2022年09月04日

「結婚制度」の崩壊度合い記事を誤解している人がいるかもなので補足

これね、貨幣や言語などにおける普遍的『共同幻想』=普遍的な時点で幻想では無いので「共通認識」でもいんだけど、『共同幻想』崩壊にも歩留りがあるワケで、男女の交際に「安定的」って概念が消滅するとかは無いのですよ(不安定がナチュラルってのも無理がある←そこに数学的に収束する法則が見当たらないじゃん)、
欧米だと、男女の堅い関係を「steady:定まった、安定した」と呼びますが、日本語だと夫婦(めおと)とかになるでしょうか。←こういう”安定的関係”なる概念が崩壊するとか思ってません。
(※いやいや崩壊したら”安定”って概念から崩壊しないといけないあり得ない話になる。「stability:安定性」カタカナ語の”スタビライザー”もそうでしょ、:印欧語根は”stā-”で同じ)

なので結婚や婚姻に相当する(呼び名は各人自由でいいと思うけど)
「安定的関係を示唆する男女関係」が消滅することは無いだろうと(各個人の選択として)
以下の当該記事で説明している「結婚制度」の崩壊度合いってのは
”制度上の崩壊”の意味ですから。
「結婚制度」の崩壊度合い(てか実像)を確認してみよう
https://kagewari.seesaa.net/article/491040365.html
 ↑
制度上のってとこの意味を更に補足すると、
性行為を権力が管理し斡旋分配許認可権を握り「権力の源泉とする」社会構造の崩壊度合いのことです。
(保守系と言えば?「やれ乱れた性であるとか、自由恋愛を否定してみたり、エロ本から始まりAVのボカシまで《ハードなキリスト教宗派では自慰行為にまで規制かかったり、米福音派における”中絶禁止”のバックグラウンドは”避妊禁止”であり、教会権力が許可(婚姻の認定)しない性行為を禁ずる意味がある(その逆説は権力が祝福された性行為の許認可権を有する)》」←禁じた上で、その許諾権を《祝福権でもいいけどさ》権力が握ることでインセンティブにするって仕組み。)

■結婚が→上位概念による承認を必要とする社会か、
■結婚が(呼び名はともかく)→当事者だけの判断によるプライバシーか、
 ↑
ここの論議です(入籍してその関係を公的権力に報告する義務を負うのも極論としては「プライバシーの侵害」になるでしょ)。

なので、前述過去記事においても
「今後は”事実婚”が論議のベースになるだろう」って考えているワケ
勿論、近代前後の「結婚制度」であれば、承認を求める権威に泥を塗るワケにもいかないとか(立会人から披露宴などで関係性の確約と公表を行った責任含め《信用問題》)、自由に離婚できない縛りも効くことになるので(厳密に言えば離婚も結婚式列席者に報告する義務がある)、”安定性”を上位に置けば担保価値も高いと言えば高いのだけれど、
●現代社会を「個人の自由裁量拡大による”個性化”」と見た場合さ、前者は対立概念になるじゃん。そういう話なので、誤解の無いように。
(※反動ついた左翼のフリーセックス志向のことではありませんよww)


最初の「steady:定まった、安定した」に戻るけども、
プライバシー保護の現代政治の優先順位(事実上これは基本的人権の【重要事項】となったため)これは憲法上の判断になるワケで、無理な「結婚”制度”」の維持がプライバシーの侵害に相当する可能性を示唆するって話(各所で論議してきた『共同幻想』適応社会型の慣習が「ブラック社会・ハラスメント認定」されているとこと符合するワケさ)。
つまり現行の「結婚”制度”」そのものが、モラハラ的な意味を持つなら、「steady:定まった、安定した」である筈の関係を”不安定化”させている原因が「結婚”制度”」だという本末転倒になる。

だものだから”事実婚”が「steady:定まった、安定した」を意図する歩留まり的最低限で(逆説的には限界点MAX)、そこをベースにしないと少子化含めて(無理な「結婚”制度”」の強要がブラック・ハラスメント認定され)社会を不安定化させてしまうだけだと説明してるんです。
※加えて保守系論議の文化伝統ってとこから言えばさ、江戸時代から更に古く近代以前まで視野に入れれば「結婚制度」が伝統保守的道徳であるなどの根拠は無く(それは主として近代)、むしろ欧米のような教会権力が存在していない日本の場合、”事実婚”こそ文化伝統だって話になるからね。

(※言うまでもないけれど、保守派を自称する人が堂々「結婚制度」に同意することを誰も阻害しないのであり《両者に合意があれば》、現行の「結婚制度」がコンプライアンス上違法になるとかそういうことは言っていないだが、同意を求めるプロセスで”同調圧力的な行為が顕著である場合”←これはやっぱハラスメントになるだろうって背景は理解しておくべきだろう。)



posted by kagewari at 02:18 | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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