えー是非読んでいただきたいと、
■話は若干『共同幻想』論(階級社会)と『単独者』論(水平ネットワーク社会)行き来するため、わかり難いところもあるかもですが、ゆっくり読んでいただければ構造自体は簡単です。
●ベタな論議の信頼関係なんて言う話の典型に以下のような場面があります
「結婚10年目、子供もいるが離婚の相談で、学生時代の親友と会った」
↑
よくある景色ですよね?
この状況が表しているものは何かと言えば?
信頼度の順位が
「親友(頻繁に会っていることすら無い)>夫(『共同幻想』属性夫婦、しかも法的に担保された関係)>子供」←となっていることで、
(オマケで付けておくと、「話が更にややこやしくなるので、間違っても親には相談しない」)
●その中身をより詳細に見ていくと
親友は”よくある友人関係ですらない”ってことです。
(所謂、飲み友達、遊び友達、セフレ、カラオケ友達、DQNなBBQ友達、DQNなママ友、サバゲー仲間、ネトゲ仲間でも無い)
もうひとつ【参考】として挙げておかなければならない事象
・SNSをめぐる事件によくある話「自殺願望話に釣られて性的関係」「相談がきっかけで幼女の家出ほう助と監禁事件」←これらの事件には前述の(友人関係では無い)親友っぽさ詐欺にひっかかていると考える事ができる
話を戻しますが、大学時代の親友とSNSなどで騙されてしまう親友詐欺に共通するものは?
「『共同幻想』適応人格を含む、「強迫心理(本音を抑圧する概念)」が外れた状態=『自意識』が本音を吐露してもOKな信頼関係がある(或いはあるように錯覚される)」です。
↑
大事なポイントは、(相手の関係性などから)抑圧を受けない『自意識』が自由に語れる状態や環境を有すること。
↓
●勿論、仮に当事者が『単独者』の場合、日常生活全部本音ですから(0抑圧)、この場合の何でも話せる信頼関係が「人類すべて」になります。
(いちいち話の通じない相手とネットワークを構成するほどド・Mでも暇でも無いので、結果的には”個性派”の機知の人物がその対象となりますが。→故に”普段親しくしているワケでは無いがアイツは親友”という関係性が成立する)
<言うまでもなくやっかいなのは『共同幻想』適応系や「強迫心理」下にある場合>です
■ある程度みなさんも想像ついていると思います。
「何でも話せる(オフレコ)」
↑
”何でも”の意味さ、
逆に言えば、組織が用意した場面(家族関係や友人関係などの)属性ストーリー進行中は、
何を話していいのか予め決まっており(台詞は決まっている→最後は「だよね、そうだよね」)
自由に本音を話すことが、許されていないんです。
(そういう関係では無い)
↓
【あるシーン】会社同僚との慰労飲み会の時(としましょうか)
「いや〜お疲れさあでした、今回のあれはあれだったねぇ」
「ですよね〜、課長もお疲れ様でした」
「あの、課長、ちょっと相談があるんですけど」
「何かね」
「実は、先日両親から”お前の結婚のことで”どうしてもって、、」
「、、、、?、、、ええっと〇〇君、”ここはそういう話をする場では無い”から」
(ひそひそ話で、その件は明日話そうか、、)
↑
こういうこと、
●上記を前提にですよ、話を展開していきます
青少年時代によく聞く話ですよ、
「〇〇君さ、学校のアンケートで友人欄があるじゃん」
「俺達友達でいんだよね?(そう書いてもいい?)」
↑
交友関係は文字通りの”友人”なのだろうか?
まーね、前述のアンケートなんざ、”友人”なんて抽象概念の設問するから混乱するわけで(そもそもこんな設問現代ならプライバシー違反です)、
暗黙の「親友ですか?って意味かな」という不安から(少なくともオンザレール『共同幻想』系人格に親友はいない)、確認してしまうってことですが、
仮にその意味が親友なら論理矛盾ですよね?
(それが同一クラスや学校に存在する可能性は決して高くないので)
学校のアンケートに「アンドロメダ星のジョン・タイター君」って書いたらさ、
「今度一緒に精神病院行こうか」ってことになるのかねww
はたまた、
「近所で普段はチンピラやってんスけど、ひし形の代紋付けてるアニキがいます」って書いたら、
「今度一緒に児相行こうか、、いやあ生活安全課のがいいかな」ってなるのかな?
あるいは、
「近所ではパンパンとかヤリマンとか言われてるけど、すっげーカッコいい姉ちゃんがいて、仕事はキャバ嬢です」って書いたら、
「そのお姉さん、是非先生に紹介してくれないだろうか」と土下座されるんでしょうか
ま、冗談はさておき
「君君、その件は上司に相談したまえ」←ってのもあるよね、
「あなたそういう事は、ご主人にまず言わないと」←ってのもあるよね、
↑
その件や、そういう事って何?
『共同幻想』業務に関わる事項だよね
(小声で、「ダメよ、その件には予めシナリオがあって、あなたの台詞は決まっているでしょ」)
●しかし、少なくとも資本主義の先進国の場合
そこまで監視社会のような全体主義で運営されていることはありませんから(多かれ少なかれそういう性質はあるんだけどさ)、
「おめこぼしとして、若干の抜け駆けが許されている」(恋愛にも一部その意味の暗韻があるが、、)
↓
そーーーんな存在が、切り札としての「大学時代の親友」ってカードです
(言っておくけど上記は抽象概念な、マジ大学いかないととかって話じゃネーぞww)
実際の話、オンザレールな『共同幻想』社会においても、”それっぽい関係”が(なになにさんとなになにさんってさ”特に親しいよね”←実はこの言葉には一部非難が込められている)是認されています。
※間違っても奨励はされていない
「そこまで禁止したら、『共同幻想』と言えどもストレスで暴動起きちゃいますから」
↓
かといって(『自意識』を全開放できないオンザレールの場合は)
許されているのは”なんちゃって親友”なんですが、
<この”なんちゃって親友”を一般用語の「親友」とひとまず定義しましょうか>
若干話はややこやしくなりますが、オンザレール『共同幻想』・『歩留まり』世界の場合、最強レベルがそこなので、「まあ親友」ってことでOKでしょう。
↑
勿論この概念は、「名前のつくような関係性と”無関係”です」
どういう意味か?
「遊び仲間、カラオケ友達、旅行仲間、サバゲー友達、恋人関係、婚姻関係、家族関係」
↑
上記はNGだってこと、
(名前がある=役名に応じたシナリオがある)
あくまで、そんな関係性の中で(誰にも聞こえないようにスキを狙って)
小声で(ひそひそ話)「そういえばなんとかさんってさアレなんだって?」
「そうだよ」「実はアタイもさ、、、」「えー!」「シーッ(大きな声NG)」
(ヤバい薬の取引を相談しているのかと思えるこの場面こそ)
”抜け駆けの瞬間”です、
↑
完全に既存の『共同幻想』階層から外れた空間で行われる非公式な約束、
(故に、不倫や浮気ってのは構造が非公式であるが故に、後付けでプライバシー度《信頼感》が高まり、その構造が負いうちかけるように、多幸感ってのかな、脳内物質が出ちゃうワケだよ、)
この関係性があって初めて、学校のアンケートなんかに出てくる抽象概念としての「友達」です、
(それは微妙に「親友っぽさの可能性もある人をあげて」だったりするからね)
いやーー長くなりましたがっ
●そこからわかることは?
「非公式であっても、ご禁制の本音を言える”自分がある”こと」です、
まーあんまり推奨できない言葉ですが、自分があるって何?
=「(抑圧を受けない)『自意識』マターの発現が意識的に可能であること」です
そこから逆算すると?
オンザレールにがっちり『共同幻想』適応してしまった”優等生人格”や、
(頻繁に抑圧が発生する)「強迫心理」が現役活動中の人格には、
構造的に・論理的に「友人はいない」
「友人のように”見える”その知人は”取巻き《場合によれば監視者》”である」
(ガチ【知人の話はNG】論そのまんま)
さらに話は戻りますが、
親友の概念が日常なのは『単独者』ですが、
全方位に信頼関係が成立する(常に全て本音であるため)『単独者』の場合、親友=これといって目に見える親しい関係性を必要としません。←てかお約束の親しいっぷり示す行動(なんとか遊び)は時間の邪魔にすら思える。
(重要なのは、自分が本音を言うことにまったくあっけらかんなぐらい躊躇しない人格か?ですから)
↓
今度は巻き戻してみると?
『共同幻想』適応優等生人格や、「強迫心理」活動中人格が、
●「親友を求め、親しい関係性に執着することほど矛盾した動機は無い」ってことです
昔書いた原稿だけどさ、
「結婚願望」って言葉ほど矛盾する言葉も無いって話
(相手が誰か以前に属性かよ?)
ちいともかわいらいい言葉ではなくて、言葉の意味的に「出世願望」と同じ意図ですから。
ゴツイ怖面のマッチョな暑苦しい男子がさ、
「いやだもー、早く課長したいっ!!」とか飲み会で言ったら、どう思う?
一見、友人関係や、恋人関係や婚姻関係は、親友探しの手段に思えるが、
(確かにそこに可能性があることまで否定しないが)
実際「私の友達って誰?」も定まらぬまま(=自分は何?もままならないのに)
相手が誰かともかくに、関係性に焦りまくるのだとしたら、
それほどバカらしい行為は無い。
(うーん、「取引相手拡大中の営業マン」としてなら正しい選択かもしれないが、、)
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