■「強迫心理」と自我の関係とは
・事あるごとに(中間テストから、クラスの人間関係から、受験から、恋愛関係から、入社試験の面接から、卒業旅行から、結婚から、子供どうしたから、分譲マンションから、リストラ転職から、植木が枯れた件から、レコード店にストラヴィンスキーが無かったことや、ユニクロにサイズのものが無かった件や、有名カレー店のカツカレーがイマイチだったことまで、その【全てが】)
「入学式のあの時、霊柩車見たからかもしれない」←と思ってしまうような心理のこと
「ありそうだけど、めったにそんな人いないだろ」なーんて思う人少なくないでしょ
しかし『共同幻想』適応系人格などによくある
「宗教儀礼となると、途端に細かいこと言い出す人」はそれに近い心理状態が発生してます。
(血相変えて「いやいや、ここでちゃんとかくかくしかじかするかしないかが凄く大事なんだって!」とか←決まってこういう人は、ブツダの言っていた仏教哲学的知識は皆無だったりする。)
「強迫心理」の天敵が?→「バカか俺」である構造もご理解いただけるかと、
さーて、そんな「強迫心理」ですが、その起動プロセスはどんなことになっているのかと言えば、
●「懐かしのあの流行歌を聞いた時」のような仕組みです
ダンスや音楽、絵画から文学まで人類の発明したもので芸術ってのはまた特級にユニークなものですが、言い得て妙で「概念が自我に及ぼす影響」ってものを観察する上で格好の存在です。
(言い換えるとさ「お前随分うまいこと言ったな」ってのが芸術ですが、いやいや子供の考えなのはわかるけど「それは無いだろ」ってのが「強迫心理」であり、”なんか想像してみた概念”という部分では共通している。)
私が『単独者』だったからなのか知りませんが、
記憶の中でどうしても受け入れ難いキモチノワルイ流行歌が(ビレッジピープルのみなさんや西城秀樹さんをディスる気持ちは一切ありませんので誤解の無いように)「YMCA」です、
前述括弧のように歌が嫌なのではありません。
演出が、ミュージシャンに恥ずかしい踊りをさせ会場全員で「ハイ、みなさんもわーいえむシエ」とやるあのまぬけな政治プロパガンダみたいなんが小学生ながら嫌だったのでありまして(笑
何の話だっけ、、、
■あーそうでした、「強迫心理」起動のプロセスは、「懐かしのあの流行歌を聞いた時」のような仕組みです。どういうことかって、音楽はたった3分で感動から怒りから闘争や愛情までめくるめく感情を動員しますね?(ええ、勿論曲によってですが)
酒の席での会話にもちょっと似た寓話があります
「何から何まで”こいつ”で水に流してしまおうぜ」(SDGsな時代に不謹慎なww)
↑
ポイントは「何でもどんな感情も動員できる」マジックみたいなものなんですよ”概念”ってなものは、
逆に言えば、「なんでもかんでも全て”そのせいにできる”(原因がそれだと思い込める)」
「強迫心理」発動の流れは、一時的欲求行動が断念なり企画に失敗なりした”どんな微小な不快でも構わないので”退行トリガーとなりそうな事象を見逃さなければ、
(たとえば、喫茶店でコーヒーにスジャータのポーションミルクをちょっとこぼしてしまったその時!)
あの音楽が少しづつ音量上げてフェードイン!!
はい聞こえてきましたよ!
(末尾紹介の「YMCAを少しずつ音量上げながらフェードインしてみてください」最後は耳をつんざく最大音量で!)
「全部そのせいだ、もしこうだったら全部解決したのに!」
(はい全ての蓄積されてる【欲求不満状態】リビドー開放して!)
ドッカーーーン!!
↑
こういう感じの現象です。
※「そんなことあるかぁ」と思う方、以下シナリオがどれだけ定番なのか思い出していただきたい
主人公が困難に直面するたびに同じシーンがフラッシュバック
「爺ちゃんが言ってた、我思う故に我在り(キリッ!これだ!!)」
現在のわからないことの答えを→退行化により
→過去の名言(うまいこと言ったなという概念)に求める
『共同幻想』保守政治思想で言えば、
現代の困難な政治課題答えを→歴史をさかのぼり
→史実の偉人の言葉に求める
「強迫心理」とは(やれ快だ不快だ善だ悪だ無関係に)「当時わからないことを、子供ながらにうまいこと言った」と当時なりに理解したつもりになったエピソード記憶であり、
「この時リンカーンは正直に言いました」←こういうネタと自我内構造における”概念”としては同じ位置付けになるんです。
《進撃で言えば、エレンの台詞「戦え戦え、戦わなければ勝てない」←これが子供時代の台詞であることに注目》
↓
■いかにもありそうな「強迫心理」の累計としては、
(糸が針の孔をうまく通らない時も、目玉焼きの黄身が漏洩した時も、地下鉄の駅で蹴躓いた時も、彼氏の誕生日を失念した日も、エアコンから水漏れした時も、ワイドショーのコメンテーターが憎たらしい時も、賞与が期待より1万少なかった時も、私が今たいして意味の無い用紙をコピーしているのも、お気に入りの喫茶店が閉店してしまった時も、【認知リミッターが効いて、『自意識』がテキパキと「こうだから」と答えを提示できない場合】→その都度一発ワープスピードで瞬間退行しフラッシュバーック炸裂)
「あーやーっぱり私が嫌いだから(可愛くないから)こうなんでしょ!!!」みたいなパターンです
(周囲の赤の他人は口ぽっかんで「、、へ?、、」、何が何やら、、)
『不安心理の構造』で書いた以下の記述を思い出してくださいな
【脳内では結果と因果関係の時系列が同時に存在してるだろうって推定が鍵】
(これ物理学で言う”時間は存在しない論”に通じる話ね「時間には方向性が無く《行ったり戻ったりできない》そこにあるのは”現象”のリンクだけである」→思い出したらそれは今起きた事と等価となる)
<<話をさっきの音楽になぞらえた話に戻しますが>>
■「強迫心理」(この場合YMCAなる楽曲)が固有の能力でドッカーンを発生させてるのではありません。「強迫心理」を触媒というか、トリガーとして自我の経済システムが「ここぞとリビドー放出全開にしている」ってことなんです。
→放出手法は「ナントカ上戸」に登場するジャンル全てです
ある意味、一時的欲求が折れちゃってる上に(目的を特定しないリビドー放出が目的なので)具体的目標があるのでもありませんから、「吐き出せる行為なら”なんでもよい”」ことになります。
↓
<無理やりこじつけてる点もございますがご容赦ください>
「泣き上戸(鬱)」「酒乱(DV)」「笑い上戸(躁状態)」「寝てしまう(引きこもり)」「キス魔(性依存)」「手癖の悪い奴(ナルシスト)」「ゲロ(摂食障害)」「酒豪(グラトニー)」、、、、
(上記は『自意識』さえ弱ってれば万国共通誰でも可なジャンルに過ぎません、そこは人類の創造性でエキセントリックな行為なら、思いつくものなんでも放出手法になります。)
※勿論キリスト教西方教会ネタに登場する7つの大罪も全て放出手法です
↓
(wikiから引用)日本語(ラテン語:英語)と”俺の即興のこじつけ”
傲慢(superbia:pride)→サイコパス、強欲(avaritia:greed)依存症、嫉妬(invidia:envy)ヒステリーや関係障害、憤怒(ira:wrath)人格障害、色欲(luxuria:lust)性依存症、貪食|暴食(gula:gluttony)摂食障害、怠惰(pigritia/acedia:sloth)引きこもり
※勿論現代社会特有の発明に「汚部屋、ゴミ屋敷」もあります
(多分この現象に至る深層心理は、内面でとぐろ撒いてるリビドー蓄積状態の具現化)
<<<<今回のEDは勿論>>>>
名誉挽回って言うと表記ミスですが、
私がビレッジピープルをやれハードゲイだとディスって無いからって意味で
(なんかもっとアレなことになってんのかな)
多分、この歌は「欧米男性にとって超難題でもある、マチズモを皮肉ってんのかなと」
(いやいやバカにしているとかじゃなくてww)
1978年の作品なんですね、
「The Village People のみなさんです、Macho Man」
https://youtu.be/k7t00VW_fsk
ちょっとYMCAの解説も
引用元はこちら
https://hetareeng.net/esong_ymca
YMCA=YMCA hostel=ゲイの巣窟
「Y.M.C.A.」はゲイを指すスラングでもあるとのことです。
YMCAとはキリスト教青年会(Young Men’s Christian Association)、あるいはYMCA hostelを意味しますが、特に後者はドミトリー(相部屋)の部屋がありハッテン場として利用されることから、「ゲイの巣窟」とされるそうです。
転じて、Y.M.C.A.はゲイを指すようになったそうです。
歌詞の一部
Young man, there’s a place you can go.
I said, young man, when you’re short on your dough
You can stay there, and I’m sure you will find
Many ways to have a good time
若人よ 行ける場所があるよ
若人よ 懐が寂しい時には
そこに泊まれば きっと分かるさ
色んな楽しみ方があるって
知って聞くと、ちょっと怖くなりますね(笑
「The Village People のみなさんが若者に新しい楽しみを教えてくれますっYMCAイェー!」
https://youtu.be/CS9OO0S5w2k
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