故に瞬間湯沸かし器のように「切れる」人についてだけは、流石の対人シミュレーションを本業にしている俺でもぶっちゃけ得意ではない。
(理論的にはこういうことかなって推測がどうしても入ってしまうのも事実)
ことほどさように「いちおう頭ではわかるんだが、いやはやどうしてなんだろね」と(疑問があるのではないけど)まいったな〜な感想は残ってしまう部分もある。
■それはたぶん「切れる」って行為が「実はこれ相当積み上げられた結果だからなのではないか」という矛盾ともとれる背景があるからだろう。
(即興でのシミュレーションが難しい)
まず、切れるってぐらいの反応速度だから”反射的に”ってことだろ?
(もうおかしいよね)
そんな速度で、ナンボ脳内物質と受容体の構造がそれに特化しているとは言え、
「早すぎ、(出力が)大き過ぎ」なんだもの、
”反射的にドカーン”←これを地雷にたとえることがあるよね?
「誰それさんの地雷を踏んだんだよ」
↑↓
はい、この構造を分析してみよう
相対として、何らかの事情で「欲求不満状態」が恒常化しているとする。
この時に、モチベーションや欲求の原型とも言うべきエネルギーが(リビドーでも情熱でもいいけど)「まったく方向性無く、漠然とした池にごっそり溜まるものではないだろう」と、
日常表現でもさ、
「あ〜スポーツしたいんだけどね」とか、「今日散歩行こうと思ったのに(雨か)」などさ、
その使途を予約ってのか「予定する」のが自然なのさ、
同機形成ジャンル別に池があって、そこに準備段階で貯留する(それこそ”やりたいこと”ってのさ)
※いつか機を見てやってやるみたいな明快なことでは無いぞ(あくまで無意識)
↑
勿論、そこには”分岐・分類もあるだろう”、
だって、前述のやれスポーツとかの分類だってさ過去用例から成立してんだから。
<<<そこでまず「無意識的」って話は横に置いておいて>>>
●典型的にさ、そして意識的に
「モチベーションや欲求の原型とも言うべきエネルギーが(リビドーでも情熱でもいいけど)、特定事項に充当され貯留、大爆発を予定する」事例は何?
↓
因縁の一戦とかさ(荒れる伏線のある再戦など)
「この野郎、今度100倍返ししてやる」なるスポーツの一戦における熱狂は、
頻繁に些細なことで「ブチ切れるシーンに事欠かない」
■コンプレックスなどに起因するルサンチマンのようなものは、
実は無意識に、”大まかなジャンルに分岐しており”「爆発準備OK」なぐらい爆薬が(リビドーが)十分仕込まれている地雷になっていると考えれば(普段から折を見ては”あーだこーだ”言う回数分火薬が充当され)、
「そこを触るんじゃネーバカ野郎ポイント」があれこれできていても驚かない。
無意識にエネルギーが、「あーこれはこの怒り関連」などに分類・充当され、、、
(たとえば、クッソーとか舌打ちした回数に応じ自動的に無意識下に地雷が形成←とかね、)
↑
仕組みとしては「切れる」ってそういうことでさ、
ひとつやりとりの典型例を出すと、
「なんだとー!この野郎もう一遍言ってみろ!」
「、、、は?なんのことかと、、、」
「わかってるぞ、この野郎、お前普段から〇〇が〇〇だと思っていたんだろ!!」
↑
<ハイ>普段から無意識に「あんなことやこんなこと言われてるんじゃないか」と弾薬込めてるのは自分自身です。
だものだから、一般的に「切れている人を相手にするのが得意な人は滅多にいません」
(だって、そんな仕込みを言った覚えないんだもの→言っていたとしても相手にバレてない限り、当事者にとっては「そういう意味じゃない《そいう意味なら直接お前に言うだろ?》」ワケで、、)
↑↓
●仮に得意な人がいるとするなら、「切れやすい人の、準備状態のため池の分類を、事前に読み切っている場合《そろそろこのラインで噴火するぞと》」になりますが、
無意識のことなので(当人すらわかっていない)、それを読み切るのはほぼ不可能っス
(※現実世界でこれが可能なのは、野球など特定のスポーツで「誰それは最近スランプだから余計な事言うな」だとか「前日デッドボールあてちゃってるからな〜」など伏線がバレバレの場合に限られる)
<<だとすると、このため池から弾薬を抜けるのか?ってことだけどさ>>
「バカか俺」じゃないが、
(これはあくまでも自分のため池にあらかじめあたりがついている場合となるが、過去に何度もその筋で切れてるワケだから《自分の激怒ポイント》を知らない筈は無いであろうよ、、、)
↓
「いやいや、違うだろ」←かな
普段から意識的に伏線となってる事項を時々思い出しては(100パー怒りのボルテージ体感できる筈なので)すかさず→無条件に「いや、違うだろ」と自分に言い返す(ガス抜きとはニュアンス違うが、ダメ出しトレーニングってのかな)
↑
これやっとくと実際に関連不快事項フラグ踏んでも「いつもの半分だとか」で収まる可能性ある
↑
■このいつもの半分ってのは大事だと思うのね、
切れるシーンに爆発してるリビドーってのは、無意識的なものだから=激怒中は冷静になれない=『自意識』はお呼びじゃない状態で『抑圧』されてしまう(噴火中は自分では収集できない)。
しかしさ、「いつもの半分で収まっていれば」=『自意識』の「抑圧」も半分だから、
いつもの倍は渦中に『自意識』が登場可能性高くなる。
(下向いて首ふって《いやいや違うだろ》、)
瞬間暴言吐いたとしても、
「ゴメン、関係無かった」と収拾できるチャンスがぐっと高まるからね。
(この場合、勿論「どういう論理で《怒る場所が》違うのか」事前に理解していないといけないけどさ)
若干物足りない原稿かもしれないけど、
心理学的には、こんなところかな。
予告みたいになるが、次回原稿とセットで読むとも少しわかりやすいかもしんない。
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