2022年02月28日

リクエスト関連(もふまふさん「回答求める意図が無いのは理解した上で」)

もふまふさん即日連投NGなのご存じの上で
回答求めないカンパいただいたのは理解しているんですが、若干(そこがズレるとヤバいよって)気になるところあったので補足しておきます
(※規定にしたがい文面の引用はそのままさせていただきます)
>なるほど。国営放送がこれでは終わりですね。カサンドラになる人は優しい人が多いから自分を責めちゃう傾向にありますね。私もそれに気づいて離婚しました。仰るように発達障害者は社会に出たり、社会に適応している人達とは関わるべきではないと思います。棲み分け必要です。発達障害側も強迫心理にとらわれてるんですね。そのために周囲がその尻拭いとなるので迷惑な話ですが。答えてくださってありがとうございました。

【優しい】なる概念は何って話は(長くなるので)さておき、
殊更にそういう意図は無いことわかるんですが、微妙に危ういところあるので補足させてください

まず「社会適応」とはなんぞやの過去記事ありますから以下を読んでください
素朴なアレだけど「社会適応」論を勘違いしていませんか?
https://kagewari.seesaa.net/article/485620970.html
<一部引用>
『共同幻想』適応者を足場に持つ臨床系が何言ってるのか知りませんが、
【社会適応が正常とかそういうトンデモ話は心理学には”無い”】
「社会適応」なんて話をしている人が想定している社会って何のことかね?
広義で言えばさ、
道路の信号の意味理解しているとか、切符を買うのに困らないだの、改札を通れますよとか、飛行機乗る時の検査の意味を理解しているとか、レジでお金を払うんですよとか、そういうこってしょ。
日本国民としての基礎的社会との適応、
●まさか昭和の星野監督率いるトンデモ『共同幻想』社会(現代ではブラック企業)への適応みたいなイメージでは無いよね?
少なくとも、先進国では”イジメ問題”や”ハラスメント”引き起こす社会は「コンプライアンス上社会として失格」ですから、そんな社会に適応したらむしろ病気だろ(笑

■ちょっとわかり難いかな(比喩的に言えばなんですが)
スティーブン・スピルバーグもトム・クルーズも確か学習障害です、
でね、勿論そこどういうことか理解が無いと彼らもナントカ障害の枠になる。
しかし、彼らの作品は「社会的に認知」されてますよね?(適応してなくても、「適応者はスピルバーグやトム・クルーズの作品を観ない」なんて話を聞いたこと無いし)
経済社会も社会なワケで、
この現代社会を自ら生活する環境としてよっぽど誤解していなければOKなんです
(電車を怪物と錯覚しないなど)

”家幻想”やその末端にある「恋愛幻想(実はこれもパチモンです)」
この辺の妙な部活のノリみたいなのに合わせる、合わせられないってのは個人の趣味であって、
(仮に合わせる《洗脳適応》されるのが”当たり前だ”となれば《臨床なら》病気なの)
基本的には(電車も乗れれば通貨が円であることも理解しており社会常識には適応してますので)何ら問題無いワケ。
●むしろ文科省が個性化教育に舵を切っていらい「”そういう意味の”非適応個性化」が推進されてます(そのカオスの中から異能のアイデアも出てくると)。


多分ね、これ系の話を聞き慣れてないと相当誤解も起きると思うんだけど、
あなたも私もみなさんも(そんな理論的根拠のある)フロイト心理学の受益者なの。
そもそもケインズ経済学のアイデアはフロイト心理学なのね(当時は広範の人文系に影響力を与えたから)、公共投資などの分配政策を思いつかずに、古典派みたいなことしかできなければ日本は先進国になれていないの。
そういう意味では間接的にだが、現代人は全員心理学の世話になってんの。


■たぶんもふまふさんは「事案の発生プロセス」で見落としていることがある
事程左様に(前段読んでいただければわかるように)
”特定社会の論理に適応(自分の意思では無く組織の論理を上位に置く)”する必要性も合理性も現代社会にはありません(DQNや暴走族じゃあるまいし)。
ベーシックに言えば、”非適応個性派”でOKなの
(実は社会統計上もそうなってます、現代社会は”非適応個性派”のが多数です)
ですから、本来「強迫心理」が原因で動機形成のプロセスが非統合な自我は(ナントカ障害とか言われる人)「まず、”非適応個性化”社会の中で様々な知見に触れる」のがベターなんです。
※国連WHOなどの勧告における「開放治療推進と、精神病院廃止」の論旨も同じ

と こ ろ が その強迫のネタがさ「承認欲求強迫」だったりするじゃん「適応強迫」とか、
するとどうなるかって、
”特定社会の論理”に参加しなければいけないと”強迫的に思い込み”、、、
(もうわかりますよね?)
この単語も誤解されるかもだけど<人文的意味ね>ナントカ障害最大の病理性はそこにある
「俺は個性派だからと、現代人比較多数の単独行動派をベースにする」ところからでOKなのに、
家族関係をこじらせてみたり、まだ若いのに結婚したりしようするワケ(若いのに結婚と言えばもう近代の”家幻想”との関連考えないといけないじゃん)、
その動機が”何かに追い詰められ、失敗したら命は無いぞ”みたいな無意識に駆られているんだから、各所でトラブルになるし(だって”当該人物の本音じゃないんだもの”→素で考えてもトラブルになるのは必然”合理性の無い無意識由来の本音じゃない強迫的行動が連発してるのだから”)、
 ↑
そもそもは「いやいや適応とかしなくてもいいから」なんだわ、
(現代ではそういう意味の適応必要ネーし)
 ↑
しかしこの「強迫心理」の構造は、近代の「社会適応」の構造と基本的に同じなの。
だから、ナントカ障害の人が(本音では無く強迫的に)”社会適応系特定社会”にフラフラ近づくと、”社会適応系人格は”仲間なのねと高い確率で勘違いします。
(優しくナントカってのはこの勘違いも含まれてくるのさ)
●で、前記事で書いたように「強迫心理」でナントカ障害の人が?→”社会適応系の人に”優しく受け入れられると?→(取り巻きを得て)症状悪化するんだわ。

●もうちょっと補足すると「強迫心理」と、オンザレールな”特定社会への適応”の違いは、
「だよね、そうだよね」同調圧力音頭のノリに合わせられるか否かなんだわ、
(極論『共同幻想』の中身は問わない:インド北西諸島首狩り族の常識に適応しても”社会適応”)
 ↑
で、”特定社会への適応”簡単に言うと何?って→【ブラスバンド部の演奏】です
(共有、共通の譜面を、リズムを合わせて協調して演奏でしょ)
しかしさ「合わせるべきだと思ってる譜面違ったらどうなる?」

これに対し現代の”非社会適応個性派”時代って何かって、
「最低でもオリジナル楽曲のバンド演奏」なんだわ(間違っても集団で昔のすり切れた譜面をありがたがって演奏しない)
※『単独者』ってのは、ブラスバンドのソリストって考え方もあるけど、個人で好き勝手に音楽やっている人のことね(ボーカロイドとかの作曲やってる人が典型かな)、昔で言えばJAZZの即興演奏、

■昔はさ、貧乏で楽器触ったこと少ない人も多数ジャン、
だから【ブラスバンドの合奏】みたいなんで、すごいインセンティブあるの。
(みんなで《自由とかではなく》誰かの指示に合わせて《自由を制限して》適応しても、大きな感動がある)
しかし、多数の人が子供時代からピノア習うとかの先進国では、
小学生でもクラシック作曲家の誰それはどうだからとか評論できる時代です。
(譜面みてもあーラフマニノフねって:社会適応インセンティブがもう壊れているの)
 ↓
自分のやりたい音楽やる時代へ(=”非社会適応個性派”の台頭)
(※こういう症例でよくある「やりたいことがみつからない」ってそりゃそうだって話、自分の自由意志《『自意識』》「抑圧」して、強迫的思考に駆られていれば、自分の本音を認識・自覚できなくなるじゃん。)


<もう一個カサンドラなんとかと知られているとこの誤解をひとつ>

「心理学的に原因はこれに起因し、構造はこうなっている。このようなアプローチでこのナントカをネタバレ崩壊させ、強迫心理の原動力そのものを無効化する。」←こういう論旨も持っていればいんだよ、しかしさ、やみくもに何もわからず「私がなんとかすれば」←これ親切と言わないでしょ。
(優しいとも違うと思うんだよな)
「オイオイ、自分は何を勘違いしていたのか」←これが答えね

ケインズ経済学の話に戻るけど(ちなみに60年代一世を風靡した実存主義哲学もフロイト心理学に影響されている)、
本来は人文系の基礎課程的に、心理学の知見はもっと広範に知っていただくべきだと思うんだけど(構造上『共同幻想』適応保守系人格にはフロイトは理解できない事なってますが)、現代社会は”非適応個性派”が事実上多数派になっているので、
やろうと思えば相当知見は広まると思うのね。
●少なくとも行政の相談なんとかだとか、福祉関係公務員とかは知って欲しいんだが、困ったことにだいたいそういう職場を志望する人は”適応系が多いんだわ”(構造的に理解できない)
「ネットワーク化された、フリーランスへのアウトソーシング」みたいなアイデアで(非適応のフリーランス系の自我にはフロイト理解できるから)行政もアプローチ変えるべきなんだけどね。
 ↓
カサンドラなんとかな人も、そういう心理学的知見あるとこから冷静に的確な状況説明受ければ、
早期の段階で
「オイオイ、自分は何を勘違いしていたのか」←ここに辿り着ける筈なんだわ。



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