2022年10月31日

この前書いた「所得論」をも少し数字で裏付けすると、

簡単な話なんだわ、
胎盤や脳を人工的に開発するには予算が一兆円あっても不可能っつー話があります。
生命保険や死亡事故の賠償は生涯所得が目安になりますが、あれは確定的に予測できる所得を計算しているだけで命の価値ではありません(政府の政策なりが成功してどこまで所得ベースが上昇するのかもわからんワケで)。
営利誘拐などでも「身代金5億円あら安いもんだろ」なんて台詞にあるように(保険会社の計算と合いませんがそのシナリオに違和感感じる人いませんよね)、

で、目安として「仮に命に値段付けるなら一兆円かな」と
日本のサラリーマンのちょっといいとこでしょうか、生涯所得は2億とも言われてます。
ギャップは5000倍ですか?
(数字に関しては障害級の弱さがあるので、間違っていたらゴメンね)
感覚的に言えば、
今の最低賃金がアバウトに千円ですから、時給がその5000倍だと「命かけてもなんでもする」金額となる計算です(自給500万)。←だいたいいい感じだと思いません?
 ↑
経済学的に言えば、時給500万まで「もう少し上がらないかね」という欲求が継続するという限界効用論になっとるという意味(誰かスポーツ選手の高額年俸で計算してみてよ)。
※昭和には「安月給」という言葉があったのですが、逆説的に言えば「全員体感は安月給なんだ」というオチです。

<ま、そんなことはともかく>

■この話の趣旨は、生活の都合上労働の対価として《真正の価値は時給500万だが》これを市場で売り渡して所得を稼ぐとします。食うのがやっとの近代までは「(一兆円価値の)命に係わる話」なので、そりゃ安かろうと(不当契約だろうが)命を繋げるのですから御の字です。
労働の選択は実に合理的な話になります。
しかし、先進国化して(単純に言えば平均所得に対する米価の割合が極度に低下《簡単に言えば安くなった》)”そこそこの所得があれば生活に困りません”。社会福祉も充実しているとくれば「割に合わない労働契約はむしろ自分の真正時給とのギャップで損失のが大きくなってしまいます」。
(※自分の時間として使えば「時給500万なんですから」《貰えるワケではないけどねww》)
 ↓
時々トンチンカンな事を言う保守派が「人が働かなくなる」とか言いますが、
大間違いで、人類は「退屈したら死ぬ病」ですので、
労働市場から離脱した場合、フリーエコノミー生産者に変化するだけです。
(毎日20キロ走だけで代謝する場合は生産にならないけどさ《しかし行動療法命みたいな生き方も何かの著作になる気もする》)
 ↑
●これはある意味、生産現場のAIロボット化を前提にしてるんですよ。
企業で収益を上げるゲームが大好きって人はバリバリ働くでしょうし、
(これね、スイスみたいにベーシックインカム27万とかトンデモ実験されたらかなわんのさ、ベーシックインカムは「そこそこの所得があれば」って話なんだから”そこそこの所得”程度にしておかないと、労働所得インセンティブ消滅するからね。←これね経済政策としてってよりも、稼ぎたい人の自由を奪うのもイカンっつー話《共産主義じゃないから》:どう言えばいいかな、資源保護で漁獲量制限するのはアリだが、完全禁漁「魚は全て養殖で」となると話が違っちゃうだろ?《漁師の自由が消滅する》)


労働市場的にも何もおかしな論議じゃなくてさ、
ベースアップ同様に、週休二日になったり、8時間労働になったり(ドイツの公務員は6時間労働)、過労死やサービス残業が問題になり「働き方改革」法制化したり、やれ育児休暇だ、ヤクルトの先発ローテは中10日もあるよって時代です。
週休二日の次は?週休三日→その次は週休四日じゃん「政策目標的にずっと労働時間短縮に向かってきたのであり」←今回の「先進国化するに従い労働市場が割に合わなくなる」話と符合するでしょ(先進国化するに従って”自分の時間の価値が上昇するんだわ”)。

※現代日本でも「新卒サラリーマンの3割が3年以内に辞める」とされてますが、
考えるまでも無く、所得条件的には減少する転職が多いと思うぞ(”なんか違う”とかそっちのギャップ埋めるのが転職理由でしょ)。



posted by kagewari at 18:36 | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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