一番難しいのがシーズン優勝なので文句の付けようが無いでしょ。
連覇ということ考えれば「本当にすばらしい」、
■「高津ヤクルト」、完全なる野村監督の後継だと思う。
(戦術家として知られた野村監督に似てるワケじゃないよ)
野村にそのまま似ているのでは無くて、その系譜の次の世代の戦略家の登場です。
やはり目を見張るのは投手起用であり(彼はブルペンに決して無理はさせない)
野村の弟子だなとしみじみ思ったのは、
伸び悩み鳴かず飛ばずだった久保投手の起用に尽きる。
コロナ危機による選手入れ替えによる収穫と言えば彼だろう。
(高津も歯に衣着せず「彼もぱっとした成績出せていなかったけど」と評するサウスポー)
■高津は「とにかく彼の生きる場所を見つけてやりたかった」と語っているんだが、
(そう言わせるってことは久保君努力家なんだろう)
いつ覚えたのかわからないが”左打者への内角シュートを武器にするのが彼の特徴だ”
左投手は通常(右打者の内角に突っ込んでいく投球を得意とするため)左打者は外角スライダー中心の投球になる(あたりそうで怖いので左打者の内角に投げられない左投手は多い)。
ところが優しそうな顔に見えて開き直る能力を備えている久保投手は(まっすぐも早くて140ちょい)、左打者の内角にバシバシ、そう「バンバンシュートを投げられる」特徴を持つ。
(野村はタイガーズ時代の遠山が有名だが、ヤクルトにも加藤っていたと思うんだよね。シュート使いの変則サウスポーを好んで使った《そして右のサイドハンドも好きだったな野村》)
中抑えってことになるかもしれないが、後半戦のいいところ久保はよく起用された。
一番凄かったのは(先々週だったかな)カウントの途中でひらめいたのか、
「久保君にワンポイントならぬ、1球だけのリリーフ起用」をやった
得意のシュートでは無い(他球団も久保君のことわかっているので)シュートを警戒するあまり左打者が届かないことなってる外角スライダー(これを一球一発で三振に打ち取った)。
※来年は中盤中継ぎの主力級になっているかもしれない
※右のサイドハンドに変えさせた小澤君にも期待は大きいと思う(秋のキャンプでは直伝のシンカーを教えるのだろう)
この久保投手の台頭を随分高津は喜んでおり、
「個性派集団」と言えばアレだけどさ、そういうチームだよ高津スワローズは
それぞれが固有の特徴としているところを、どう組み合わせいくと勝利に結びつけられるか。
多分彼の思考はそういうところにあるのだと思う。
(だって、そういうの方が”面白いじゃないか”)
MVPの村上君が目立って取り上げられていくと思うけど、
村上君の異常ともいえる進化にも一役買ってるかもしれないぜ。
優勝決める試合でエース格のライアン小川が、「最近得意のインチキ臭いチェンジアップ」投げて好投していたけれど、なんかねそういう(一見アホ球種)好き勝手面白い事取り組むって姿勢は突出する球団ではないかと思うよ(よくわからないのだが各人”何か変なこと考えてやってんだよね”)。
※”俺のストレート”をと、回転数拘り過ぎてストライク入らなくなってる高梨は論外なww
とにもかくにも「ヤクルトスワローズの諸君、おめでとう」
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