2022年10月22日

ピーマンと子供(被害妄想なんて妄想は無いんじゃないかと思う)part2

<前回の続き>
記憶の個別具体論を論じても大きな意味は無く(これが結果論には意味がないって話)
記憶の決定的な違いは「エピソード記憶か、忘れてもいい一般記憶か」の差異です。
(いいとか悪いとか、快も不快でもいいですが、「しょっぱい忘れてもいい一般記憶にはそんなフラグすら発生しないのだから」)
決定的なのは「(記憶の個別具体性では無く)エピソード記憶か否かである」
 ↑↓↑↓
心理学の原則:『快・不快原則』
(脳はそれが『興奮』伴っているかしかわからず、快か不快なのかの判定ができない)
「そらそうだ、明日それを快と言うのか不快と言うのかすらワカラナイのだから」

<<<<前回のピーマンの話思い出してくださいよ>>>>
「あらまあどうして〇〇ちゃんは食べないの?この苦みがと〜っても美味しいのよ」
(この概念に”適応”すると、「食べられるようになり、数年もすると旨いと思う」)
それが快か不快か、「子供人格と大人人格で評価が逆さまになる」ことすらある。

「それは不快で耐えられない屈辱だ」という知見のある行為に該当すると?
凄く不快になりますが、
最初から”それがどうした”って知見である場合、何がどうしても何とも思わない。
 ↓
「僕はどうしても東大に入るんだという知見がある」と受験に落ちることは屈辱ですが、
「一流大学とかクソの意味も無いと最初から思ってる人は」四流大学の合否にも一喜一憂しない
 ↑
●普遍的に不快であると決まった概念など無い
(宗教性によっては、死すら祝福である)

ふと思うんですよ
「本当に”被害妄想”なんて現象がこの世に存在するだろうか?(それ可能?)」
そもそも普遍的な被害事象などという概念は存在しないってのに(そらさ程度の問題はあるけどさ原則論としてはそうなるじゃんよ)
※破産を機会に心機一転出直す人もいれば、絶望する者もいる

主観的感情があるという感覚も、その時知ってる概念に(リビドーが)投射された結果なのではないか?
快・不快分類前にはその時知ってる概念が(ピーマンは食べ物で美味しい)、さらにその前には分類以前の『興奮』が(刺激的味だ)、
更にその前には”非言語時代《自我以前》”の動物的認知(苦くてマズい毒だ)があるのだろう。
(快・不快の分類は自我が主体的に選択しているのでは無く、その時知ってる知見の範囲によって『興奮』が投射しやすい概念へその都度展開しているのであり《典型例:人種偏見》、基本原則として「それだけでは本音とはいえない《幻想である》」)
 ↑
さて、この場合「本音(『自意識』マター)とは何によって証明可能か」と考えた場合
「結果の独自性では無く、獲得した知見の独自性によってのみ証明される」
(●これは個人自由主義における『単独者』論を証明すると同時に、●地域性に限定して派生される「保守系ナショナリズム『共同幻想』の固有伝統性」も証明している《地域人格》●更にグローバリズム全体主義の非実存性を証明する《幻想でしかない人格》)


■ちょっと『単独者』の暴論みたいなニュアンスになるが、
(客観的に観測するなら)
「それは絶対〇〇なんですと(既成概念に投射された)そう思ってしまう幻想」が在るのであって=下手すると”既成概念”の方がその感情の本体だってことにならないか?
(被害実態を否定しているのでは無いよ。法的に賠償すべき被害《加害責任》はガッツリ存在する。それが事後の人格にトラウマ論のように影響し続ける効力の話をしているのであり勘違いしないでいただきたい。)
そもそも”被害妄想”なる現象は存在しておらず(現象の理解不足【存在するのは過去の被害と、それが終わった今だ】)、
(過去に賠償求めるべき正当な被害実態があるのだとしても)現在進行形では無い現在にそれが影響を及ぼすのだとしたら「そんな不当な事はない」ですよね?
(今現在は同様の被害が発生していないのだから)当事者最大の利益は「その事象は現在進行形では無く”終わった”という認識」となる(今はその災いから解放されて安心だ)→だとしたら”被害妄想”なる概念で捉えられている現象は「概念知見の関係上導かれる幻想であり、それは本音ですらない」=現在進行形のような不快錯覚は”概念知見”により自我内で再発生していることになる。


外傷性であるPTSDの寛解もさ、
トラウマとなっている過去が、エピソード記憶から解除されることだぜ。
(そこを大きく分けているのは、『興奮』を伴う記憶か否かの差異であり個別具体論の話《ピーマン論議》では無い。《結果論には’意味が無い原則》)←この現象を逆さまに辿るとどうなるよ?
発端となる被害実態と別に(それは堂々と法的に賠償求めるなり処罰を求めるなりするべき事案)、
それが事後も影響を及ぼすのだとしたら「被害体験をエピソード記憶としてしまっている」事が鍵であり、被害体験を理解認識する知見を自分自身で再獲得することで(人に説得されたからなどではまたぞろ本音では無く幻想が変遷するだけだ)寛解に至ることになる。
 ↑
だから個別具体論ばかりに注意力を削られることは寛解を阻害する
(それはそれと賠償責任などを堂々と確定させ「話を切らなければ」先に進まない《賠償や処罰が滞っていても、それは債権や刑の執行を待つ心理に留まるのであり、被害実態が今も継続しているような話にはならない筈だ》)

※たとえば、最初にPTSDが発見されたのはWW1のドイツ西部戦線塹壕戦の後遺症だったと思うが
苛烈な塹壕での記憶のエピソード解除が鍵となるが、そのためには「戦争とは何か」という個人的概念知見の再獲得が武器になるってことです(塹壕の記憶を癒すみたいなアプローチは解決に至らない可能性すらある)。

【ここまで書いたけど、まだ未整理未完なので、改めて心理学テキストにまとめた方がいいな、、、】
どうにも書いてる本人まだスッキリまとまってないとこもある、、



posted by kagewari at 23:27 | TrackBack(0) | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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