2021年10月25日

ここ10年驚くほど政治はその構造を変えてきている

左派に関してはこっちにも書いたので興味ある方は以下を参照してくださいな
これ意外と立憲と共産は融合していくと思いますよ(左派の世界的トレンド)
https://kagewari-retour.seesaa.net/article/483951898.html

こちらでは右派・保守派について書こうと思うんだが、
■なんといっても大きかったのは「安倍政権の貢献」です。
経済学の知見のある総理の登場は政界に大きなインパクトを与えました。
とりわけ、ケインズ以降の経済学は「どちらか言えば左派革新系に親和性が高く」、日本最強のケインジアンとも言うべき田中派は(列島改造論)、ハト派・自民党内左派の代表格です。
少子高齢化以降、余剰労働力の枯渇によりケインス経済学は効かなくなっていきます。
(ケインズ経済学が強烈に効くのはベビーブームなどがある高度経済成長期)

経済学の世界にも、新古典派やらリフレ派やらいろいろ出てくるんですが、
安倍総理が着目したのは、リフレ経済学で「どちらか言えばガチで左派の経済学」です。
(デフレ=通貨価値が高くなる=金持ちほど得をする《これこそ不労所得の典型》:インフレターゲット=通貨価値が下がる=金持ちほど損をする《ヘッジするためリスクと取って株式や債券投資へ》)
安倍政権が労働組合の連合とタッグを組んで経団連と賃上げ交渉やったのは象徴的でしたが、大企業や資産家からの利益代表であればとてもできない政策です。
●筋論としては、保守派=「既得権益者の利権(権威)を保守する人」となりますから、
安倍首相はあり得ない政策を取ったことになります。
(彼がひたすら取り組んだのは、失業率の改善と労働者の所得増→「その狙いは日本経済の再生のためです」)
 ↑
その背景に(まー世間的には非難轟轟の)小沢一郎の政治改革が(小選挙区制)大きく関わったことは言うまでもありません。
政党交付金であり、党や政府の発言力強化であり、
以降、自民党からは”族議員(特定団体や業界のロビー活動議員)”って言葉が聞かれなくなりました。
(私が表むきの発言とは裏腹に「小沢一郎は本音では安倍首相を高く評価しているだろう」と考えている背景はそんなとこにありまして。)

■事実、現在の岸田首相
「どこか特定団体や業界の典型的な利益代表だと断言できるとこありますか?」
 ↑↓
昭和の族議員に対して、現代で浮上したのは「親中だとか媚中派やら親韓派、親北派議員」などの国際政治上の立ち位置です(利権のスケールがグローバル化したとも言える)、
かといって、これを昭和の族議員みたいに派手に活動するとどうなります?
「売国奴であると自己紹介しているようなもの」です、
保守派の根本的な存在意義を自己否定するも同じなので、そうそう大っぴらにはできません。
”民意がありますから”(金になっても地元への利益誘導に直結しないので票にならない)、
地方への直接投資になる話でも無けりゃ動きようがない。落選したら終わりです、

実は昭和の自民党には憲法改正できると思っていた議員はほとんどおらず、
真面目にやろうと思っていた議員も数人いただろうかってレベルでした、
「憲法改正」口にした瞬間、マスメディア袋叩きでキチガ〇扱いされパージされたぐらいです。
(いまだに時代を勘違いしているのは朝〇新聞って話)

ところがどうです、本気で国益というものを考え、
国民の生命と財産を守るため、(昔の国粋主義と全く関係無く)安全保障政策・リアリズムとしての憲法改正を政策として考える議員が数割存在するほど拡大しました(2割とも言われる)。


<<<古い保守派との関係で象徴的な違いを挙げると>>>
●最も重大な違いはココだと思います
 ↓
「麻生副総理(現副総裁)が漫画を欠かさず読んでいること」
(麻生閣下としてアキバで人気になった理由です)
「次期総裁候補の元官房長官加藤勝信氏も「鬼滅全巻読みました」とか言ってたり」
誰かは忘れましたが、「進撃」読んでる政治家の話もあったと思います。
庵野監督のシン・ゴジラの時にも、菅官房長も言及していたと思いますし(安倍首相もだったかな)、
 ↑
古い保守派なら有害図書とか言って否定していたサブカルを、
最近の保守派は「逆に全肯定」しており、
麻生閣下に至っては(成功したかはともかく)クールジャパンの一環でどこぞでアニメセンター作ってみたりさ、
●次期首相最有力の高市早苗さんは、昔単車乗ってドラム叩いてたんだぜ?
(デーモン閣下とかに憧れていたんじゃなかったけ)
巷間伝わるところによると、パンクバンドやっていたという話。
予想外に宏池会の岸田首相がリアリズムな側面を見せているのも、そんな保守界隈の構造変化を感じ取ってのものかもしれない(安倍政権内に外相として5年近くいて単純なタカ派じゃないこと知ってる)。


この辺先取りしてNHK党の立花がまた最近飛ばしてます、
(彼はね選挙近くなると本気出すからwwそういうところはちょっと天才的)
昔の保守とか、昔の革新と同じ見方すると、現在の保守や左翼は全く中身が変容しているので「とんだ勘違いにもなるので」ご注意ください。




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posted by kagewari at 18:08 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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