(※前回のおさらいでこの話のキモをおさえておきますが、本能レベルで一撃必殺の牙や爪の無い動物には自らの攻撃衝動を一発沈下させる”機能が無い”っちゅう話。→致命傷攻撃能力が無いので、相手が逃げる結果自分の攻撃がやり過ぎになるとかこの世に起きない前提で本能設計されているため。)
そら攻撃の初期的動機って何よと聞かれれば
「自分の生存権(縄張りの主導権)確保」ですわな、
●攻撃側の心理を絵にしてみれば、
なんつーか、脳内に自分の耕す畑があって大事にレタスでも育てているとする、
そこに”
その場所で何をしているのかも全く無自覚な(何を考えてるのかわからない)異邦人”
あるいは
”そのレタス畑を奪う目的にやってきた侵略者”
はたまた
”そのレタス畑の管理をめぐる内部的競争者”
↑
これらを感知した時(一歩間違えば自分の畑を失い死亡するのですから)
【攻撃開始】となります
「いやいや攻撃の主体は性欲、繁殖期でしょ?」なご意見もあるでしょうが、
攻撃モデルとしては構造全く同じです(畑が自分が囲っている異性に代わるだけ)、
■考えるまでも無く(喧嘩の推移がわかりやすいライオンなどの事例でも)
攻撃対象が視界から消えれば完了・終了なんです。
「ほ ん ら い は」
(前述畑のモデルで言えば、更に顕著な話。自分の畑に立ち入る奴がいなければいいのだから。)
しかし?その空間が『社会的密室』だったら?
どれほど攻撃しても、対象は一向にその場を離れず”抗議の座り込みを始めた”みたいなことになるんだよ(動物の本能的には十分合理的に通常相手が逃走する・乃至同様レベルで反撃されたら自分が逃げる可能性も含む水準で攻撃が実行されたのに、【全く効果が無い】)
パニックになりますよね?
こうなったらタガの外れた攻撃せざるを得ないでしょ。
(冷静さも喪失し)アドレナリンON(繁殖期モード)
↑
●困ったことにここに二次的利得(副産物的快感代謝)が発生しちゃうのよ、
快感代謝としての『興奮』体験(脳はこれを一度覚えると反射的に再現を試みる→度が過ぎれば中毒化もある)
変な事を覚えて「攻撃『興奮』を味わうための難癖攻撃(パワハラって奴さ)」なんてのにも及びます。
こういうワケで『社会的密室』状況ってのは人類ヒト科全員にとって
「百害あって一利無し」なのです(だから『共同幻想』ですら昔から「逃げるが勝ち」と言った)
↑
※『共同幻想』社会はそうならないように「風通しのいい社会を」なんて寝言みたいな事言ってますが、社会心理的には「最低限逃げ道残しておけ(攻撃される側の意識としても”逃げるが勝ち”の徹底教育含めて)」など構造論見据えたガバナンスっちゅうか”ダメダメ組織論の定番”みたいな論議が必要でしょう。
<オマケ>
そら相性問題としてさ、
攻撃される側に「強迫心理」でフラフラと『共同幻想』に近づく承認欲求偏向心理状態の人がいたとしたら?→悪循環MAXになることは誰でも予測つくよね
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