西洋コスプレ(パロディ)なワケじゃん。
(だから彼女達は、そんな自分達もパロディの対象にして「BAND-MAIKO」なるふざけたことやって、オリジナル曲まで書いてしまった。)
しかも秋葉原のメイドカフェのアイデアは”バカなHENTAI日本人ならではオリジナルなワケだ”
実質『BAND-MAID』創始者である、小鳩ミクは高校生の頃からメイドカフェの衣装に憧れていたんだったかな?「メイドさんになりたい」的な。
うんで、彼女は地方のローカルアイドルを皮切りにしょっぱいアイドル業界に入り、
東京で食えない時代に、念願叶ったのか知らないがメイドカフェのアルバイトをする。
後に、事務所で「カワイイ女子がハードロック企画」が登場し、「それは面白そうだ」と、ついでにメイドの衣装でやってみることを発案し、メンバーたちをスカウトする。
↑
悪く言えばさ、可憐な少女のデュエットでカーペンターズ歌ってスター誕生勝者となったのに、
「どうしてピンクレディなんだ」なんてな罰ゲームがどうなんだろうって話と同じに聞こえるかもしれないが、俺は違うと思ってんだよね。
(BAND-MAIDは、楽曲『After Life』のMVで実際に小鳩ミクが働いたメイドカフェのあったビルでロケをしている。彼女にとってこれは本当の聖地なのであり、)
■メイドのコスプレをすること(音楽における羞恥心の壁突破とバカである宣言)と、ハードロックをやることには特に関連性が無く(メイド風音楽を求められたのでは無くむしろ逆)、後にほとんどの曲を作曲するKANAMI氏は「はたしてBAND-MAID以前のフェミニンな女の子バンドを好きでやっていたのか?」と聞かれれば、それは女子会的な乗りと『共同幻想』でそう思っていただけなのじゃないかと思う。
メタルやハードロックと言えば特定の音楽を連想される方いるかもだが、
モダンJAZZにおいてハードにブロウするなんて”状況によっては普通のこと”です(ガンガンやってるだけ)、大人しくやるのばっかりって方が特定キャラ音楽だとも言える(室内楽?)、
勿論当初(事務所におけるコンセプトもあるのだから)
「いやいやそういうのじゃないでしょ」と自分達で作曲したものはダメを出され、
アルバム全曲自作となるのは数年の後になるんだが、
●俺はさ、これ事務所が「こういう曲調でと押し付けたものと思っていない」のですよ、
(メンバー達はこの時に関わった作曲者などに今でも感謝しており)
「女子っぽいメロウな曲を本当に書きたくて書いてるか?」
こういう女子会『共同幻想』ネタバレ崩壊からの限定解除のプロセスだったと思うのね。
(ハードロックやるってのは、曲を作る時にクラシックで言えば幅として「フルオーケストラスのオペラ楽曲ケールの大迫力もアリで」の意だから《バラード書いたらNGでも無いのだし》)
■実際現在のKANAMI氏のインスト曲において(from now on)
米国ではフェアユースで容認されてるライブのファンカム動画です
(《動員数は「BABYMETAL」の足元にも及ばないけどさ、大成功だよ》今回13公演総人員2万人を超えた全米ツアーから)
BAND‐MAID - from now on - Oct 29 2022 at Paradise Rock Club, Boston, MA, USA
https://youtu.be/1gmH4EcwrC8?t=28
この鬼神迫る演奏は、モダンJAZZバンドのサックスプレーヤーみたいでしょ?
JAZZギターでも普通こうはならない、
(更にベースラインを重視する点もBAND-MAIDはJAZZに類似するとこがある。KANAMI氏は明らかにどこかJAZZに通じている《ギターで影響受けてるのはカルロス・サンタナだけどね》。しかもKANAMI氏の演奏は所謂ギター上手い人の定石から外れており《たとえば和楽器バンドの町屋氏は「あーコンテンポラリー系得意でしょ日本のリー・リトナー的な」とわかるがKANAMI氏にはそれが無い》、ギターを《キーボードやサックスなど》他の楽器のように弾くところに特徴がある。)
そこでだ、前書いた一部の欧米ファンで日本のロックバンドが「欧米バンドのリフとかパクってね?」関連の話で(その動画はむしろ否定するものだったんだけど)、俺がコメント欄で言い争いになったとこに行きつくんだけどさ(論議のポイントはそこじゃないだろって話をしたかったのね《さらに英語のできない日本のファンに誤解されるよって》)。
<つづく>
次回への伏線でもあるんだが、
BAND-MAIDは(その鍛えてくれた若い時代の作曲家繋がりで)デビットボウイのプロデューサーだったトニー・ヴィスコンティに「一曲プロデュース」手掛けてもらってる(作詞は彼のスタッフなのかな、KANAMI氏作成のデモテープを持ち込み小鳩ミクとSAIKI氏二人スタジオでの歌合せを頼んだ)、この時小鳩ミクは彼からギター一本貰っている(今回のツアーでスタジオNYだったのか?NYでお宝として披露)。企画意図は明快「クラシックなロックの雰囲気で」
Band Maid - The Dragon Cries (USA TOUR DEBUT) Irving Plaza NYC
https://youtu.be/-qU4xlQWF_0
実は欧米BAND-MAIDファンの間で『The Dragon Cries』は必ずしも評判はよくなかったが(MVも米国イーストコースト環境リベラル派意識したちょっとあざといものだったからかもしれない)、
しかし俺は好きな曲でした(断然ライブの方がいい)
これが後の名曲『Manners』に繋がってると思う(こちらはファンの間でも高評価)。
こんな感じで、その筋の人と関わりながら(ものにして)自分達のオリジナルへと展開してる。
(冒頭で2年前までドサ周りみたいな小さなNYのライブハウスで「NYは好きです」も英語で言えなかったSAIKI氏が《英会話の学校に通い続けるミク氏が当時は「アンタ言って」せかされて通訳していた》、鍛えてきたのか彼女としては流ちょうな英語を披露しておりますww)
■バンド始める前はギター全くの素人だった小鳩ミクもKANAMI氏に鍛えられて随分上手くなった。
そんな本物のメイドカフェ店員だったミクは欧米で特に人気で(一番人気あるのはベースのMISA氏だが)、BAND-MAID的に、ミクがメインボーカルの曲はライブでSAIKI氏休息時のオマケみたいなものだったのだが(彼女は年100回超えるライブをやった時に声を潰し手術を経験している)、
ミク氏はヴォイストレーニングめっちゃやったようで、歌唱力の力強さが段違いになり、
この前のアルバムで本格曲が提供される(KANAMI氏はミクでもソロパートが弾けるよう、リズムギターのソロを譜面に起こす)、今回のツアーでも大変好評だった。
Band Maid - Sayonakidori (Irving Plaza NYC)
https://youtu.be/7EcvzjDjE3k
こちらも最初のネット配信ライブで発表した頃は、楽器隊の容赦ない豪快な演奏を前にミク氏の声の弱さが目立っていたのだが、よっぽど悔しかったのか今回のツアーで格段に向上「彼女は明らかに羞恥心の壁を更にもう一段突破した」(彼女がソロのCDを何枚か出したのはこのためだったのかとすら思った)。
※米民間評論家の(てかよくいるグッズ販売なんかもしてるので米国でよくある食えないミュージシャンのパターンの人かな)Dicodecは思い出しても泣いてたからね(この曲でなぜ泣くのかはわからん)
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