2021年09月27日

詳しいワケでは無いのだが皇位継承関係について

(河野太郎氏擁護ではないので勘違いしないでくれたまへ)
まず保守派の論点
皇位継承は言えば”家幻想”オンザレールの典型(歌舞伎の世界とか)
わかりやすく言えば「天皇家」という屋号の2600年続く老舗の跡取りの話です。
※しかも三種の神器などを用いた一子相伝の祈祷や秘術みたいなもの多数

『共同幻想』モデルになりますから家父長が権威となり、これを嫡男男子に継承していくことになります。近代以前なんかを含む(江戸幕府なども)権威の継承が「妾の子」でも何ら不都合なく継承していることがわかりますね(NK国金王朝もそうなってます)。
それは、家父長権と嫡男男子への継承が鍵だからで、
仮に女系を認めると(不敬にあたるといけないので)代々続く旅館で考えてみましょう。
女将が後継者となり、夫を婿として迎えて継承したとする。
そもそもこの制度は”家幻想”家父長権権威性なので、夫の発言権が強くなり(相対旅館経営に全く関係の無い夫の家の発言権が強くなってしまう)「だったら、妻を家父長としてはどうか?」なんてことなると、”家幻想”のモデルが壊れる(いきなりアマゾネスみたいな家ですとか言われても、、)。

男系とはよその家の男を家父長にしない制度みたいなものです。
(或いは継承される家業と全く無関係な家の介入を防ぐ)

●現代非婚・晩婚時代の現代結婚観の中ではにわかに理解されないでしょうが、
ポイントは「2600年続く老舗の跡取りの話」だってことなんですよ、

でね、河野氏含め女系論がどこから出たのかって言うと、
現在の上皇様が自らの意志で退位されたでしょ、
「唐突ともとれる会見映像発表に始まる」あの話、
仮に女性の子息への皇位継承の世論が高まり、皇室からもその旨打診があった場合、
政府が断り切れるだろうかという(その権限も含む)問題にならないかというのが、女系派容認論の背景にあるそうで(現在のKK問題でも政府はほとんど権限を有していない)、
そうなってちゃったら(継承しない過去に存在する女性天皇は子供をもうけていない)現代の話ですからお婿さんがきて、お子さん生まれたら世論はその子への継承を望むのではないか?
それを政府は止められないだろうと、
「だったら今から女系になったらどうするか」制度論を討議するべきではないかって話。

■勿論反対に男性を主張する保守派は、途絶えない方法を担保した上で(遠縁の男系含む)法律なり皇室典範なりに明快にそこんとこ記載するべきだという方向だと思う。

不敬の批判覚悟で言えば、
上皇様退位を意思表明の形で(政府の方から見れば”まず容認ありきで”)討議する形になった件が(政府に対するプレッシャーという点で)かなり大きいのだと思う。
憲法上象徴とされているが、国家という『共同幻想』権威における最上位のお方でいらっしゃるから、俗物の政府としては「そもそもどこまで踏み込んでいいのかもなんとも」なとこがある。
そして、この権威が民意の上に成り立っていることもあり、難しいものがあるのだよ。
<だから不思議と保守派男系論の方が、陛下に対しても厳しい物言いに聞こえるんだよね(進言する側になっちゃうから→女系の方は文字面が”容認論”でしょ)>
 ↑
つまりこの図式の背景に「上皇陛下御自身が世俗派であらせられる」、があるのですよ
(戦後憲法こそが世俗化の明示と考える場合、天皇自らその在り方を模索されていると)

俺は自称「保守リベラル」なので陛下の存在全面支持ですが、天皇家自らの意思もまた天命かと思いますから(再選択となるも世俗となるも)、政権なりの指針なり説明を尽くすことは必要な事だと思いますが、理念的にもそれ以上は越権行為な気もします(十分に説明尽くせば論議が整理され自ずと定まるものですから心配することはないだろうという見解です)。
 ↑
この辺は今後10年前後のスパンで「有力な論文」も出てくると思います。


●一部天皇制反対を目論む左翼が(それを知ってか知らずか)メディアまで動員してお心惑わすような振る舞いしてますが、左翼の諸君こそ冷静に考えていただきたい。
「日本の皇室はぞこどの王室とは全く違います」
仮に全ての皇位継承者がそれを離脱されても、その権威は日本が続く限り残ります。
(伝統が2600年なんですから)
離脱され(民間の神道系関係職になられたとしましょうか)、
”被選挙権”を得られた後のことをお考えなさいな、
NPOに限らず、国政選挙への立候補や政党を結成することもできるんですよ?




●”いろいろありまして”「記事リクエスト」規約をちょっと見直しました
■返信記事を予定する際の目安【ドトールコーヒーのメニューにありそうな金額から】受付します

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、ブログコメント欄を閉鎖します。
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件(関係障害について)
http://kagewari.seesaa.net/article/402054291.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

posted by kagewari at 18:34 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【web投げ銭(記事リクエスト)】
amazonギフトカードによる『web投げ銭』の受付
amazonトップページよりギフトカード購入→Eメールタイプを選択
同ページの「2. 詳細を入力する」に金額と、配送Eメールあて先info@kagewari.sakura.ne.jpを入力
詳細は以下記事参照
記事リクエスト再開
https://kagewari.seesaa.net/article/500418743.html

<収益は当事務所運営経費に当てさせていただきます>

<利用料金の値上げ24.1/23,8/2>
値上げの経緯は以下
https://kagewari.seesaa.net/article/502153223.html
https://kagewari.seesaa.net/article/504221178.html
<送信先メールアドレスの変更24.1/25>
サーバ移転に伴い送信先メールアドレスが変更されてますご注意ください
→送信先info@kagewari.sakura.ne.jp


【注意事項】
・ブログタイトル下の利用規約を必ず読んでください
・プライバシー保護のためお名前は”HN”でお願いします
・メッセージ欄「記事リクエスト」が可能
※リクエストは”記事内において引用される可能性”がある点留意の上、プライバシー保護の範囲内で記載ください(記事内引用に合意したものとします)
※縁起物的なカンパは少額でも歓迎しますが、意味のわからない反論を”100円以下で連発する依頼”は偽計業務妨害に相当する準違法行為であることを理解できない方はご遠慮ください
■返信記事を予定する際の目安
24.8/2料金改定【ドトールコーヒーメニュー、ハニーカフェ・オレMサイズ410円から】受付します

・ガタガタ文句があるなら問い合わせメールなど利用すればいいわけで(着信拒否など対応可能なので業務妨害とは言い難い:それでも1回は送れるし)考えて利用してくれたまへ
※問い合わせ代表アカウント(レンタルサーバ提供)はGmailへの送信に安定性がないため、私から返信ある場合は予備のGmailアカウントから返信となる場合があります。

必ずリクエストに答えるなどの対応は”できません”が
(閉鎖された「コメント欄」や『公開掲示板』の補完として)
可能な限り質問等には答えていこうと思います

※送信にはAmazonのアカウントが必要です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■■『有料相談』の依頼は以下Pから■■■
https://kagewari.sakura.ne.jp/kage2.htm

現在は基本的に『簡易相談(依頼文2000文字まで)7,700円』『簡易相談ハーフ(依頼文1000文字まで)4,000円』「テーマ限定300文字1,000円」のみの受付です
(※サポートの200文字500円は『簡易相談』の後に週に2回まで利用可能)
(『簡易相談』の利用は原則月1回のみです《ハーフは月2回まで》、テーマ限定は週2回まで)

■ご存知と思いますが、レンタルサーバアカウントの多くはgmailへの送信に安定性がありません(受信に関する障害報告はありません)。gmailからの依頼の場合にはセキュリティを担保した別途専用アカウントを用意しています。

相談のコースや方法などやり取りの後に、
有料相談専用アカウントのメールアドレスをお伝えします
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
comments他

・コメント欄は『公開掲示板』同様に原則削除禁止です
(基本的に削除依頼には応じられません、削除依頼は投稿禁止ワードとなってます)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となってます
(同規制キャリアから登録抜けによる投稿がある場合、投稿は自動削除されると同時に規制IPに追加登録されます)



現在コメント欄閉鎖中 (2014.7.26〜)



タグクラウド