人間に一番近いかも知れない霊長類チンパンジーの大好物は「サルを殺して食うこと」
(これから狩りに行くぞーって時に上げる奇声とその時の表情が人間の”笑顔”の原型であるという説もある。)
この辺を組み合わせて考えると、
・赤軍の総括連続殺人やオウム
・あさま山荘もそうだけれど勝手に追い詰められていく集団心理
などなどの人間特有のヤバさってのがわかると思う
(尼崎だかの監禁事件もそうだよね)
■公式に存在する閉鎖的社会の代表は「刑務所」だけれど、
事実上24時間監視で、強権に相当する上位権威が秩序を維持しているからなんとか成立しているようなもので、管理が緩ければいつ組織内で殺し合いになってもおかしくはない。
(心理学的にはそこで厚生なんかちょっと考えられない話で、近代前後の発想は軍隊以上の『共同幻想』強制参加体験させれば適応の何たるかだとか忍耐を学ぶだろうみたいな、投げっぱなしな発想に始まっていると想像される上に、それを刑罰の一環だってんだから、見方変えれば自分達所属の『共同幻想』適応自虐史観みたいな謎の発想でもある。)
(ちなみに心理学的に刑務所をどう考えるのか?ってご意見あるかもだけれど、刑務所の存在は社会契約説的延長の法治国家のすることなので《民主主義的帰結みたいなもの》、心理学が横からコメントするような事では無いことを前提に、あくまで横から何か言うならって水準になるが、団体行動訓練みたいな事しても意味無いので《強迫性が悪循環する可能性もある》、少々の自由時間と”強制的な教育”ってのが一番効くのじゃないかと思う《何か罰的教育では無くってそのまんま放送大学の講義聞かせるみたいなユニバーサルな教育な》。加えて模範囚の早期保釈にはむしろ反対かな。つーか少なくとも犯罪に関する論文書かせてその評価とかのプロセス抜きに釈放してどうすんだいと思うわな。)
■■■<さて、話は戻って>■■■
問題はさ、そっくりな矯正施設みたいな運営なのが
「クラス《階級》編成の義務教育」ですよ、
これ確実に『社会的密室』だから、
それと忘れちゃいかんのが「家庭空間」ですよ、
(逃げ場が無いからな。「家庭空間」なんか一歩間違えば”速攻ワンマンオーナーのブラック企業”だから)
この双方に「クラス《階級》幻想」「家幻想」なるやっかいな問題認識が起きがちで、
登場人物や環境の問題は別途あるとして(そこの個別各論始めたら収集つかないから)
俯瞰で見ればどうなるのかって考えるのが早い、
”心理的に追い込まれる可能性は構成員全てにかかる”←ここがキモだよ、
虐待含めての攻撃側にも、被害側にも”その双方に”この心理状態が発生するため面倒な事になるワケだよ(攻撃側もエスカレート、被害認知もエスカレートする)、
今回は攻撃側の心理ではないので(●だったら次回攻撃側にしましょうか)
被害側の心理について話しますが、
つまりこういうこと
↓
「被害実態は全く同じでも、酔っ払い運転の車にひかれて骨折したのと、組織内部上位権力者からの暴力で骨折したのとでは心理的受け取りが大違いだ」って話さ。
↑
このブログで個別各論や被害実態がどうやらって具体論に全く意味が無いって説明しているポイントはここ。「何をしたとか、何をされたとか(やれどうしたらいいのとか、その派生全部)」←ここ全く意味無いから(仮に加害原因が酔っ払い運転の赤の他人なら何ら心理的ナントカ起きないので)。
●『社会的密室』による錯覚で
「絶対ここから逃げられない(或いはそれに相当する抗う方法など無い)」=「自分も彼らと同じグループの所属メンバーだ」←この構造がヤバいのさ、
無意識に攻撃側を権威上位として認めてしまうからです。
軋轢や問題の発端なんてことはどうでもいい話で、
何か被害を受けた時に、
「オイオイオイオイ、(どこの誰だか知らないが)ド・キチ〇イがコラ何してくれんだテメー」←わかりやすくするため暴論だけどさ、素でそう思えていると、被害実態以上に自分の心理が追い込まれることは”無い”のだよ。
学校におかるイジメ問題も同じく、
(勿論上記暴論スタイルだと、即効血生臭い出入りになるだろうけどさ、、、前述補足すると”被害実態には関係が無い”のだから、多勢に無勢で殺されない程度に”やっつけられても”そこは問題にならないんだわ。→時に無抵抗な被害側が「ボコボコにされたらどうするんだ」とか言うけれど、これこそレトリックなんだな、自分の『自意識』を抑圧する「強迫心理」の一種だと言ってもいい:『自意識』共犯の一種)
イジメでは無く強烈な「(双方命賭けた)概念の対立」って構図になれば、
これ完全に事象のフェーズ変わるから。
(多分攻める『共同幻想』側には、イジメ程度の動機ならそこまで踏み込む根性は”無い”。←もういいよとかお茶を濁す方向によれる、)
そんな戦術的な話は心理学番外なんで(笑
●心理学の話に戻るけど、
冒頭記載のローレンツ説を取ればさ、
「とっとの逃げる」道が保証されていりゃ何も起きないんだわ
(義務教育で最初に教えるのは”フリースクール”と”学校こなくてもいい権利”にしとけっての)
加えて、とにかく文科省を潰そう、
義務教育も大学式に切り替えるだけで”ほぼほぼ”イジメは無くなるから。
「家幻想」についても、
昭和であれば頼りになる権威性の高い先生に相談して介入求めるって手もあったが、
(ここで体罰禁止のアレの話すると左翼の人キーってなると思うけど、、)
体罰禁止の現代には、ハートマン軍曹みたいな教師いませんので、まず無理。
条例などで警察の関与についてしっかり整備した上で、
子供がダイレクトに「児相と完全に連携する警察の生活安全課に相談できる仕組み」が必要になってくるでしょう。
(※米国でも起きていることだけど、警察の介入促進すると”虐待冤罪”が乱発します。←特に通報による捜査で、この点からも子供が当事者として直接依頼できる方法を伸ばすべきじゃないかな。)
近未来には「子供駆け込み寺」みたいなもっと簡易な保護施設があるべしだと思うけどね。
(※専門家入れて調査して、悪質な家庭は”強制解散、戸籍はく奪”、以降再婚の禁止などの措置を講ずればよい。)
な、尾ひれはひれはどうでもいんだけどww
●今回のポイントはココですココ
↓
『社会的密室』による錯覚で
「絶対ここから逃げられない(或いはそれに相当する抗う方法など無い)」=「自分も彼らと同じグループの所属メンバーだ」←この構造がヤバい
謎現象で、被害者なのに”同じ仲間なんだね”って帰属意識が自動発生しちゃうんだわ
(ある意味洗脳のテクニックだわな、有名な「ストックホルム症候群」も同じ原理でしょ)
そんだけ『密室』はヤバい、
国連あたりの精神科研究でも”ほぼほぼ”結論は「効果あるのは開放治療」とここだけは意思統一できちゃってるからね。
「生存権の保証されている開放(自由)空間」こそが強迫性に対するアンチテーゼなんだわ、
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タグ:『共同幻想』
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