2022年10月17日

コンプレックスにまつわる誤解というかヘンテコな風説が流布されている件(1)

説明するまでも無く、今回R20指定なので
青少年諸君はここで退場してくれたまへ。
(それから今回の原稿長いよ、、)

さて、過去記事で「コンプレックス」はそのままだと複合って意味なので、
俗語で使用される「マザコン」の意味は違うからってところは書いてるんだけど、もう少しそこを補完しておこうと思う。
何が複合するのかって「喜怒哀楽、愛、憎悪、恨み、恐怖、憎しみ、不安、郷愁、依存、崇拝、感謝、、、、」ルサンチマンじゃないけど、これと特定できない(各種要素が圧縮され複合的に)欲求なり不安なりの『子供時代エピソード記憶の総体』で、なんでそんな説明になるのかって言うと、
■快・不快原則→「脳は『興奮』と代謝の確認はできるが、ジェットコースターやホラー映画や性行為などを快感なのか不快感なのか個別に分類できない《その分類は場合によっちゃ事後的に主観で行われている》」→つまり結果が出てない欲求なりは「これと分類できない」んだわ。

さて、コンプレックスってのはその原型は「エディプス・コンプレックス」のことであり、
(説明を簡単にするため男性のパターンでやるけれど)
典型例は子供が父親の男根を見てトラウマ級の劣等感や恐怖を感じることに起因する。
単純な連想で、性教育を知る前の幼児期の記憶で「大人はトンデモだ」があってからの、→思春期で事情を知った以降《このころ父親と風呂に入るバカはもういない》、
自分も(あの父親が妻を得たようになるにはあれぐらい立派じゃないとダメなのかと《幼児期に見たものだから凄くデカイイメージになっている》)「権威性に圧迫される思春期の自立」のような構造に置かれること《フロイト時代には”去勢恐怖”なんて表現もされている》。
●この反動で「凄く立派じゃないといけない」と思い込み→立身出世願望になる
男性誇示”マチズモ”のことだよ、

※マッチョとか言われるぐらいアホみたいに筋骨隆々に憧れるのも「ヒーロー戦隊みたいに」ってこと
※ちなみにフロイト時代の欧州男性にはEDでは無く射精恐怖なんて強迫症もあった
※その女性版をエレクトラ・コンプレックスと呼ぶケースもあるけど「ぶっちゃけどっちでもいい」、女子の場合は母親を通る形でエディプスが影響及ぼすと考えられるけど、子供時代から男の子みたいに育てられるケースもあるので(チンコの無い事を気にする女児もいるからね)、女の子だから男の子だからと無理に切り分けるのも無理があると思う。
「男子における”マッチョ”が男性誇示なら、美乳コンプレックスや巨乳願望は”女性誇示”」みたいな展開はあるけど(典型例でそう考えるのはアリかと思うが)、性別で必ずそうなるってものでもない。


勿論サイドストーリーに
子供がヒーロー戦隊モノなどのエンタメを好むのは、(脳内のエディプス・コンプレックスを確実に超える)まんま理想像であり(特別に盛っているのではなく《盛られてるエディプス超えるバランスとして》)「そんぐらい凄くないと”憧れる”レベルに至らない」ってことなんだよ(リアルに求められているスケールがアレだってこと)。
DQNな不良などが、高級外車に憧れるのも元ネタは同じ(ヒーロー戦隊の乗るカッコいい車両)

■巷の俗説では、
甘えた「おとうさーんとかおかあさーん」みたいな依存のことかと思われるかも知れないが、
まったくチゲーからな。
(それは『退行化』の状況によってあるかもしれないとかの話で、ベタなエディプス・コンプレックスの論議では無い。)


<<<うんでー>>>
人類ヒト科は(未熟児出産突然変異という説もある)極端に生育の遅い小さい子供を出産するので(原始歩行の本能はまだ残っているので全員歩けない)、人類は普遍的にこのコンプレックスを背負う(見方を変えれば赤ん坊の記憶は”僕が身体障碍者だった時の記憶”のようなもの)。

自動的に主として、これが親権に対する権威性を発現させ、
(幼児は両親を圧倒的権威や偉人かと当初錯覚する《巨人のイメージ元でもある》)
後の(反抗期との兼ね合いで言うところの)「潜伏期」を形成する。
何が潜伏するって、「大人しく両親の指示に従おう」って感覚のこと(見ようによっては依存構造でもある)。
=『自意識』は「抑圧」されるよね?(主観で好き勝手に振る舞えない)
 ↑
時にさ、心理学的には「発達障害ってなんだそれ?」な臨床系の疑問があるんだけどさ、
その根拠は、エディプスがガチってハマるかはまらないかって幼児の側含めて個体差が激しいからさ、『自意識』「抑圧」による”大人しい子化”(潜伏期)が発生しないからと言って、それを病気とか分類するのはチゲーだろって疑問があるんだよ(動物の本能的には「そこまで問題か?」って)。
実際さ、環境的にシングルマザーの家に生まれて幼児期に大人の性器を一度も見たことが無いなんていくらでもあるじゃんよ(かといって社会には大人の男性が存在するので典型例の説明とは少しズレるがエディプスは必ず発生する《幼児にとって大人の男性はとにかく怖いから》)。
●てかさ、エディプスの枷がはまることを健全な状態と定義していいのか?(ハマらないことあったとしても本人問題無けりゃそれも個性だぜ)


<<<そんなことはともかくだ>>>
心理学において、コンプレックスなる論議になるのはどういった状況かって言えばだ、
思春期に親のネタバレ崩壊が発生し(崇拝の対象だったものが、お父さん臭いとか、しょぼいおっさんだなとか逆転が起きる《ネタバレとはぶっちゃけて言えば正体を知るってこと》=エピソード記憶解除ってことです《凄くないから一般記憶送り》)
「パックス両親(両親による保護と平和)」が崩壊するんだが(壊れるだけだと支えも失うので)
そこを社会性と置き換えることになる。
『共同幻想』論で言えば、”家幻想が壊れ”→”共同幻想”に入れ替わる。

経済関係っていうかさ、取引関係でもいいけど、以下のようなものだ。
<<<『自意識』プライバシー3:親エディプス権威7(衣食住)>>>
<<<『自意識』プライバシー3:権威社会7(性の斡旋、所得、地位)>>>
  ↑
端的に言えば、エディプス親権威から権威社会への帰属に切り替えるのが”適応”な
(社会適応ってのは、ある意味子供としての家族適応からの切り替えのことだよ)


■うんでここで俺が岸田心理学の現代版解釈として展開してんのが
「歩留り偽装適応」とかの話だけど、
時代変遷でさ、親権の圧迫は随分ライトになってるじゃん
加えて児童手当だけでなく、児童教育で子供がかなり小さいことから社会と直接取引する機会も増えている。
つまり
 ↓
<<<『自意識』プライバシー5:親エディプス権威5(衣食住)>>>
<<<『自意識』プライバシー6:権威社会4(性の斡旋、所得、地位)>>>
 ↑
だいたいこんな感じになってるんだが(昭和前期と比べると適応率が40%低下し価が4へ)
社会は移行期で(前世代が上司だし)、ブラック企業慣行は各所で残っているし、
世帯間の相違で、昔ながらの適応者同僚も残っている。
【そこで、権威権力側は上部構造から管理してくるのだから】
本当は適応率が40%低下し価が4なのに、権威社会7のフリをするのが「偽装適応」。

わかりやすくいえばさ、
とっくの昔に「結婚制度や恋愛幻想疑問なんだけど」(これといった対抗軸は無いし、いきなり何か提案すれば潰されるから)ズルズル意見表明を引き延ばそう(いつか時代が追いつくまで)って試みが『非婚・晩婚』だったワケだよ。
(2010年以降ぐらいからは、既に「最低でも歩留まり」階層が比較多数派になっていた筈)

いかんいかん、話をコンプレックスに戻そう《つづく》



posted by kagewari at 16:57 | TrackBack(0) | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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