■この話は二段階構造になってます
まず一段目
「左翼本家の言う場合の意味」
左翼の本家と言えば欧州で発明された『共産党』であり国際組織的ににはインターナショナルだとかコミンテルンとかの組織になります(まあ『共産党』の十字軍と考えればいんじゃないかな)。
本家の言う「人類皆兄弟」の意味は、共産党思想を理解できない連中とその矛盾に気が付きそうなインテリ階層を”皆殺し”にして、
共産党シンパの兄弟達で世界を支配することです。
まあしかし、世論戦として本気でそのまんま言う筈ありませんから(笑
(共産党の元ネタもフランス革命にあるので←言えば米国と兄弟って事ww、米ソ対立なんてのはそれこそ近親憎悪だよね)
「人類の英知(その暗韻は教会権力や宗教思想の根絶)により、いつか理想は叶う」
↑
みたいなね、裏で何を考えているのかは華麗にスルーした表構えをしております。
↑
このナンチャッテスローガンを真に受ける人を「お花畑」と呼びます。
(ニュアンス的には「サンタクロースを本気で信じているほどのバカ」という意味)
■それを真に受ける二段目の階層とは何か?
ある意味今回の話の本題はここだよね
想像するに「連想性のキーワードは”兄弟”」
そして(ヤクザ世界の義兄弟じゃないけれど)その上位概念は(マフィアじゃないけど)『ファミリー』だよね。
まさか、世界の人類すべてを複雑怪奇な政略結婚でよーく見たら全員血縁にするって話じゃあないわなww、彼らの意図は「ミトコンドリア・イブ」的発想で、先祖は全員アフリカの某ある地域なんだから「よーく見れば血縁じゃね」←こっちの方でしょ、
はい答え出ましたね”家幻想の投影”
(こういう人に勝手に家族属性投影されても大変迷惑な話なんですが、、、)
「人類って同じ兄弟じゃないかっ!」「・・・」のような、、
皮肉な事に元ネタの本家左翼が最も嫌う概念になってちゃうんだよ。
本家左翼は「打倒教会権力」から始まった英知論でさ、
「兄弟、ファミリー、そんな人類の父は?(神)」←ダメダメじゃんww
(マルクスも激おこ)
●結果言い出しっぺも「えーなんじゃそりゃ」な謎理論がお花畑達により拡散
「この概念の始まりや、そもそもどういう意味で使用されたのかなど華麗にスッ飛ばし」
「民度の低い階層を詐欺的に騙くらかすための、プロパガンダというかスローガンだけが独り歩きしたもの」
↑
これが現代も残るお花畑妄想の実態といえるのかなっと、
重要なことは(インテリ階層皆殺しを前提としていたので)民度の低い階層にだけ訴えかける妄想なので、認知リミッターで抑圧された自我にしか効果が無い(これに騙される『単独者』は”いない”)。
つまり?
近代以降の『共同幻想』崩壊プロセスの中で、
威力を失っていく宗教的『共同幻想』の位置に、TVショッピングみたいなノリで居座った「なんちゃって上位概念(表向きは神の実存が伏せられている似非宗教詐欺グッズ)」、
主として、『共同幻想』崩れや、「強迫心理」の影響で暫定的に『共同幻想』依存状態の個人などに広まったもの。かな、
■冷静に人類の歴史を見れば
(人類ヒト科ってのは”笑うぐらい残酷な人殺しフリークス”なワケで、、、)
そんな妄想思い浮かべる人いない筈なんだよね(笑
現在の人類の暫定的な平和は「殺したい奴もいるが(命じる上位権威も絶賛崩壊したし)、そんな(自分も死ぬかもしれない)無駄な事するより、今日の稼ぎで旨いものでも食うのが吉」って、打算的世俗主義に頼るものなんだよね(逆説的には合理主義)。
=経済的豊かさが消失すれば(世俗主義の利益を保証するもの無くなるので)一発で人殺しフリークスが復活します。
(※現代地域紛争などの主たる要因は”経済破綻や経済的貧しさ”である)
先進国がジャンジャン投資して貧しい国を力づくでテイクオフさせてしまえばいんじゃない?
↑
確かにそれは一理あるが(ウォール街なんかはそっちがお好みだと思うけど:グローバリズム)
そもそも”現世利益的世俗主義”を根拠とする平和には、ISのような宗教原理主義を止める力は無い上に、むしろ反発され攻撃対象にすらなるからね、
そんなに簡単な話では無い。
てなワケで(裏に流れている現実は)、
現代社会でも「死にたくなけりゃ、いざって時どう戦うのか考えておけ」に変化は無いのです。
(※私は全米ライフル協会《NRA》の回し者ではありませんよっww)
「安全保障の論議を抜きにした外交なんてあり得ない」話です
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