アンナ・フロイトあたりの防衛論とかこの辺に関わることかなと思う。
(個人的に岸田心理学の理解の上で、卒論の参考文献だったアンナ・フロイトの本は結構参考になってます。←かれこれ30年以上前の話なので、詳細まで記憶していませんが、、。)
■ベタな典型例は「嘘の言い訳」
・心理学的に重要視しているのは「それが自覚できず当人は本当だと思ってしまう場合」です
何故無自覚になってしまうのかって、それは自我構造上「強迫心理」は無意識下にあり(そもそもこれを自覚できない)「誰を庇ってそう思うのか」自分でもわからないためです。
更に付け加えると無意識下にあり自覚出来ていない概念を庇う行為は、
第三者の保護の必要な子供を庇う行為と「体感される正義感みたいなものが類似」するため、
「本気で自分にとって大事なこと、守るべきルール」のように思えてしまう部分です。
●わかりやすい事例で言えば
説明するまでも無く、適応強迫がらみで意図せぬイジメ問題などに遭遇した場合、
速攻登校を止めるのが正しい判断だが、
「なんか行かないといけないと思ってしまう」←このような誤った判断で状況悪化を招く行為が『自意識』共犯の典型例です。
※会社における鬱病発症と休職・辞職までのタイムラグも同じ
何の得にもならない誤った判断を何故引き起こしてしまうのか?
確かに社会的に徹底される初期的『道徳』への適応などの影響もそれはありますが、
(事態は非常事態なワケで)
”社会適応”なんて話を優先すべき場面ではありません
逆説的に言えば、社会通念上の合理的倫理感(『共同幻想』における戒律的『道徳』では無く、契約社会における合意程度の意味)を”超える”優先順位が存在することが確認できます。
「合理的判断を超える」ですから「非合理的な強要強制」であって「強迫心理」ですね
↑
そして、この状況を前にして
本来的に『自意識』が行う仕事は?→「冗談じゃない!」と舵を切る事ですが、
●この時に
「いや〜かくかくしかじかで、そういうワケにはいかない。誰それさんにもきっとあんなことやこんなことがあって、私もね、思うんだけれど、こういう時には」←ゴチャゴチャ始まるワケですよ。
↑
これが「『自意識』共犯」です
本筋「冗談じゃない!」と舵を切る場面で?
対峙すべき相手を逆に庇って、無意識に擁護・援護射撃する(なんだかよくわからない煮え切らない)ご託がスラスラと出てくる。
仮に場面の演出家がいれば「脚本どうなってんの、意味の無い長台詞入れんな!何言ってんのかわからなんだろ」と灰皿飛ばしてるって話です。
結論この話ってのは、
<あたかも社会通念上の合理的倫理感のように偽装した(実は戒律的『道徳』的なるものの介在による)「強迫心理」の存在に自分では気が付けない>
その誤った判断で自らの生存すら脅かしてしまう危険な自我の動きです。
つまるところ、
裏で蠢いている「強迫心理」の存在を自覚できるか否かにかかっており、
(悪い友達がインチキ商品のセールスで粘着しているようなものですから)
「こりゃ一大事だ(自分の生存かかる最優先事項”デフコンワン”発動)、冗談じゃない!」←言えるか言えないのかが全てで、
付随して言うならば、
常にゴチャゴチャ煮え切らない言い訳のようなことをやらかす”中の人”『自意識』を引っ叩いて「お前やる気あんのか」と叱咤激励することです。
(※「バカか俺」論)
■困ったことに、この辺の理解が無く「よくある逆効果の関与」というのが、
(ここ「強迫心理」は無意識に『共同幻想』論をわかってこの手を使っているのだと思いますが)
周囲の人物が(都合のいい知人)、
社会的無難な対応として(知見が無いので状況がよくわからずに)
「だよね、そうだよね〜」の追随をやらかしてしまうことで、
”無責任使い捨て共感”とでも呼びましょうか(社交儀礼的”共有”)
ちょっと自己愛やっている人ともなれば(いいとこ見せようと)「ほんと、大変だね〜困ったことは何でも言って」みたいなスタンドプレーに及びます。
『自意識』共犯行為は、味方の登場に勇気百倍
「(だよね)そうだよね、頑張っていかなくちゃいけないんだ」←強化されてどうするんだって、、、
知見の無い周囲の人物には
「それが抑圧ない『自意識』の本音なのか、煽られたり強迫された『自意識』の共犯行為なのかわからんのです」
●時に、自身のメンタルに問題意識のある当事者間において「周囲の助けが」なんて言葉ありますが、
百害あって一利なしです。
(知見の無い知人に相談するのが一番イケナイ)
自分で「今俺がうわ言のように言ってたことどっかオカシクないか?」と気が付くことが重要で、
この場合、
むしろ逆に、周囲が「わかるわかる、そんなこともあるよね〜」を遮り、
「いやいや、違うだろ、無責任に馬鹿言っちゃいけネーよ、そーゆーことじゃ無いんだっば」←こんな感じの会話になっていれば、強迫的レトリックから抜け出せているって事。
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