2022年05月23日

ひさびさの『単独者』論(オマケ編)「音楽他」

時々このブログでたとえに使ってる
「フリーJAZZのジレンマ」がそれで(やり過ぎたコンテンポラリーダンスのジレンマも同じ)
法則性無くバラバラに演奏すると(文章で言えば脈絡なくギャーとかオーとか擬態語擬音語だらけで)文章として成立しないように「何言ってんのかわからないし、言えば演奏者も何やってんのかわからなくなる」って話。
ある意味60年代からしぶとく続いていたJAZZを音楽として終わらせたのじゃないかとすら思ってます(前衛としていきついた先が絶望だったみたいな)。

※フュージョンを試行するマイルスのがやっぱ前衛だったのかな、、


■「脈絡なくギャーとかオーとか擬態語擬音語だらけで文章として成立しないものが、何かの表現だろうか」→はたまた発信元は意味わかっていても(僕だけの新言語とか編み出して)何言ってるのかわからない場合(『民主主義』はバトルプルーフ」の原稿で書いたけさ)それを”問う”ことができない。
独裁者による「王様は素っ裸」みたいな状態に放置されてから「あれどうしよ」みたいな事になる。

なんつかさ、
プロ野球で言えば、究極の打撃を求めてバッターボックスでフラフラダンスのようにクルクル回ってみたが、一球もかすらないパフォーマンス見せられてもだな、
「どうしようもないだろww」
 ↓
時に俺流神主打法、時に長さんの野生打法、ノムさんの読心打法、衣さんの無茶ぶりフルスイング。門田さんの腸ねん転打法、イチローの振り子打法、古田の物真似打法、掛布の反動つけてレフト打法、青木のバッターボックス出てるから打法、ギータの振り過ぎ打法、吉田君のフルスイング、山川のアッパー打法、おかわり君のレベル打法、ナベ直のデッドボール打法、若松さんのゆらゆら打法、杉浦の一直線打法、真弓の渋いインコース打法、福本さんのスリコギ打法、巨人移籍後丸のドルジ打法、そんな現代巨人を代表した阿部慎之助のウナギイヌ打法、清原君の恫喝打法、阪神佐藤テルのインコース高め意地でも凡打打法、古くは近鉄梨田コンニャク打法、ヤク村上の動じない打法、山田のトリプルスリー打法、黄金時代センター飯田のはご板打法、土橋のテーピング眼鏡打法、達川のデッドボールは演技で打法、阪急ブーマーの水平にしか振れない打法、カブレラのドーピング打法、近鉄ローズの斜め打法、ブライアントの遠心力打法、、、、

全員違う個性の打法なんだけどさ、目指している先は”同じ”で、
自分と違う打法の人が「”あ”にやってんだか」互いに理解している。
(で、古田を例外に他人の真似はやろうと思わない《古田は落合のバッターボックス入り方、タイムの取り方まで模倣して首位打者を取った珍しい選手》)
 ↑
何人も群れをなして全く同じフォームで練習する風景とか無いだろ?
(それは『共同幻想』バリバリの体育の時間や、熱心な部活の様子だよね)
※プロスポーツ選手の取り組みは(体育会文化なままの選手も多いので=人格と同じでは無いが)その在り方・取り組み方は『単独者』なワケ→逆に言えば『単独者』とはプロフェッショナルのことかもしれない

 スポーツはいんだわ、「それで打てるのか」って常に結果を”問う”ことができる。

●ここにも明示されていると思うんだよね(独裁者のジレンマで『民主主義』により”問うことで”バトルプルーフされないからって書いたじゃんさ)『民主主義』の建付けってのは(組織票や談合や人に相談せず)プライバシーを保障された上で個人が自分の考えで投票することで成立するワケ(同調圧力を容認する『共同幻想』社会は”これに仇名す全体主義”なんだわ)、つまり『民主主義』は『単独者』社会を前提にしてんの。
であるから芸術などの実存性も「どれだけ多くの『単独者』にそれを問えたか」にかかってくる。
広告宣伝会社とメディアが捏造する”ヒット曲”には、何らの実存も無いのだよ(存在そのものが全体主義を前提にしたプロパガンダになってしまう)。

■話は戻るけど、芸術はそれが難しい、
(ピッチャーが球投げてくれるワケでも無いから)
「ほら、打ててるでしょ?」←この絵を韻の踏み方やタイミングやハーモニーで表現して、
「ドヤ?」と、問う形式になっている。
(優れたリスナーに支えられるぅてのはホント)

すべからく、『単独者』の生き様ってのも、
”いい線いってる奴ほど”→”それを問う形ができてる”(実存証明)

※『共同幻想』音楽との違いは、
予定調和の手拍子や、ちょいなちょいなの合いの手が自動的に喚起される”ネイティブなグルーブ感”に頼る音楽では無い事(無条件にリスナーが予定調和で乗れる音楽が『共同幻想』楽曲)。
これに対し『単独者』の音楽ってのは「エー――!!」って(脳内で音楽理解回路全開の後に)「そうきたかー」ってなる系ってな違いだよ。

■うーんとここはプロスポーツの視聴にも言えて(サッカーは詳しく語れないけど)
JAZZリスナーばりに鍛えられた視聴者は、打者が何の球種を待っているのかがバッターボックスの動きでわかったりする(或いは今どのコースが打てる調子なのかなど)、当然捕手がその時どういう組み立てで打ち取ろうとしているのかもわかるので、「いかんそこ投げたらヤバい」とか、「まさかー」とか、「その手があったのかー」的な見方になる。
解説者がよく言う「あー凡打でも意地でもランナー進めようとしてる、ナイスバッティング」とかさ。
現在コアなサッカーファンの間では、フォーメーションからオフザボールの動きから、偽ポジションの動きや、ポジションチェンジの受け渡しフォーメーションまで、地上波放送のカメラアングルの悪さにクレーム付くレベルになってる(画角から切れて肝心なとこが写ってないやんけ的な)。
プロ野球でも新庄監督の日ハムなんかだと、非常に細かい守備体形を持っており(表の顔ではおちゃらけたパフォーマンスもしているが)そこを面白く見るには(投手と打者中心の中継画像ではそこがまったくワカラナイ)球場でプロ目線視聴者を発揮する他無く(新庄の本当の狙いはそこか?)、新しい時代を感じさせている。


どこかで交差するってのかな、
(24時間群れで団体行動する『共同幻想』社会との対比で言えば)
そういうのが『単独者』社会であり(それ社会言わないかもしれないけど)
てんでバラバラで意味がわからないものになることでは【無い】

■どういうの→あれやこれやと『個性化』した者だから交差できる状態のことさ《マス=大衆化は不可能だけど、原理原則がネイティブじゃない(ご当地の『共同幻想』適応に限らない)ので、世界全体で言えば結構な人数の交差が可能である》→マニアックな音楽でも極めたものだからこそ世界単位で言えば「知られたバンド」って姿を維持できる。←しかしこのバンドの良さは『共同幻想』適応者クラスだと「さっぱりワカラナイ」(表面的に楽しめたとしてもよさを語れない)
 ↑
こういう現象が起きるのじゃないかってこと
(逆説的に言えば、近未来に『単独者』社会が到来した場合、何かにおいて『個性化』してないと”どこにもアクセスできなくなる”、勿論登山の八合目喫茶じゃないけれど、極めた度合いに応じた交差ポイントはあるが、何ら『個性化』を志向していない場合「どこにもアクセスできないことになる」のさ。:現代でも「情報弱者」という形でその現象は観測され始めている。

●極端に単純化して言うと
その世界では、趣味の会合以外で他者と接することが全く無いとする(プライバシー重視で”家幻想”も完全崩壊)
何か自分の趣味を持っていれば嫌でも(調べものでもなんでもいいけど)個性化に応じた情報に接続できるけど、何ら趣味が無い場合(大衆向けプロパガンダメディアも消え失せており)情報との接点(現実認知)を全て失うかもしれないってことさ。
●その多様性は個別セクターにバラバラになっているように見えるかもしれないが、
専門性高まるほどに(それを将棋にたとえればこういうことだよみたいに)「全て所詮人類ヒト科のすること」なので(人類ヒト科の限界からは逃れられないのだから)各セクター間でもジャンルを超えて交差するので、造られた組織構造を持たないだけで(個別に世界が小さくなるのでは無く)制限無く広がるんだわ。



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タグ:『単独者』
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