2020年08月09日

「付き合いでは無く、気の置けない友人関係との違い」

簡単にまとめると、
『共同幻想』適応系人格における「親友」が、『単独者』における”友人”であり(『単独者』はむやみに友人という言葉を使えない→周囲の『共同幻想』系人格に誤解されるため)、文字通り『共同幻想』適応系人格に(『単独者』で言うところの)友人がいないワケではありません。
(※実際『単独者』の中には、誤解があれするのも何なので”友人”や””友達”などの言葉を使用しない人もいるでしょう。)

うーん言葉がアレなのでめんどくセーなーもー


■『共同幻想』適応ったって”オールイン”ではありません、
(自らの帰属そのものに裏で疑問感じていると『歩留まり』階層ってことになりますが→『歩留まり』階層も形式的には『共同幻想』”打算的適応”のスタンスですからw)
俗に言う「風呂とトイレの中だけのプライバシー」は全員保持しています。

つまり、この限定的プライバシーである「風呂とトイレの空間」的なるものを隠さずに公開し合える関係が『共同幻想』で言うところの「親友」(『単独者』で言うところの”友人”)です。
 ↓
”付き合い”とは明快に違ってますね。
”付き合い”とはプライベートな自由時間を犠牲にして付き合うから付き合いなのであり、
(詳しくは前回記事を読んでくれ)
「親友」とは、プライバシーを隠すこと無く(抑制せず)関係できる相手となります。
これが「気の置けない友人関係」です


●そこからわかることは「気の置けない友人関係」に秘密があってはいかんのです
(本音を隠していたら関係が壊れる)
逆説的に言えばどうなります?
「本音が抑圧されており、隠しているつもりは無いが表に出せない」場合、
この人には「気の置けない友人関係」を構築することは”不可能”です
(「何考えてんのかわからない奴」だとか、「水臭い奴」ってことになる:水っぽい・薄味だ)
 ↓
それは”本音を隠ししているのと同義”です


世の中にはおかしな言葉もあるもので、
「友達の少ない奴」ってのありますが、
そら口語表現なのでケースバイケースで微妙に意味が違ってくること前提とした上で、
それでも言外にその意図は「付き合いの悪い奴」である場合が多いでしょう、
=それは即ち「親友」以外の相手に割く時間は無い
(付き合い程度の関係性に自分のプライバシーを差し出すと、個性化に応じて”営業損益が洒落にならなくなる”:前回記事参照→『単独者』の場合死に等しいから「死んでも御免だ」となる)
 ↓
”個性化の時代”となり、中高年から以下のような台詞を聞くことが多くなった
「最近の若いもんは付き合い悪いよな」←あたりまえだっちゅうの


<<<<ここで話が重なるんだわ>>>>

↓前回記事のココ
>時に「強迫心理」下にある個人が、上記の代償や対価って部分を(受動形『被(こうむる)』で)「利用された」などと勘違いすることがありますが、

そこを前回記事で「そもそも”付き合い”に参加するべきじゃないんだわ」と説明してます。
「あなたは”非適応個性派(非制服私服派)”ですよ」と、
●”付き合い”の原則論から言えば、「自らの自由を差し出し(それを代償に)正会員となる」のが付き合いであり(自我が個性化を選ぶと”付き合い”合議の経済関係は維持できない)、
●オンザレール『共同幻想』適応とは、「言えば跡継ぎってことで、家業を引き継ぐか親を模範に二代目なりを名乗る」ことなワケで(故に現代「二代目サラリーマン」とかなると意味が分からなくなる←しかしさ、オンザレールなケースのひとつに「コネで親と同じ会社《或いは職種》に就職」ってあるよね)、
 ↓
●「強迫心理」というのは、主として「エディプスコンプレックスであるとか、親がどうにも模範にできないパーソナリティーであるとか、親の人格が謎過ぎる《ある意味親世代が既に個性化している》とか、子供サイドの個体差《なんらかの事情でウマが合わない》」など”様々な個別事情”により、”家幻想”社会における子供自我の『共同幻想』導入とアップデートに齟齬が発生した結果ですよね。
(※子供なりの『共同幻想』が、世俗化アップデートせず”根拠不明に自我を強迫する概念が《子供に対して子供であるが故にあーせーこーせーが》、大人の年齢となった『自意識』を悩ませる現象《既に外部からあーせーこーせー言う”状況”は存在していない、、そして始まりも”幻想に過ぎない”》)


■望むと望まざると関わらず、「強迫心理」下にある時点で”既に個性化”しているのであり(故に非適応系でもある)、
仮に「承認欲求」で、フラフラ『共同幻想』との関係を模索しても(自分が個性派であることは変わらないので)、「常に”付き合い”合議の経済関係が維持できんのですよ」、
 ↓
つまり「利用された」などという勘違いの根本は?→『共同幻想』社会適応に対する反発であり、
 ↓
ありがちな話ですが、
本来、何らかのスタンスで個性派を模索するのが合理的帰結だが(←これがまた「強迫心理」で抑圧されるんだが、、)、そこを「承認欲求(適応強迫)」からの→「なんだか自分も普通の人であるべきだ」みたいに思いこみ(あるべき方角の真っ逆さま)、
自分の個性化を否定するかのような言動を続けてしまう、
 ↓
”抽象概念”としての謎の普通の人として認められると(承認が得られ)
「何でも望むものに動機形成のGOが出て(やる気発動の制限解除)、欲求不満から解消される」
であるかのような概念に拘束されてしまう
 ↑
●これが決してあり得ないことがわかりますよね?
(「その承認を求めている社会に《潜在的に》反発・敵対する”自我タイプ”ですから、常にフラフラ近づいた『共同幻想』と関係悪化するのだから《加えてその現象を私ばかり損しているみたいに感じてしまう》」)
(※恐ろしいのはその背後に「不快『興奮』代謝」の罠が隠れている←無意識「強迫心理」の狙いはこれ)


いやいやいやいや、動機形成のトリガーはそこじゃないからww
■『自意識』を抑圧しているのは、自分自身の「強迫心理」であって、外部の何かに承認されると解放されるモノじゃ”無い”から。
(※言ってみれば「強迫心理」サイドは、自我防衛的に”そのままでいたい”ですから→ネタバレ開放による問題解決では”無く”→引き続き『共同幻想』と絡んでは関係悪化を続ける方向に誘導する。)


模索すべきは「個性化の促進」であって(極論対人関係など”どうでもいい”)
その時必ず自分の「強迫心理」とぶつかりますから、
「精神分析的戦略論でネタバレ崩壊を進める」「バカか俺技などの戦術論で各個撃破する」などによって(或いは行動療法的に”基礎代謝のレベルを強制的に上げる”)、自律的・自立的に自我の解放を企てる(くわだてる)方向に出口がある。

間違っても「友人関係やら、恋人関係やら、家族関係やらに答えは”無い”」
 ↓
そら、まず自分を抑圧するタガが外れて、ドーンと個性化が促進すれば(プライバシー領域の拡大)、類は類をで友人関係も派生するでしょうが(しつこいようですが個性化人格にとって友人関係とは派生的なもので《中には事実婚的関係もあるかもしれない・『歩留まり』的に結婚する事例もあるでしょうが》、間違っても確信的利益では無い→確信的利益は”自分の個性”であり、プライバシー)、
「強迫心理」が野放しなのに「(対象者不明のまま)友達関係ありき」って発想は天文学的スケールの矛盾になります。
(※どうしても「そう思ってしまう心理」は、前段で説明したとおりね→「そこに開放の答えは”無い”」)




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