大きく外したのは「川端使えない可能性あるからDHがいいってば」でした。
(まさか延長になるとか思ってなかったからね)
チェスや将棋じゃ無いけど、
12回最後の一手まで選択肢のひとつとして高津が読んでいたとするなら
「まいりました(流石だ野村門下生)」
↑
そこまで具体的なものではないと思うけど、
マクガフの3イニング見ると「高津が何らかの計算のもとギャンブルに打って出ていた」のは間違い無い
(偶然代打川端のカードが残っていたのでは【無い】←マクガフの3イニングを事前に想定していたのだから)
※ちなみに昭和のプロ野球界で”外国人助っ人”なんて差別用語で呼ばれていた彼らは、結構面倒な契約をしており(これ代理人が勝手にやるんだけどさ)、大物の場合投げても1イニング限定など付帯事項があったりするんだけど(マクガフはそれほどの選手では無い)
重要なのは「そこではない」
メジャーのポストシーズンでは、先発は中3で投げるは、リリーフが複数イニング投げるとかこれ常識なんだよね(それぐらい熾烈な争いになる→たぶん欧米では”チャンピオン”なる称号の意味合いがちと違うんだろうな)。
■ヤクルトの米球界系選手は”野手は青木””投手は高津”という元メジャーで名の知れた選手・監督と野球やっているので、この辺ツーカーでやれる。
(※高津のメジャーにおける古巣シカゴ・ホワイトソックスでは日本シリーズでの勝利を祝福してます)マクガフの3イニングはなかなな他のチームでは(そこまでの首脳陣と米球界選手間のコミュニケーションは無く)やれない話なんだと思う。
これがまた、メジャーで活躍した井口率いるロッテが敵だったら、マクガフ3イニングを読まれたかもしれない。とはいえ、オリックスの中島監督もコーチ時代渡米しており(あまり知られていないが日本球界は昔からコーチ留学含めOBは海外との交流が多い)コーチの田口も元メジャーだ。
時代は変わりましたよ、日本で野球やりたい米球界系選手はもっと増えるのではないだろうか。
●どっかのメディアが試合前、高津監督へのインタビューやってました
そのまんま言ってましたよ
↓
「山本君が日本一の投手であるのは間違い無いが、ただやられるつもりはない」
「汚い手を使うとかそれはやらないが、手段を選ばず”やれることはあらゆる方法で”(山本君に対し”勝算を持って”)挑みたい」
※作戦の枠組みは同じ「山本君降板するまで、何人投手を突っ込んでもいいので相手に得点させない」←山本君もそこは2戦目でバレてますから、→意地の9回141球に繋がる
↑
これを覆す切り札が「マクガフ3イニング(正確には2回3分の1)」
高津曰く「流石の山本君もひとりで12回は無理だろw」、
「(9回完投?)はい、残念でした」
だから(正直言えば高梨の交代は少々酷なものだった→高梨は5回投げ切りたかっただろう)
「無理な継投しても山本君がマウンドにいる間は最少失点でなければならない作戦」は徹底していた。
※一部には「あそこでマクガフ3イニング行ってしまうと(7戦は奥川高橋だけでいくとしても)8戦目む使えないのじゃ?」ってご意見あるかもですが、7戦以降の抑えにはライアン小川も使えますからね。
いずれにしろ、マクガフ3イニングの賭けは「今日勝ちに行く(”捨てゲーム無し”)山本君攻略の切り札」になりました。
■打つ方は「山田も引っ張っていてくれたらな、、、(打球方向のことですよ)」
山本君が苦手としている「ロッテの荻野とレアード」
ヤクルトでは塩見と山田が上だろと読みましたが
ちょっと外したかな、「塩見とオスナ」でしたね(笑
引っ張る狙いでヒットになる←これも当たってただろ?
(途中で若月か山本君にバレて、スライダー投げるようになってから打てなくなりましたけどね)
※どうして山本君は普段からスライダーあまり投げないって?←彼のトレーニングってあまりクロスファイヤーに《右投手が右打者外角低めへ》全力で投げるとかじゃないみたいなんですよ「狙ったとこに真っ直ぐ」というもので《やり投げのような器具を使用する》、つまり山本君の球筋上一番楽に直球をコントロールできるのは「右打者内角・左打者の外角」なんです。→逆に言うと序盤から右打者外角への直球とスライダー・カーブの出し入れすると疲労する。
↑
ここはコントロールに四苦八苦しながら全力で抑えていた高梨君と比較するとわかりやすい、
高梨君が山本君に比べバタバタ苦労しているように見えるのは、
通常の投手同様に、「投球の基本が外角低めへの全力投球(最も力を使い距離も遠い)」だからです。←【単純に言うと、山本君は通常の投手より短い距離を集中的にトレーニングして勝負している】
半面、高梨君のアプローチのが本格投手系のものなので「フォークの落ちも大きい」のじゃないかと思います。
他のチームも狙えばいんじゃないか?
右打者で内角打ちが得意なのは(巨人坂本の変態内角打ちを例外に)決して多くありません。
<投手が外角低め練習しますから、打者の練習も基本は甘めの外角です>
ですから、山本君攻略は(バレてスライダー投げだしたたら終わりですが)「苦手でもなんでも三塁内野席のファールゾーンに叩き込む勢いで強引に引っ張ること」で(すると山本君の球速めっちゃ早いので直球はちょどうよくセンター前に行く《フォークやカットはショートの頭超える》)←その結果打撃フォームを乱す可能性もありますから、やれても短期決戦か、普段の打撃がそれっぽい「レアードやオスナ、引っ張りも得意な荻野や塩見が鍵となる」と思ったんです。
↑
<なのでレギュラーシーズンでは同じことはなかなかやれません>
●いずれにしても、それをやれる技術あっての話
ヤクルトスワローズ、見事な勝利でした。
<オマケ>
うっかり忘れてました。
山本投手と奥川君のコメントから推測ですが”その時の投手心理”について、ちょいと心理学ネタを展開してみましょう。
■試合中も降板後も山本投手が時々笑顔を見せてましたが(見る人見たらわかると思いますが)「完全な嘘笑い」でした(彼の本心は猛烈な闘争心だと思います)、あー見えて気を使うというか繊細なところがあるのでしょう(オリックス事情に詳しく無いので情報は乏しいんですが)「山本君は先輩やコーチの助言”ほぼ無視”で我が道を行く『単独者』タイプ」だと伝えられています。
皆さんご存知のように野球界には『共同幻想』部活社会が根付いており(半面実力社会なので実績のあるものから”素性出す”というか「俺流」だととか自分を出すのも自由)、山本君のあの笑顔は「無意識な歩留まり適応な一面」もあるんだと思います。
時に(そこはプロですから=個人事業主)入団当初から我が道を行ける選手もいると思うんですが、あのイチローですら(土井監督との確執から二軍暮らしだった時代)「普通のバッティングフォームだった時期」あるそうです(後のバッティングコーチ新井氏の談話)、
●つまり、山本由伸君は「まだ100%の本気を出していない」
■それと対比じゃないですが、元から世俗化「歩留まり的に緩い『共同幻想』部活社会」な部分もあるヤクルトスワローズの場合、
今回エースピッチャー奥川君は大変緊張するタイプで「登板前ブルペンの時から足が震え、登板中も震えが止まらない」そうです。
誰だっかな?谷繁かな「奥川君ほど丁寧に一球一球投げる投手は見たことがない(投げミスが少なくほぼ全球ストライクを投げる)」と解説してますが、たぶん実情は「ド緊張で足も震えているので丁寧に”投げざるを得ない”」のだと思います(笑
だったら奥川君も”慣れたらもっと凄いのだろうか?”
↑
●こちらは案外違うように思います
中継ぎ投手なのにMVPを取ったことで有名な中日の剛速球投手浅尾、
彼も極度の緊張しいで(彼自身は気持ち的には緊張とか怯えたりしてしないので”『興奮』状態からくる武者震いのようなものだと思う”と述懐してます)「ブルペン出る時の力水(送り出す時に紙コップで一杯飲み物もらう慣習がある)、持つ手がブルブル震えてこぼしそうになるので(それを見られるのも恥ずかしくて)顔くっつけるようにサッと飲んでました」と語っています。
似てるかどうか微妙ながら、両者150超える切れのいい真っ直ぐ投げる投手です。
浅尾君の言うように「それは速筋系特有のアドレナリン出過ぎの『興奮』なのかもしれません」
(※アドレナリンが過度に分泌されると手足が勝手に震えることがある)
奥川君はまだ若いので、それを”緊張してる”と思っているだけなのではないかしら←流石にこの真偽がどちらなのかはわかりませんけどねw
※あー俗に言う緊張もアドレナリン関係しているので(脳の快・不快原則じゃないけれど『興奮』を司ってるワケだから、アドレナリンは様々な局面で分泌される)アドレナリンだから”武者震いだ”と言ってるのではありません。
強打者のインコースに堂々直球投じることのできる投手がビビッてアドレナリン出てるとは言わないでしょww
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