「強迫心理」論として読める内容にしてみたい。
以降”話を分かりやすくするため暴論ぎみにザックリまとめている”件はご容赦くださいだ
『共同幻想』末端セルである「家族社会(”家幻想”)」ってのは、
その名の通り末端で、
欧米などのキリスト教社会などでは
「家父長が、実は真剣に聖書を読んだことがない」ってパターンもあり得るだろうし、
(それでいて、家では権威者として堂々と宗教道徳も語る)
日本の「世間様教」に至っては”慣習幻想”であり、原典すらない。
ズバリ末端では”かなり適当に”それが子供へインストールされる
権威バネと飴と鞭だわね(特に家族社会の権威者権限は強大で、食事を抜くなど子供を死に追いやるのも容易なので「まあ間接的に、言う事きかないと殺しちゃうよ」ってバックストーリーの中、インストールが行われる)、
言ってもこの段階は「『共同幻想』と言えどもバッタもん」なワケさ←【ある意味この段階は家族共有があるだけで中身は人類全員が「強迫心理」みたいなレベル】なんです
(思春期以前の反抗期は、故に対抗する権威(比較多数)として、子供側は「みんなそうだから」だとか「クラスでそう決まった」などを武器に権威VS権威の構造となることが多い)
↑
常識的に考えて、この家族社会の権威者は
「実際はどこの馬の骨とも知らない、若い夫婦」に過ぎず、
●思春期となった子供が性に目覚め(なんつーか極論恋愛で心中騒ぎも可能じゃん)
親権威のメッキが一発で剥がれるワケ(脅しも効かず、性欲に対しインセンティブでも負ける)、
一体何を根拠にこの若夫婦ごときが神様気取りで俺に指図してたんだと、
↓
権威の後ろ盾そのものが(頂点が)崩壊するのだから、
「天皇が人間宣言した時の戦後日本」みたいな”全否定”が発生する。
『共同幻想』の再取得は(社会的インセンティブの関心対象から選択され)
悪い先輩社会に関心あればDQNに、
金と名誉で性対象獲得に目がくらめば受検社会やスポンサーの政治経済社会へ、
「考える時間くださいモラトリアム」となれば”浪人生や大学生活社会”へ、
(最後のはモロ『歩留まり』保険適応みたいな選択だわね)
●簡単に言うと「打算と計算で場当たり的に選択された社会の論理」を再インストールするワケさ
↑
上記が俗に言う”オンザレール”
話をシンプルに説明すると
『共同幻想』ってのは(自我を拘束するほどの)上位概念だから(常識や道徳)、
DQNの場合「先輩こういう場合はどうすりゃいんですか?」やりとり回数分だけインストールが進行する(こうプログレスバーが見える感じで)。
↑
あれれ?と思うよね「刷り込みじゃなくて・学校の教育は?」←ハイそうなんです
高学歴化によって学校の授業でも「社会契約上の取り決めやあるべき論」は学びます。
『共同幻想』に頼らなくても(業界裏事情は知らなくても)日本国民としてのセイフティーネット的な上位概念はほとんどの子供は既に知っており、
それは世代間ギャップなのか、反抗期の軋轢なのか不鮮明なまま自然代替も進行します。
(何気に、ああ親は古い世代だから《バカで愚かなのでは無く》ここわからないんだな的代替)
いきなり「(自分の)人の命が関係している、すぐにこの世界の業界事情を知らなければ」とはならないケースが大半です(DQN世界のように「自分の生きる世界は”ここしかない”のだから、この先輩に嫌われた俺死ぬしかネーな」みたいな階層は多数派では無い)。
※ある意味「潜在的な『歩留まり』化パフォーマンスを備えた状態で反抗期の全否定を迎えます」
↓
●子供時代の夢は『黒歴史』と呼ばれ、ほんとどが破棄される
「俺はどうしよっかな」←言えばこれが広範な青年の主張になる
※そこで「浪人生や大学生ライフ」みたいなモラトリアム(『歩留まり』系)を選択するのが現代では多数となる
(仮想『歩留まり』状態が多く選択されると言い換えてもよいのかしら)
などなどなワケですが、
<<<<何らかの偶然で、親権威のメッキが一発で剥がれない場合>>>>があるんです
・幼児期に溺愛などがあり、エピソード記憶並の快感代謝経験があるとか
・親がマジエリートで、メッキ剥がれにくい(近親者に親以上に偉い人がマジいない)
・権威者からが「強迫心理」下にあり、謎のエキセントリックな言動にも『共同幻想』的意味があるのかと誤解してしまったり(自分が凄く悪い子なのではとかの見当はずれな疑念)
・子供時代に強いレスポンス性があり(驚きやすいとか?)想定外にエピソード記憶を持ち「the ノスタルジー」が凄すぎて(ホームシックの脅威から)親のメッキは不滅です錯覚を起こす
↑
まあ理由は様々です(この現象の総称が「エディプス・コンプレックス」)
この場合何がおきるのかっていうと、
以下が温存されるワケ
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>言ってもこの段階は「『共同幻想』と言えどもバッタもん」なワケさ←【ある意味この段階は家族共有があるだけで中身は人類全員が「強迫心理」みたいなレベル】なんです
●それは一種の『退行化』で、
(反抗期の失敗により、子供時代の自我に退行)
且つ、同時に当時の権威者である親との関係は(年齢的に自分が子供でなくなりますから)希薄化し、後ろ盾の無い真正の「強迫心理」となります。
(自分の意見では無く、子供時代に聞きかじった「人の意見の集成体」【知人の話集】)
↑
しかも、子供の取得した内容ですから「おしなべてポンコツ」なんです。
↑↓
かといって、自分は自分で学校にも通い、報道も観ており、情報取得もする立派な大人ですから、
謎の葛藤状態が発生します(大人のどす黒い欲求を成就させる方便が無い:慢性的な欲求不満になる)。
●平均的『歩留まり』知見を持つ普通の『自意識』VS「(道徳を原動力すとする)強制力を持つ無意識領域”子供時代の「強迫心理」”」←こういう構図の(自意識・無意識)葛藤ね
(そして大概”道徳《或いはドグマ》という強制力を持つ”無意識が優勢となる=『抑圧』)
なんとなく別次元で困ったことになっているのわかりませんか?
とっくのとんまに親との間で”権威者と子供”の関係終わってますから、
退行化した結果の「強迫心理」を全否定するトリガーがは【もう無い】
(にわかに思春期『反抗期』の再現による修復ができないんです)
↑
「精神分析」において、「the ノスタルジー」の逆利用じゃないですが、
●親子関係含む、子供時代の回顧と事実関係再定義や、人物分析などを交えるのはそれが理由。←『反抗期』の再現・追体験が狙い
(何らかの手法で、”無意識領域全否定トリガー”を回復させないといかんでしょ)
※確かに、個別具体例で「強迫心理」思考を各個撃破で都度潰して行く方法でも対処的効果はあると思いますが、どうしてもこれは時間かかるよね。
(やはり可能であれば、無意識領域の概念を広範に浮上させ、当事者『自意識』が対峙する構図に持っていきたい。「全バカか俺」発動)
だいたいこういう感じかな、
注:典型的思春期『反抗期』の自我パターンは(典型行動、家出、一人旅などから)
「仮想『単独者』状態」と考えられます、
今回説明のような、現代的グズグズ先送りパターンだと(多数派の「仮想『歩留まり』モラトリアム」)「決して不可能ということでは無いが(哲学など勉強して『自意識』が無意識の道徳野にも対抗し得る戦力を持った場合)」、そもそも現代『歩留まり』人格ってのは永遠の先送りがテーマなものだから(憲法9条みたいなものさ)中高年に差し掛かって(仕事引退や子供の独立など『歩留まり』し続けるインセンティブ期間は終了し)『単独者』的なるオルタナティブを模索する事になるのは事実なんだよね。
↓
あんだかんだ、自我再構成を可能とする状態は「仮想『単独者』状態」が基本ってこと
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コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、ブログコメント欄を閉鎖します。
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件(関係障害について)
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