:友人、友だち、(わが)友、味方、支持者、後援者、共鳴者、連れ、仲間、人間の友たる動物
という意味があり、
政治家が演説する時に「支持者のみなさん」言うときも”friends”だから、
(語源的にはfreeに関わる広義の愛するとか制限しないとかの意味のようで)
friendlyで友好的だろ?
↑
■つまりこれ、『共同幻想』適応系で言うところの友人とは、
「同じ共同体の近い関係性」のことを指しており、
ある意味で、「個人的友人関係(親友でもいいけど)」と矛盾する場合がある。
↓
単純に親友と言えば「bosom friend」か「close friend」「familiar friend」「fast friend」「near friend」←”より近い”って表現になる
●夫婦や恋人で「本当に運命の関係」など強調する時には「soulmate」
(魂の共有とでも言えばいいかな)
<<<話を『共同幻想』適応系における友人に戻すと>>>
”近しい間柄の社交性・親和性”が基本原則であり、
一義的にはその中でも最も距離が近い人物を「親友格」みたいに捉えている。
↑
ところが、現代社会の「最低でも歩留まり以上階層:個性派」の場合における”親友”は、他と比較して近いなどの関係を意味しておらず、「唯一無二の個人を特定する親友関係」となるのだから(友人を別の友人に紹介するなど”あり得ない”)、同じ組織構成員であることを前提にしていない。
(その中で一番近いでは無くて、私の個性と誰々の個性という唯一無二の関係性を示唆しており「組織性と無関係である」)
●場合によっては、組織の論理と敵対性を持つ場合も考えうる関係になる。
(組織や社会の論理に逆らっても誰それとの関係は重要で普遍だ←など)
だから(組織を前提にしない)”個人的友人”って表記になるんだよ。
つまりこれさ?
「『共同幻想』適応系概念の友人関係は、個人的友人ではない」こととなり、
「個人的友人関係は、『共同幻想』社会適応とまったく無関係である」ことになります。
更に言うと、
これ小学生の算数でもわかることだけど、
↓
個性化した先で交差する関係である「個人的友人関係」とは、
■相手の個性を発見する上で、自分も個性化してることが条件であり(その個性を理解できない場合、個性の存在を発見できない)、
どういうことかって?
「5、7、5、7、7」を知らない人に
「ゆうじんの、ようすはいかが、たそがれに、ふとおもいたち、、、、、」←と詠んでもさ、
意図がわからんじゃんww(あー5、7、5、7、7で書いたのねって)
個性の表現は、そこを理解するものなければ発見できない。
(落合の神主打法を、どういう意味かわかってないと「ヒッチかコックからの始動の論議ができない」)
↑
■結論、個性化していない自我は「個人的友人関係を持てない」というかさ、
その対象者を発見できない。
(音楽のジャムセッションで考えるのが早い→楽器をも持っていても即興で参加できない《『共同幻想』適応ってのは譜面を共有して言われた通りに演奏しましょうねってパターン》)
逆に言えば、個性化することで”すわ友人か”な人物をあちこちで発見するようになる。
■逆に「個性化を前提とせずに(常識論や道徳論などの”同調圧力話法など”)強迫的に”友人ガー”とか”恋人ガー”とか始めると、無自覚に『共同幻想』適応型の近しい関係しか対象者は存在しない」
↑
意味わかる?その実態は「適応強迫」なんだよ。
(本当の意味で、個人的友人や異性関係を求めているのでは無い。←だったら「個人名やキャラクターの特定すら無く、漠然と抽象名詞の”友人”や”恋人”などの属性名を使わない筈だ」→いやいやそれ以前に”自分の個性化”論議が先だろ、、、)
1)「友人ガー」「恋人ガー」言う人は、
”個人的友人”や”個人的異性関係”を実は求めていない
2)あるいは、「友人ガー」「恋人ガー」言う人は、
”無意識に”自分の個性化(自由)を(不安を煽り)「抑圧」していると言えないだろうか
(自動的に1)の論理は、無意識に《自己決定を経ることなく》『共同幻想』社会適応を是と定義してしまう→しかも現代社会は『共同幻想』崩壊過程で、適応系はド崩れ《俗に言うブラック》社会系が残存しているだけなのに)
■現代「最低でも歩留まり以上」の時代では(実態は非適応個性派)、
崩れゆく『共同幻想』社会へ(俗に言うブラック)強迫的に(しかも無意識に)適応しようとする行為は「相当に高いストレス」体感になると思うんだが、、。
<<<この全体像が、社会構造論としての現代メンタル問題の位置を表している>>>
以前から論じていることだけど
これは純粋に個人ベースだけの問題では無い(事実社会問題として表面化している)
場合によれば「新興宗教カルト」が台頭する社会心理的背景にもなるからだ。
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