第5ラウンド（M A Great Again）「保守論争」

また”もぎせか”が面白い動画をあげているので、
ちょっと保守について考えてみたいと思う。
ネタ元はこちら
啓蒙主義とプロテスタント／ジェイソン・モーガン先生に聞く01
https://youtu.be/3KfDBAFqTW4


いずれにしても米国は「フランス革命」の尻尾のようなもので、
米国独立宣言は、フランス革命のなんちゃら憲章だかがベースになっている。
これは「国連憲章がだいたいどこの国の憲法にも書いていることだ」なんて話にも通じると思う。
【重大な関係性は、近代から産業革命の時代変遷、近代の『共同幻想』が崩壊しそれに代わるもの：ルターの宗教改革の圧倒的な鍵は”出版技術”の確立だった】って筋で理解すればいんじゃないかと思っている。
論議の中心は「マルティン・ルターはそんなに偉いのかｗ」です。

■そこで、あえてですが（俺は保守リベラルなワケだが）
「人類の生活が豊かになること（少なくとも生存の不安が無い）」←ここに異論は無いと定義できると思う（何故ならこれに反対する論考者は生存の不安から死亡してしまうからだ）
なんのことかって生物学的アイデンティテーって言えばいいかしら、
どんなに頑張っても我々は「人類ヒト科という生き物に過ぎない」ってことさ、
（勿論数万年後の未来に魂をサルベージしてネット空間にダイブする時代なんてのがきたら話は変わるけど、少なくとも俺の生きている時代にそれは起きないだろう。）


時代の変遷にまで逆らってしまうと、質量保存の抑止力どころか、
これさ解釈としては（どうしたってそうなるのなら）「自然法則と同じ」ですから。
「『宗教』保守論で地球が丸いことは否定できても、地球の自転に逆らうことはできない。」
俺は時代の変遷も同じことだと思っている。
保守が意図しているものが、”もぎせか”の言う英バークの論考だとするならば、
「何が残せるか（残すべきか）」「何が確信的文化伝統だったのか」←この論議抜きに語れない、
「なんだかわからないが全部同じままにしておこう」←では、戦略も戦術も無いままに全てが時代の変遷でド・崩壊するだけだからです。

なんて言えばいいかな、これは映画『ポセイドン・アドベンチャー』における、牧師の論争そのもので、啓蒙思想派を擁護するものじゃないんだけどさ、「なんだかわからないから全部同じままに」という考えでいれば沈没する船と一緒に沈んでしまうだけになってしまう（時間を止めることはできないからだ）。
●そこで『抗う(あらがう)』ってのは、船体に穴を空けてぶち壊すことでは無いのであってｗｗ
（左翼リベラルってのはそっちだから、保守派との対立は決定的になるんだが）
沈没しそうな船から、可能性があるなら脱出して生き延びようとすることは（船が沈むことを神の意思と考える保守派もいれば）「そこで人間がどう『抗う(あらがう)』のか、神の試練」と考える保守的思考も可能な訳でだ（別に神の定義は無くてもよくて自然災害に当てはめて考えれば誰でもわかると思う）、
　↑
■津波がきました「これも神の意思です」と一切避難しないってのは生物学的に無理あるでしょ。
時代の変遷って津波に対して、人類ヒト科が生き延びるためにどう『抗う(あらがう)』か、
俺は、保守リベラリズムってのはそういうことだと思っていてだね、
肯定もクソもさ、時代の変遷は当面の普遍的設定じゃん（自然の摂理といっていい）。
「それが無かったことにする」ってのは、
（敗北主義とは言わないが）現実と乖離しているだけだ（妄想世界に突入）。

つまり現代において「保守的である」とするなら、
「何が残せるか（残すべきか）」「何が確信的文化伝統だったのか」←この論議抜きに語れない、
で、実際今回紹介動画の彼らはそういうことを考えている研究者だと思う。

だってさ、まさか中世カソリック自慢の逸品、異端審問拷問道具『アイアンメイデン（人型串刺し殺人缶）』の復活とか言わないだろｗｗ