2021年11月30日

リクエスト関連(紗〇子さんへ補足「昨今の高齢世帯の各種反対運動」)

紗〇子さんのリクエストは、グループホームに関わらず現代低層住宅街用途地域(高齢者の一人住まい戸建てが多い)において各種施設に対する反対運動の”そのひとつである”ことを説明していますが、そこんとこの住民側の心理を補足しておきましょう。

●昭和世代なら「表向きは子供好きでならしていた高齢者達が、唐突に子供嫌いになったのかよ」って驚いたりしたものですが、「ま〜考えてもみてください」。
それは彼らの本音だったのだろうか?
古く祖父祖母同居大家族時代(これ=基本的に家も大きく家督のあるような家の話です)
高齢者達は引退すると離れに暮らしたりしました。←当時のこの位置づけは「終活ならぬ、そこで死ぬから」みたいな”人生フェードアウト”そのものの暗号でした。
 ↑
ほらね、本来この時から「高齢者と言えば孫好きで」なんて思い込みやかってなレッテルに過ぎなかったのだろうと思うんです。←立場上それに高齢者が”適応(極端に言えば嘘をついて)”していただけなんだろうと。
考えてもみてください「ガキがウルサイと思う高齢者だっていだろうに」って。
(それが素朴に表れているの意味ではありませんよ。諸般の事情で反動形成ついて過激化しているのではないかって話です。)

■事実昭和の大家族を無理でも模索時代には、
嫁が都合よく子供の世話を高齢者に押し付けてきて(立場上”いいよ”と答えるが)、使用人扱いかって不満も微妙に聞こえてきたとこありました。
 ↑
いえいえい、そこじゃない、背景にあるのは?
「孫の存在がうざい、めんどくさいと思うこともそりゃあるさ」って高齢世帯の本音です。

■昭和『共同幻想』バリバリ時代であれば、高齢者に向けられる同等圧力もそりゃ強いもので(本音も言えない圧力)、”社会適応(極端に言えば嘘をつく)”もしてきましたが、
「どうしてそうしなくちゃいけないのか?」という権威的裏付けが瓦解し(もう大日本帝国の存亡をかけた戦争も、現人神としての皇室もありません《国民の象徴へ回復》)、ジャパンアズナンバーワンなる海外からエコノミックアニマルなんて蔑視された経済成長のために?←金だけですよね、いったいどこに守るべき理想や権威があるのか?
 ↓
しかも高齢者達は知っています
「子供世代より、自分達の世代のがよっぽど苦労してきたこと」を、
(更に当時子供の面倒見るのは歳の離れた長兄や長女であり、高齢者は堂々優雅に構えて時々後継者の指導していればよかった。注:この時代の”子供”というのは”家幻想”の中における労働者階級のような存在でした。)

さらに目まぐるしく「同調圧力ネタがクルクル変遷するなかで」
「昨日まで飲みニケーションとか言ってたのに、今日からアルハラ言うんですって」
 ↑
あー、だったら今息子嫁世代の言っていることも「明日にはまた違う話になるんでしょうね」
=今偉そうに言ってることも「いつまで通用する話なんだか」
「現代はこんな時代なんだよとか言うけれど、現代はじゃネーだろ明日何を言うか知らないけど今はこうらしいってことでしょ(バカらしい、いちいち覚えちゃいられないよ)」
●なんかこう違った意味で『共同幻想』崩壊を身をもって知る世代であり、



《ちょっとヤバい話なので声ひそめて言いますが、その更に一個前世代は産婆さんが職業判断で重度障害を持ち生まれた赤子を倫理的に”死産にする”ことが横行というか、それ産婆さんの職業倫理上の判断として必要とされていたんです←現代高齢者はこの時代を生き抜いてきた世代ですから》

■人類の世代的社会性変遷というか、
(考え無しに結婚してしまうと唐突に”家幻想”主催者みたいな渦中にもなりますが)
『共同幻想』時代を過ごした世代も、最後には外形的『単独者』化を求められます。
(簡単に言えば、関係者もどんどん亡くなり、核家族化の中《広く一般に》血縁関係も年を追うごとに疎遠になっています。)
本音を言えば老人ホームなどいきたくもないし(施設利用者などへのアンケートでは「とにかく人の世話になるのが嫌だ」「子供扱いするような遊技まがいの時間が耐え難い」など筆頭に出てきます)、
この世代は『単独者』の概念が登場する実存主義などにも触れていません。
(実存主義とか知ってるのは団塊の世代からでしょう)

『単独者』的環境(プライバシーが最上位の価値である)に唐突に移行して戸惑うというか、
(長年”適応”で我慢していたことを言ってやろうとか)
スムーズにいっていない=わからないことや、曖昧なままな部分が多い=不安が発生しやすい
少し間違うと「反動形成」で激怒しちゃうこともあるワケですよ。

「なんか施設ができるんだって」「若い人向けの大きなワンルームマンションできるんだって」
今回の話のグループホームに至っては、
地域住民に説明にくるんだってとなればですよ?
「また、高齢者はまともに学校も出て無いから新しい事や難しいこと知らないだろうって、学卒でございますって顔した人が(高齢者だからな〜って困った顔して)教えてあげましょうって調子でくるんでしょ。高齢者だからってバカにしてるんでしょうけど、」
「 わ た し が こ の 家 を 買 っ た の は ここが閑静な低層指定用途地域だからなんだけど、、後からワケのわからない施設できるんなら、詐欺にあったようなことにならない?」

●この辺の心理というか、それぞれの思惑を交通整理しないと、
各種施設やマンションなどの反対運動は”今後激化することあっても”スムーズにいくことはないだろうと思います。
(※ちょっと横道逸れますが、不動産業的にも「シェアハウスや、シェアハウス的運営のレンタル事務所には疑問」があります。「何故、群れて徒党を組むの?」って「あら、ここはいつから西〇稲田になったのかしら?」)

それぞれが、それぞれに、今の現状を交通整理して考える部分あると思うんです。

(※とにかく、心理学ってものがそれを理解する適正的に『単独者』人格じゃないと難しい側面あるものですから《理解できる人が限られる》、行政などの側に”まったくそれ期待できない状況”がありまして。まだ10年前後はギクシャクするのではないかと思います。→『共同幻想』崩壊で、若い世代には『単独者』が増えていきますから、現在10代などの世代が社会に出る時には「普通に心理学理解できる人材も増えてくると思います」←フロイト心理学それ自体が難解とかは無いため




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