言語学的言及が「実にいい加減」であることを予めお断りしておく。
せいぜいが語源がどうたらってレベルの話だから。
↑
語源どうこうに何故意味があるのか?
これ即ちナチュボーンな原始時代の人類から「その概念」が現代に到達する経緯がわかるわけで、言い換えれば(『共同幻想』論の変遷で捉えれば”それが発端””そもそもの目的はそれだった”ことがわかる)「社会進化を逆算して、元々は何をしようとしていたのか」=人類ヒト科のナチュボーンな習性を逆読みできるって寸法です。
■このブログでよく使う”フロイト心理学を文法解釈した概念”と言えば、
『被る(こうむる)』=元ネタはデストルドー=そのまた元ネタはタナトス
(エヴァだとアンチATフィールド)
『抗う(あらがう)』=元ネタはリビドー=そのまた元ネタはエロス
(エヴァだとATフィールドのある世界)
(そもそも”エロス・タナトス”を性と死と翻訳したのが間違いの始まりで、タナトスってのは”鉄の心臓と青銅の心を持つ神”じゃないけど《凡人と罪人担当の死神》、無機物的に戻るって話で《漫画アニメの「不滅のあなたへ」に登場する敵の目的》、解釈によっては生存という時間経過を止めると捉える方がいいかもしんない。翻って「過去に生きる『退行』現象」なども”そっち方向”と見ることもできる。←フロイトもこの辺アバウトだったようなので、フロイト研究な人もこれといった定義は持ってないと思う。)
ま、、、そんなめんどくさい話をしようとしてんじゃなくて(笑
■話を「言語で考える人類ヒト科の基礎的習性」に戻そう
『被る(こうむる)』=パッシブ(受動系)>疑問形、推定形、過去形
『抗う(あらがう)』=アクティブ(能動系)>現在進行形、現在形、未来形、
転じて、
『被る(こうむる)』=受け>守>デイフェンス(defense)、、、「反動形成(賠償目的)」
『抗う(あらがう)』=攻め>攻>オフェンス(Offense)、、、「先行投資(見込み収益)」
(『被る(こうむる)』、『抗う(あらがう)』論は「ポジティブ・ネガティブとか違う」ってのはどこぞで書いたのでここでは割愛する。)
<<<<ハイ、ここから本番です>>>>
Weblio 辞書によると、
Offense:違反、反則、(軽微な)犯罪、気を悪くすること、立腹、人の感情を害すること、無礼、侮辱、気を悪くさせるもの、不愉快なもの
語源:印欧語根→打ったり殴ること、または殺すことを表す。
語源:語幹→(fence, fense)防ぐこと、かわすことを表すラテン語-fendere、印欧語根gwhen-から。
defense:防衛、防御、守備、守備(の方法)、ディフェンス、守備側、防御物、防御施設、弁護、答弁
Defense (military)防御 (戦術論)、防御(ぼうぎょ、英: defense)とは脅威となる敵の接近または攻撃を拒否するための戦闘行動をいう。
語源:印欧語根→接頭辞de-(逆転)と、打ったり殴ること、または殺すことを表す(gwhen)
語源:語幹→(fence, fense)防ぐこと、かわすことを表すラテン語-fendere、印欧語根gwhen-から。
途中遷移語:de^fendere(ラテン語)避ける、よける、かわす
攻撃から関連語
attack:(武力で)攻撃する、襲う、(言葉・文章などで)攻撃する、非難する、(精力的に)着手する、勢いよく始める、(…に)乱暴する
名詞4、〈女性を〉襲う,〈…に〉乱暴する.
↑
「彼女の反応がどうもよくわからないんですよ」
「もっと攻撃的に”疑問にアタッーック”だろ」
「えっ、、レイプしろってことでフか、、、」←本来の意味ならこうなる
即ちね、
「さあもっと攻撃的にいくよ」ってことは、事実上殺しも含むであってですね(笑
「自衛隊、Self-Defense Forces」ってのは、反撃迎撃を主とする軍隊のことで、
(侵略軍みたいな組織が存在しませんよの意味にはなるかもしれないが)
”そのまんま軍隊”の意味です、
武装した守備隊みたいなものかと勘違いされている方いるかもしれませんが、
英語表現はそのまま軍隊です。
(なのでPKOとかの時に、できることできないことがあるですぅ〜とか言われて国連軍が「ゴメンなさいなんのこと?」とか戸惑うワケで)
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非武装中立のナンセンスは、(自衛隊も元警察予備隊だし、、)軍隊はいらないっていう場合、これ海保(コーストガード)や、警察外事課が対処することになります。
外国の軍隊の侵略は、日本領海では勿論刑事罰相当ですから「戦闘機や戦車で武装した警察が鎮圧にあたることになりますが」←何が違うの?
左翼のいうような非武装を実現するには、
「国内の外国人犯罪に警察は出動してはならない」←こうしなくちゃいけない訳で、
(銃を持った警官が対処してはいけない:非武装の入国管理官だけで対処せよ)
物理的に無理過ぎるでしょ(笑
■また、スポーツにおけるdefenderの役割も、
厳密に言えば「forward(先鋒)の侵攻を撃退することなので、ゴールを守ることではありません(ゴールを守るために先鋒の攻撃を撃退、殺し返す仕事)。ぶっちゃけforwardを壊してナンボなんです」
↑
そら意味合いとしては、先鋒(forward)の攻撃はサッカー競技上の攻撃なので、
それを跳ね返す=蹴り返すでいんですが、
(それだけだと撃退とは言えないでしょ→慌てて撤退とか逃走させないといけないワケで)
●だからサッカーにおけるdefenderの役割は
「後方からのフィードで反撃を組み立てること」になるんです
(forwardを慌てて後退させないといけない)
■話は戻って、日常表現でも
「さあ、攻撃的にいくよ(語源的には殺し)」って存在するように、
原始時代における攻撃は速攻殺人などの意味も込みだったことが類推され、
人類ヒト科の習性って考える時にね(笑
「いこうぜ野郎共!」と気勢あげる時の意欲が何を表しているのかもうわかるよね?
(殺戮と凌辱の酒池肉林がもうね、、)
→ここがさ、現代習俗として焼肉やBBQなどの”肉欲フラグ”に引き継がれてるって話(よりエロが目的化している飲み会も勿論)
昭和の「社員旅行における”無礼講”って何か(上司への敬称も忘れて飲み明かす)」→そら語源的には(近代以前なら)レイプまがいの乱暴狼藉を問わないの意です。
<ちなみにwikiによると本来の無礼講とは>
「日本の神事としての祭りは、神と人が共に同じものを食する神人共食が基本の形であり、神に奉納した神酒を参列者も授かる直会が礼講であり、その後二次会的に行われる宴席のことを無礼講とすることが、本来の意とも言われる。」
これが転じて、
「鎌倉時代末期、1320年代初頭に、公卿・儒学者である日野資朝とその親戚・同僚の日野俊基が開いた会合が、史料上の初見である。これは茶会の一種で、自分の地位に合わない衣服をあえて着ることで、互いの身分の上下の区別をわからなくして、純粋に才能のある者だけを集めて歓談を行った先進的な学芸サロンだった。ただ、あまりにも先進的であったため、花園上皇など、公家社会の最上位の有識者からは眉をひそめられることもあった。資朝・俊基の無礼講は、一説によれば、茶道の前身である闘茶の最も早い例と言われる。また、室町時代の連歌会なども無礼講に端を発すると言う説もあるなど、文化史的に重要な会である。」
↑
というものなのだが、社会の要望を汲んでww
以下のように盛られて解釈もされてきた【ここが重要】
「なお、軍記物語『太平記』(1370年ごろ完成)では、史実が誇張され、薄着の女性を侍らせた酒宴であったとか、資朝・俊基の主君である後醍醐天皇自身も参加した鎌倉幕府討幕計画の場だったと物語られる。しかし、これらの物語は、2010年代時点で疑問が提出されている。」
↓
ある意味庶民的町場の解釈としては「薄着の女性を侍らせた酒宴」でしょ、
(昭和の社員旅行が「コンパニオン呼んでさ、、」)
<話をわかりやすくするために「極端な方向」に振った話をしてきましたが>
前の原稿『共同幻想』崩壊プロセスにおける「親の責任のド・勘違い」における
「親だって人間だ」ってそういう意味(人類ヒト科に何を期待しとんのと)
↑
ここの真意は今回のコレね、
(人間の素性ってのがまた大概だから、、、)
心理学では(何かを抑えるべく表面上の綺麗ごと言う人物は相手にせず)全体として、人格全てを捉えて考える学問なので(だから表面的な綺麗ごとなのか”確信犯的再選択”なのかも分類できるワケで)「その人物に”いい人幻想”みたいなのがある場合も、いかなる構造でそういうことになっているのか」に力点を置くことになります。
DNA的には「間違いなく人類ヒト科」であることに違い無いんですから。
「同じ人間なんだから」←ってそういう意味
ちょっと面白くなってきたので、<続く>
次回は
「人類ヒト科の基礎的習性を素朴に(じゃないな動物行動学的に)考えてみる」
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