2022年01月03日

『夫婦別姓』に保守派が反対する理由(俺も別の意味で反対)

「お前、お母さんの呼び名が〇〇さんになってもいいのか?」←ココだろね、
家族って”家幻想”は「最低でも名字は同じだよね」の”一族”であり何々一家だから。
保守派としては、
これほど個性化が進む現代、女房の名字も違えば子供はHNだコスプレだで、
『共同幻想』構成する共有要素は皆無になっちゃうだろ?って理由でしょう。
 ↑
保守派が憂慮するのもわかります。
■保守派としては(そんな別姓に拘るなら)「結婚しなくてもいいべ」に尽きるでしょ。
(そもそもアンチ結婚制度な人を考えるべきだ)

●俺の個人的意見としては、妻が”意識高い系”で夫婦別姓にしたいって希望あるなら「事実婚でいいじゃん」と思うのさ、フランスみたいに相続含めての権利関係を別途法整備すればよい。
そもそもが結婚制度なるものが、保守派を自認する称号みたいなものだぜ?
まさかさ、夫婦別姓目論む左翼も「既存の婚姻者も全員夫婦別姓にして婚姻制度を破壊させよう(皇室の廃滅)」まで考えて無いだろ(笑
(※最初のいいだしっぺの狙いはそうだったんだろうと思うけど、もう誰も思い出せないだろうさ。)

個人的には「信教の自由」がある限り、保守派選択は保証されるべきで、
旧来の結婚制度も自由に選択できるようそのまま残すのが合理的だと思う。
夫婦別姓などめんどくさいこと言う人には、法的裏付けのある事実婚の法整備を行い、好きにしてもらう。
※更に「シングルマザー法」の整備により、第三の選択「子供も産むけど非婚カップルを選択可」


●そもそも保守系結婚制度の概念っていうか背景を誤解している人が多数なので、市井の口うるさい人はこの辺もことあるごとに説明するべきだと思うんだよね。
結婚制度ってのは近代の『共同幻想』に始まるワケで、「両家が事前に相手を知っている乃至仲介人が”家”を知っていることを前提にした斡旋による後継者を巡る制度」だってことです。
(俗に言う”縁談”にはそういう含みがあるんだし、)
当事者にとっては、『共同幻想』に適応していれば「婚姻対象を斡旋されるというインセンティブ」となっていることがポイントなんです。
※近代の雰囲気がまだ残る時代の歌謡では「既に婚姻した女性が初恋の人を見てまっ赤かぁ〜あ〜まっ赤っか(島倉さんだと思う)」なんて歌詞だったりする。当時は恋愛なるものが(個人的性愛感情的に)結婚制度と完全に分離したものと理解されていたことがわかる。
 ↑
つまり、家督相続の無い次男坊以下には無関係であり(なので次男坊以下が丁稚奉公など、半ば売り飛ばす勢いで上方や江戸の経済を支えた)、
時代劇に『旗本退屈男』なんてのがありますが、この話も”家督を継ぐ長男のために出来のいい次男坊は意図的にバカなフリをする”って土壌があってだな、跡継ぎでは無い次男坊のサムライが”ワザと遊び人を装う”中で、勧善懲悪の大立ち回りってお話なんです。

勿論女子にいたっては、”いいとこ”との縁談があれば喜んでですが(この行為そのものが女衒に売り飛ばすのと大きな違いが無い《丁稚奉公に売り飛ばされた次男坊達が待つ上方新地や江戸吉原へという構図》→どこぞの知らない縁談先に嫁に出すのか、女郎屋という勤務先にお願いするのかの差でしかない)、近代のインセンティブが女性差別を前提とした『共同幻想』であったことがよくわかるって話です。

※農村地帯においては(性的なシンボル奉納などこうばしい祭り習俗多数)、フリーSEXとまで言いませんが、乱交を織り込んだ酒池肉林の収穫祭などを中核に「村の構成員として適応することのインセンティブ」を形成してました。習俗的には「農耕と収穫」に「性交と出産」からめて村の繁栄という形でインナーサークルが形成されてたと考えられます(なので”よそ者”は対象外)=これが決定権を持つ村長権威のバックグラウンドとなる。
現代左翼リベラルの人が退職後に農業を模索して、行った先で奴隷扱いされるなんて話もそういった慣習風習土壌に起因します(土壌って表現もまさに農耕との関係を表している)。

どうしたって嫁入り形式の結婚制度が(女性)差別的だったのは明らかで、
その後の試行錯誤に展開するんですが、
根本的に「結婚式」とは「跡目相続披露宴」であり(ヤクザの跡目を親分衆に紹介するのと同じ構造なの)、そもそも相続する家督にそれなりの権威がなければ、跡目を披露する意味が無い。
(※制度慣習的には「サラリーマン世帯にはほぼ無関係な制度」なんです)


そこにGHQ《進歩的左翼が多数紛れていた》が「自由恋愛、自由結婚」を持ち込んだのですが、
西欧における「自由恋愛、自由結婚」の意図は、キリスト教教会権力の許可無く(宗教的戒律の縛りの無い:洗礼とも無関係に)結婚できるという世俗的考えなワケだけど、そんな戦後日本で結婚式にキリスト教信者でも無いのに何故か神父が登場という笑えない茶番劇が展開されるのはサブカル・コスプレ国家ならではのトンデモ展開です。
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さて、ここを日本の伝統習俗に置き換えると、
日本における「自由恋愛、自由結婚」とは?→近代で言えば【駆け落ち】のことです。
(なので、現代の「自由恋愛、自由結婚」を前提にした婚姻で、盛大な結婚披露宴を開催するのは《悪く言えばだけどさ》、輪をかけて意味のわからないエログロ・イベントにもなる《生板ショーですか?》)
 ↑
※たとえばね「違う組のヤクザの舎弟同士が(親分に一切話通さず)自由なんとかだって、勝手に兄弟の盃交わした上に、仲間呼んで新兄弟分披露宴とか開催すんだぜ」どう思う?(笑
(完全に組のメンツ潰す行為で、これクーデターだよね?)
 ↓
■キリスト教権威に対する「フランス革命」の本場フランスで「事実婚が主力」になっているのは、
流石、理屈にかなっているんです。
真似することは無いけれど、「何を始めたのか?」現実認知を助ける意味でも「日本的な事実婚の方向性」が模索されていくのが自然でしょう。
 ↑
ここには、昨今拡大している「墓じまい」「終活」「格安簡易葬儀密葬」←連携してますから
(つまり「現在進行形としての『共同幻想』崩壊を織り込んだ習俗」)

<<<て、ことでねww>>>

現代のなんちゃってリベラルが「夫婦別姓」なんて中途半端な話を持ち出しているのがナンセンスであることわかっていただけると思います(保守派も別の意味で「怒るでしかし」って話)。




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posted by kagewari at 17:58 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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