生が甘味処のボックス席でガールズトークに花が咲いているとする、
そこに(ほかにも空席があるのに)
IT系勤務のC言語使いインド系の人物が相席してきたとする
何事かと、店を出るよね?
禁煙規制の無い随分郊外の山中の公園で(ほぼ誰もいない)、
ドライブ疲れも癒そうかと、ベンチで一服タバコに火をつけたとする、
いきなり役所の人風の女性が隣に座り「観光ですか?」
まず、火を消して車に帰ろうとするよね?
■赤の他人との関係が、何か偶発的に感じのいいこともあるが(道をきかれた外国人に感謝されたなどは”共通の目的があるからだ”)、普通は不快で警戒感を持つのが自然でしょ。
↑
さてここで問題です「世界の人類ヒト科の大半というか99.99999∞%は赤の他人ですね」
原理原則としてさ「人類ヒト科にとって対人関係は不快なこと」なんです。
(※ネコ飼い《羊飼いと同じイントネーションで》の人はみなさんわかってると思います。犬飼い《羊飼いと同じイントネーションで》の方でも、他所の個体と遊び慣れていない場合”普通吠える”と誰しも御存知ですよね。)
●慣れ親しんでる関係性や環境があったり、共通の目的《その瞬間『共同幻想』》などがある場合に限り、特別に不快感ではなく(たとえば9人いないと野球ができない《複数で狩りをしないと大きな獲物を贅沢に食べる会食機会も無い》)”快感代謝のチャンスがある”ことになりますが、現代のように社会が豊かになると、「対人関係を梃に拡大される”快感代謝”」の価値も相対化されていきます(興味のある人がバラついていく《昭和の大歌手のような存在は崩壊する》)、
「対人関係の選択は、よっぽどのケースバイケース」になるってことです(関係数が必要最小限であることはむしろメンタルへの負担が少ない《少数精鋭》)。
↓
■昭和には「なんだか悪い傾向みたいな意味で”人間嫌い”って言葉がありましたが」
いやいや冒頭記載のとおりで、「唐突な赤の他人登場を歓迎するトンチキな人などいません」。
(それだけ近代の尾っぽに繋がっていた昭和では、”同じ社会の仲間は全員知り合い”みたいな幻想があったということです《地域社会において赤の他人や異邦人の想定が無かったのさ》←そんな時代は終わった)
【精神分析時事放談の最新記事】
- ヤクルトスワローズは面白い球団で(山崎晃..
- にわかに理解しがたい岸田首相の心理を読む..
- 石破政権がボロカス過ぎて、鬱なため息が出..
- 「殿御乱心(石破政権自爆か)」
- 先日予告紹介したBANDMAIDの『 F..
- 身近になるってかな、無防備ってことかも知..
- BANDMAIDの新アルバム『Epic ..
- 軽く、石破氏勝利の考察
- 実はあまり驚かなかった石破氏の勝利(重要..
- 自民総裁選で思惑があちこち交錯している
- 単純な話、グローバリスト左翼リベラル陣営..
- 兵庫県の斎藤知事が『維新』を終わらせるだ..
- 俗に言う”仕事量”とか代謝の関係
- いろんな意味で時代の転換点な気がする(兵..
- 『共同幻想』社会適応者達の「恋愛幻想」の..
- 進化したSNSなどというものがあり得るだ..
- 幼馴染の構造からしても、友人などというの..
- 基本的に「”適応”って無条件の意味」だと..
- 『政治』というものの意味(これも時代によ..
- 『心理学』に幸福論は無い(そこは各々ご勝..