↓
>●こんなこと言うとお叱り多数だと思いますが、暴力団員が全員キチ〇イなのではありません。
アウトローにとって(法による支配離脱者)現実は「無法地帯なワケで」、
「無法地帯」を常識として設定した自我は(デフォルトで動機形成時犯罪のボーダー超えるんだから)、合理的選択としてあーなるんだってば(何故って人類ヒト科だからです)。
但し、社会的合理性があるから「法による支配」に対し民主的投票選択が行われているワケで(どっから考えても合法的枠組みある方が誰にとっても得だから)、この合理性を受け入れがたい事情が犯罪者を生み出すことになるので、犯罪者を標準視するのも【大間違い】ですが、
彼らが異常なキチ〇イであるかのように、人類ヒト科のサンプリングからノーカンにするのは違うだろと、
(一歩間違えば、その潜在性は誰にでもあるってことなんだから)
<さて今回の話になりますが>
前述に登場する、
「この合理性を受け入れがたい事情」
個別にあげても意味があるのかわかりませんが、「親の代からアウトロー」だとか「差別などもそうでしょう(カタギのルールが俺には公平に与えられていない)」「(人の保証人や騙されても含む)多額の借金」であるとか、、
欧米世界などにおける典型例のひとつは以下のようなものでしょう
これは、確かマイケル・マン監督『ザ・クラッカー(原題Thief←泥棒のこと)(1981)』に登場する台詞ですが(一部編集しとります)
「俺は貧民街に生まれ、ガキの頃からムショとシャバを行き来する暮らしで、まともに学校も行って無い、そんな俺が”家族、家、車、幸せな思いで”こういうものを手に入れるには、普通の速度では無理だから(彼は金庫破りのスペシャリスト)この手で全てを一気に手に入れてみせる」
↑
カタギ世界の合理性ってのは、
カタギのルールが俺にも公平に機能していた場合の話でしょ
それが機能していない、のっぴきならない事情がある場合「合理性が破綻します」から、
「はいそうですか」とはならない訳でww
「そうですねと思える”事情が無い”」のだから
●犯罪のボーダー超えるっていうのは
上記のような現代人としての社会契約を破棄し、人類ヒト科の素性まで(これやろうと思えば誰でも行ける)限定解除してチャレンジしまっせって話で、
「犯罪者はズルして得してるんだろう」みたいな一元論にはなりません。
カタギのルールが通用しない事情があるので、一般人の肩書捨てて「未開民族上等」な土台に立つって事です(凶悪なチンパンジーに「よー兄弟」言うことに切り替える)。
困ったこととは一概に言えない話に
グロティウスの国際法登場以前に残虐の限りを尽くす近代までの歴史ってのは、
「犯罪のボーダー超える(jojoで言うところの「人を捨てるぞ」ってのは同じ意味)」ってのは、人類ヒト科のパーフォーマンスを倫理や道徳踏破した彼岸で実現しちゃおうとなりますので、
トンデモな過剰欲求に進化した(チンパン×10)、「社会的合理性という拘束具を説かれた人類ヒト科の本当の姿を」←こんな話になっちゃうワケです、
(昔はアリだった手法:近代までは「社会的残虐性というインセンティブがまだ残っていた」)
先読みシミュレーションの広義展開”ではなくて”
『共同幻想』の知見を利用した”犯罪展開”ってこと(掟破りの「反動形成」)
↑
何故って、先読みシミュレーション優先自我なら「オルタナ・サブカル展開が商売みたいなもの」なので、社会的合理性の破綻程度のこと「それだったらこうしてみよう(のが面白い)」でいけちゃいます。
●そもそも刑法が無くなるワケでは無いので犯罪の選択は素で考えても非合理的ですから。
(「なになにに決まっている」などの思考の入り込まない選択がほとんど)
■あくまでも原理原則ですが、
犯罪は『共同幻想』適応系によくみられる選択(というか「強迫思考」)であり、
半面「歩留まり」はそもそも欺瞞的選択なので、軽犯罪で捕まらなければ合法感高そうですしw
『単独者』に至っては「俺が法律だ」のケースも出てきちゃうので、人格と犯罪の関連性を論じてもあまり意味は無いんですが、
原則論としては→「犯罪は『共同幻想』適応系によくみられる」←これで一義的に正しい筈です
(サイコパスに代表される「強迫系でもあるだろう」なご意見あると思いますが、どこの世界にも例外事項はあるのであって、総じて言えば「関係障害」含めて症状そのものが目的化している場合、そこから更にレバレッジ噛ませて”意識的に犯罪を選択する必要性”も、そんな能動性も無い筈で、あくまで例外事項になります。)
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●なので犯罪は定番メニューで分類できるんです
(『共同幻想』系だから思いつくことに限界がある)
殺人、強盗、窃盗、強姦、放火、誘拐、公然ワイセツ、、、
不思議とこういう犯罪者いないでしょ?
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「警察官でも無いのに、犯罪者を次から次と違法に逮捕する犯罪者」
「企業の金を横領し、全額哀れな子供に寄付する犯罪者」
「許可なくスーパーの陳列棚の位置を変え、売り上げアップに貢献する業務妨害犯」
「(勿論立候補しておらず)手弁当で特定候補への投票を買収する選挙違反」
(ギリアムの映画『未来世紀ブラジル』に登場する)「許可なく水道を直すテロリスト」
「テスト結果を意図的に操作しクラス全員を100点にした教師」
「頼みもしていないのに大きな交差点で交通整理をはじめる道交法違反」
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実際に存在した例外的犯罪は
「医師免許も無いのに診療し、患者を治し続ていた医師法違反」ぐらいかな(笑
■何故犯罪者は定番メニューみたいな犯罪しかしないのかって、
『共同幻想』適応系の常識的な発想しかできないからです。
(逆説的には”他に面白いこと思いつけないタイプだから”)
故に、一義的には「刑務所における犯罪者の更生」ってのは、
カタギの一員として社会契約的合理性に復帰してもらうことになるので、
刑期を終えた者には「カタギとして暮らすことの合理性を回復する環境整理」も必要ってことです。
特別に優遇とかそういうこっちゃなくて、教育の関係で福祉関係全く知らない場合もあるのでごく普通の権利を教えるとかそういう話(手続きの手伝いぐらいはやってもいいでしょ)。
実際、即日再犯されたら一般社会だってアホみたいな話です(刑務所の運営も税金です)。
↑
だいたいこういうこと書くと「犯罪者に甘い」とか言われそうですが、
何度も書いているように
■■■私は死刑支持だし、刑法39条否定論者です■■■
(都合よく”見事に犯罪行為を行うとこだけ頭ハッキリしてる”とか都合のいい精神病がある訳ネーだろ。どーしてワケもわからず住居侵入まではしたが錯乱状態で掃除洗濯して帰る犯人とかいネーんだよ!!「反社の論理」は説明できても犯罪行為を肯定する材料ににはなりません。→反社がカタギに手を出すなら重武装した警官に「先生お願います」って突入してもらうことが現代社会の合意であり契約です。)
<<それから「そんな反社の世界も『共同幻想』崩壊していることを忘れちゃいけません」>>
任侠ヤクザの筈が→極道→暴力団→反グレのように劣化、”崩れ”を引き起こしてんです
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