(※専門外ながら時々高齢者痴呆症の対応について言及することがあるのも同じ趣旨です)
たとえば、発達障害であるとかアスペルガーでもいんですけど、医療系が先天性など、(精神では無く)”身体障碍”に及ぶ症例として分類している場合、彼らがよく言うコミュニケーションなどの症状ってのもが実は二次派生的なものが多く含まれる結果(しかもそれを代表的症例として認識すると)、後天性という表現はあれですが、”身体障碍”では無い「強迫心理」由来のナントカ障害まであたかも同じジャンルの症例として理解や誤解される可能性もあるということです。
(※はたして医療系がそこを厳密に分けて診断できるのか、そこは専門外なのでわからないけれど、二次派生にしろ「強迫心理」由来にしろ、彼らがよく言うコミュニケーションなどの症状の多くが心理学で説明可能)
集中力が維持できないだとか、一度決めたことは合理性が無くても変えられないだとか、会話を聞き取りにくいや、感情の起伏が激しいなどが基礎的にあったとしても
■そもそもそこコミュニケーションに関係が無いからです
逆説的に言えば、(精神では無く)”身体障碍”に及ぶ前述の傾向があったとしても個人で日常生活する上で支障が無ければ「広い意味で個性の範囲」で収まるもので、
●言うならば、コミュニケーションに及ぶ不都合が発生する典型は、論理的にもっぱら『共同幻想』”適応者”との間で起きることが予測されるからです。
何故なら、『共同幻想』適応とは「ブラスバンド部の演奏」に極めて似ており(好き勝手な個人プレイは厳禁どころか、やらかすとバンド全体の存在意義すら破綻します)、基本そのコミュニケーションは(個人の本音では無く)「台本通りの(譜面どおりの)やりとりがお約束」だからです。
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「集中力が維持できないだとか、一度決めたことは合理性が無くても変えられないだとか、会話を聞き取りにくいや、感情の起伏が激しい」特性のある個人には、極めて相性が悪い環境ですよね?
■時折書いてきたけど「『共同幻想』社会”適応”と同調圧力」ってのは、
「全体主義と洗脳」に極めて近いもので(『単独者』であることが《プライバシー保護社会》「民主主義」の要件であることと対比関係にある)、社会心理的に言えば意識的にナントカ病人格に追いやっているとこあるから(言えば『自意識』リミッターなんだか知らない常識病みたいな)、これってナントカ障害に負けず劣らず相当のものなんですよ。
(※極道から、カルト宗教や左翼過激派なんてものも、その組織構成は『共同幻想』社会構成システムをそのまま流用しており、システムそれ自体が「近代まで限定のキワモノ」なのも事実。)
いやいや冗談抜きで「病気はどっちだ」ってレベル、
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(何もこれは俺の個人的意見でも社会心理学の論考でも無く)
これだけ多数の「歩留り」階層が(最多数派)、「ブラック、ハラスメント社会、社畜」など事実上現代社会でそのシステム運用を違法にカテゴライズしたワケだよ。
うんで、『共同幻想』なる言葉を発明した現代思想家吉本隆明は、自身サブカル信者なとこがあって、『共同幻想』崩壊と台頭するサブカルが視野に入っていたのだろうと思う(アンチ『共同幻想』系として)。
↓
●そうみるとさ、所謂ナントカ障害などと言われる症例の中、二次派生的なものってのは、
『共同幻想』社会の病理性に原因があるのではないかって見立ても、合理的に可能でしょ。
(『共同幻想』社会が無意識に追い込んでるでしょって意味で《『共同幻想』と魔女狩り》)
■先日書いた『単独者』論にも出てきますが、
合奏では無く、ジャムセッションであれば(コード進行など一定のルール縛りがあるのが通常ですが)、好き勝手なことされても許容範囲になります(フリーな人なんだね)。
なんかフリーJAZZみたいになっちゃうよな状況があったとしても、それ「ジャムセッションなら”あること”」ですから(そもそもが団体行動とかあり得ないし)、グルーブ感みたいなものは聞こえた方がいいかもしれないが、合奏ほど周囲の音を聞いて合わせる必要は無い。
<勿論ですが、症例が「強迫心理」に由来するのであれば、極論どこにも病因が無いのですから、「強迫心理」のネタバレが優先されるんですが《この場合はフリーなのでは無く”違った譜面がある”に近いかな》、周囲が共通の譜面で演奏していないのだから『単独者』との接点は”ネタバレを促す可能性”もあるかもしれない>
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