リクエスト関連（ももちさん”友人”）

ももちさん
>一つお訊きしたいのですが、友達できる人とできない人って何がちがうのでしょうか？例えばゲーム好きな知人はオンラインゲームで同じ趣味の何人かの人と意気投合して遊ぶこともあるようです。10年来の付きあいだから気心も知れてるようです。他の人も釣りやツーリングに行った先で友達ができたり、漫画などのイベントで友達ができたと言ってました。結婚した人もいます。しかし私はそういった趣味やイベントに行っても全く友人はできないのは何故なんでしょうか？

そもそも言葉通りの意味の友人なんてものは、誰でも生涯数人で会えるかって代物です
（それは友人なのか、付き合いなのかって厳密な線引きは《相手もあることなので》当事者に明快に認識されることはない。←第三者にはある程度判断できるでしょうけど、）
　↑
理由は簡単です、個性差がありますから。
（※『単独者』論としては「そもそも友人など必要が無い」ってことなんで、友人云々を気にすること自体「強迫心理じゃね」って話です。漫画家の蛭子さんじゃないけども、）


■逆に（それが付き合いなのかはともかく）巷で言うところの”友人関係”は何を所以に成立しているのか？を考えるとき、
ガチ『共同幻想』適応の場合は、厳密に言うと友人関係ではありません（同族関係のようなもの）。そもそも個として実存しておらず、自我の一部を互換性のある共有概念に置き換えますので（わかりやすく言えば”義兄弟”）既に他者では無いのです（自他の区別が曖昧）。
群体として”ひとつの法人格（同族）”のような実存をしていますから、
「君も同族かね」ってことになれば、即日（この概念における）友人になります。
この場合、個として活動することはできず（集団としてしか活動できない）、
食事をするにも”同一の仲間”を必要とします（その承認無しに生きられない）、
故に、この社会には”孤独”という概念がある（＝死を意味する）。
（※古代の軍隊）

●それが近代以降世俗化し（昨今未開民族のようなガチ『共同幻想』も珍しいので）
友人関係は、主として”社会的インセンティブ”として機能します、
（ベタに言えば、ひとりではカラオケも焼肉にも”いけない”のです→”連れ”がいる承認が必要）
友人が欲しいからでは無く、友人無しにできないことが”やりたい”ワケで、
その欲求のための必要条件なんです、
ですから俄然是非とも”連れ”をゲットしたい能動的欲求が成立します。
獲得できなければ、人類普遍の「退屈したら死ぬ病」で〇狂するのですから尋常な危機感ではありません。
また、「あー友達がいてよかった」なる彼らの言葉には（前述事情の）本音が隠れており、
”別の意味で実感の伴った言葉”となります。
（※同盟関係）

●更に現代、「おひとり様」時代、
ぶっちゃけ中途半端な友人は邪魔でしかありません（個人的専門性と関連性の無い対人関係は、出席したくない会議に呼ばれている時間と同じですから）。
少数精鋭じゃないですが、「気の合う仲間」のような言葉に代表される関係を前提とします。
（※言えば安全保障）
　↑
しかし既に上記に予兆されているように、個人の自由MAXは”少数ならより少数の方が強い”となりますので、最強は”自分ひとり”であり、→『単独者』に繋がります。


＜＜友人といることを固有に楽しい事項は何かと考えたとき、＞＞
”ネタを盛り上げる”『興奮』獲得を利益とする関係になります、
（他者とワザワザ盛り上げる必要性の無い個人には最初から必要が無い→詩人のひとり旅じゃないけども）
典型例は「ヤクルトスワローズファンが、他人同士だけど肩を並べて応援する」って奴です
（ファンとしての方向性が近しいほうがより盛り上がりますね→友人であれば更に利得が増す）
　↑
のような、固有の趣向性や期待値があれば、
これをインセンティブに（性的欲求で考えてみましょう）俄然強烈にアプローチもして、期待する快感をゲットしたいと思う。
　↑
前述括弧の詩人じゃないですけど、必要無い人には必要が無いんです。
（動機が明白なら「放っておいてもあなたは友人をゲットするために俄然強烈にアプローチすること自体にも興奮し、今《エロ本目指して顔真っ赤にしてる中学生のように》現在まっしぐらに突撃中の筈なんです」→その目的として最強のものは”性的欲求”になる）


”ももち”さんの表現のような「何を目的にしてるのかよくわからない（あたかも”友人と楽しむ様の対面”を殊更意識しているような）」友人感は、この段階で（その証言が証明）「強迫心理」です。
＝それだけ既に個性化している、乃至”連れを必要とする承認”などの希求性も無い
ざっくり言えば、何故友人なんてものが必要なのかよくわからないって事です。
（※私は小学生のころ、よくある「なんとか君遊ぼう〜」なんてーな呼び出しに、「今日通販のモデルガン届いて忙しいから帰ってくれ」と言ってのけたガキだったのでｗｗ、『単独者』的には、言葉の意味がもうわからないとこあるんですが、）

●『単独者』にまったく対人関係が無いってことではありませんよ
否が応でも（いきがかり上だったり仕事関係だったり他様々）人と関係することがある時、
『単独者』はド・プライベートな人格ですので（何も隠さない）、
合う合わないもはっきりします、
珍しく合う奴は運命みたいなものです（合わせて無い同士ですから）
こういうのを「腐れ縁」と呼びますが、言語としてそう揶揄されているように、嫌々ではありませんが「なんだまためんどくさい話か」のような横柄感ってのかな（『単独者』は24時間無礼講でもあるので）、
「友達といると楽しいねっ」←このような感覚は全くないというか（キモチワルイし）、
人格モデルに応じて、友人なる言葉の概念は全く違っているってことです
（多分『単独者』などの場合、誉め言葉は楽しいでは無く”コイツ面白い奴だから”《てか楽しいとか必要ない》）

つまりね、
あなたが見ている先の友人関係の絵が、あなたに関係あるのか無いのか、
そもそも自我タイプで違うワケで（『単独者』にとって、いかにも『共同幻想』サークルな友人関係は”罰ゲーム”でしかない）、「つまるところ、自分が何者かって話が曖昧過ぎるんでしょ」
（それ曖昧なままだと）
DQNの暴走族見て、「どうやったら仲間になれますか」とか言い出しても驚きません。
（そこが曖昧だと全然ダメだろ、）

ひとつ典型例を出しましょうか、
”読書”
これね、常に友人と複数で並んで読む人いないでしょｗ
（常識的に読書ってひとり一冊だよね）
読後の感想戦わせて面白いってのが友人関係になりますが、
それやるにも一時的に個人の読書が無いと始まらない。
見方変えれば、後日談であるその論議がどれほど必要なのって、
（そこに一歩間違えばつかみ合いの喧嘩も辞さない情熱があるのかしら）
読後の興奮で、「これは誰にも説明できないな」ってのもありますよね。
（誰もが読後の論議でつかみ合いやってるワケでも無いし、考察ブログ読むだけでもかなり楽しい筈です。）

●繰り返しになっちゃいますが、
「それが強迫では無く、切迫したガチ欲求なら」
今《エロ本目指して顔真っ赤にしてる中学生のように》現在まっしぐらに突撃中の筈なんです。
（上記では無いのなら）
そんな中途半端な欲求で人に声かけるの失礼でしょ
（性的ナントカで言えばさ、深い関係になるつもりがまったく無いのにナンパを続けるようなものだから）
勿論、心理的なこと言えば、
その希求に繋がる、欲求に対する”何らかの『抑圧』”があり、
（その抑圧が何であるのか今ネタバレ以前でわからず）
漠然と存在する欲求不満を、人真似でなんとかしようと思ったが、
　↑
こういう可能性もあるよね
（この場合も、前述同様に”そういう動機で声かけられても”ってことになる）

■「私にはどうして友人ができないのでしょうか」←こういう問いは、そこに至る前提のが本体であって、友人どうたらって現象面はその結果に過ぎない。
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何かの強迫で”塩を使うことを禁じられている”枷がはまった人物が料理を作って、
「自分の料理はどうして美味しくないのでしょうか」と聞いているようなものなんですよ。




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