『単独者』の雑感「”ひつこい”ようだけど個性化って殊更何ってことでは無い」

※カテゴリ「『単独者』の雑感」は「中立過ぎもどうか」と意図的に『単独者』視点で語る時事ネタなので、心理学の興味だけでブログを閲覧している方はスルーで。
（仰々しいものでも無いので「『自営業』の雑感」ぐらいの意味で読んでくれ、、）
しかも今回、重要な話なものだからダラダラ長文になっております点ご容赦くださいｗ

■ここんとこの『共同幻想』論だとか、「歩留まり」解説で「抑圧」と個性化みたいな二項対立があるように見えていると思うんだが（まあね現場ではそのまま対立もしているんだろうけど）、
『単独者』論として見た時の”個性化”ってのは「サブカル・オルタナ広義展開」のことで、概念そのものが正面対決を意味していない（『単独者』の立ち位置は”棲み分け論”だから）。

●堂々対決してすわ革命ではいけないのか？
　↑
うっかりすると、こうなってしまうんだがこの論議は「反動形成合戦」になってしまうんですよ。
水掛け論でもいいけどさ、
「何をこのー」って構えることになるじゃん（二項対立を煽るばかりで）
この前「保守派のみなさんにも考えてくれよ民主党政権時代」なんてのも意図は同じでさ、
取っ組み合いの喧嘩して何でも解決するなら警察いらいないんだよ。

時にこのブログで解説している「イジメ問題の解決は”関係しないこと”（被害者はすみやかにフリースクールなどへ転校支援するサポートするべき：刑事事件に及ぶときには加害者を逮捕した上”お家断絶《廃校処分》”）」←ここにご不満な方多いのも同じだと思うんだな。
●「取っ組み合いの喧嘩してでも白黒付けたい」って反論意図だろうと思っている。
　↑↓
しかしだね、ここには解決が無いのだよ（エンドレスの闘争があるだけでさ）
お題はさ、「イジメ問題の解決法だろ？」
どちらかが滅亡するまで殴り合っていただいても全然いいのさ（それがいいとも悪いとも言って無い：心理学は”いい悪い論”言わないから）、
解決するには何がベターかって、聞かれたら答えはこなるって話なんだわ。

■「個性化（世俗化・自由化）VS画一化（『共同幻想』適応化）」←これを二項対立の闘争だと捉えても全然いんだけど（事実思春期『反抗期』などの荒ぶる感じはそのものだしさ）、
政治闘争になれば、これ内戦の鉄火場だからね？（それをダメとか言って無いから、心理学的に「たぶんその方向に解決は無い」って言ってるだけ）
　↑
第三者の『単独者』としてはさ、
「合わないなら関係しなければいいだろ」と思うワケでさ、
そもそも、この対立軸が台頭したのは文明化なんだし、
その豊かさを背景にした時代のバッファーみたいなものがありゃいんだろ？（規制改革論議やる時にも「特区」とかやるじゃんよ）イジメ問題を例にあげると、だいたい日教組と教育員会の左翼陣営が顔出してめんどくさいことになるので、最初からフリースクールを主体とした第三者教育員会を別途立ち上げてしまい（こちらは教職のあり方から変えちゃって）、オープンにどっちの学校行きたいか選べるようにすりゃいい。

職場を巡る「ブラック企業問題」にしても、
早期にベーシックインカムを導入することで、労働の流動性を高めれば「自然淘汰が進む」んだから。当該職場で激しい闘争を云々って手法を否定派しないが、とっとと辞められる方が負担も少ないし簡単だろ？（そもそもがベーシックインカムってのには365日の失業保険の意味もあるんだから《ベーシックインカムが導入されると失業保険制度は廃止される》）

■■■＜さて、ここから「本題」ｗｗ＞■■■

個性ってのは「単なる個体差」だからね。
なにかこう芸術は爆発だみたいな強烈でエキセントリックな違いとかそういうこっちゃ無いから。
●「今日俺はカレーが食べたいから」程度のことなんだってのさ、
（このブログでは”ひつこく”ここ書いてきたけど）
ところがさ、”俺はカレーが食べたい”とかって逆にあまりにもどうでもいいことなので違ってもいいって曲げられるよね？←ハイ、ここが心理学
　↓↓↓
”快感代謝”ってのはさ、ほぼほぼ（デカイ時には『興奮』がトリガーだけど）動機形成に成功したとこで完了するんだわ（実行の確定）、うんで「結果論に意味は無い」で、外にいって馴染みの店が休業でもOKなの（”快感代謝”を取りに行く行為は既に完結しているから）。
　↑
●わかります？「どうでもいいことだ故に」→「更に結果論が話のコアでは無い」
しかし、快感代謝のキモは？→【自由な動機形成にある】

■つまり？「その代わりにどんな効果なカツどんが食えたとしても」→「自由なカレー選択動機形成の腰が折られた場合」→「カツどんで腹いっぱいになるかもしれないが？」→何もしていないのと同水準に落ちて【快感代謝値は０なんだよ】
（※極論「今日は何もしていないのと同じ」←高齢者介護施設をめぐるメンタル問題の本質がここにあるのさ。）
　↑
世話されるとか斡旋されるパターンは”家幻想における子供”の立場だけど、
この場合の【快感代謝】は、「権威者に対する性愛関係がメインであるため（『被る（こうむる）』認知、〜される、〜してもらう）」、むしろそれ以上に「出てきた飯のメニューなど”どうだっていい”」のです。
しかし一般の大人社会ってのは（恋愛関係などの個別事情を例外に）
対人関係、特に権威者に性愛関係があるなんてこと「まずあり得ない」じゃんか（友人知人関係なら尚更です）、逆説的に言えばそこに不倫の罠があるとも言えるけど（この話やるとめんどくさくなるので省略）。
●大人の社会における”快感代謝”とはこっちだから→「自分が今思いついたこと（＝自由な『自意識』の実存証明）」←【これを誰に断ることなく、自由に動機形成できること】
だから、この可能性が最大化するのが？→「単独行動」なワケ。

■近代ではさ「性愛関係同族企業”家族の設立”」ってインセンティブをあまり切れ目なく権威者が（縁談により）斡旋したから（江戸や上方に飛ばされた次男坊以降を例外に）、「独身時代の文化」ってのが強く認識されることは無かったのだと思うけれど、
特に戦後「独身貴族」含め、大学生活のイメージってのがまさに「遊び歩ける大人時代」のシミュレーションみたいなとこあったでしょ（ガリ勉思春期の復讐戦みたいな）。
　↑
昭和の後期あたりからは、かなり広範に「うっすらわかっている」んだわ
（自由を行使する”快感代謝”）
貧乏学生だろうと全然いいワケ→（殊更何をするってことじゃないってわかってんの）「自由と開放感」こそが単独行動の本質だからね。

■『単独者』にとっての”個性化”ってのは、エキセントリックな”こと”じゃないけれど、
24時間いつでも自由に、持てるカードの中で好き勝手な（ド貧乏上等）「動機形成」が行使できることってのは、【自らの実存（極端に言えば命）そのもの】なんだわ。
「今日カレーを食べると決めたことは、死守したいワケ」（たいして知りもしない同僚の飲み会などで邪魔されることのストレスは、”その価値を知る人ほど大きい”）
　↑
これを「こだわり」って呼ぶワケさ（個性化しているからこそスゲー大事なこととなる）、
（このこだわりに寄せる気持ちは本人とってもエキセントリックなんだわｗｗ）
それは個別具体的に殊更（結果論として）何ってことでは無い、
本質は（動機形成する）自由意思の方だから。

HPのコンテンツに「やりたいことがみつからないことはない」ってパラドックスの解説してたと思うけど、
これ精神分析でネタバレすると、
「自分だけでやろうと思う気持ちを無意識に「抑圧」されているので、自由な”快感代謝”を折られ、そのストレスだけを体感している状態」を指してるんだわ。
みつからないのは？→【自由に動機形成する自分（抑圧されている本音）】だったのよ、
「やりたいことがみつからない」＝「自分の本音を認識できない（”何か”がそれを「抑圧・弾圧」している→”いないもの”になっている）」→”何か”ってそりゃ「強迫心理」ですねと、




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