2020年01月11日

【知人の話はNG】論の補完と【いい悪いのNG】論の補完”


みなさんジャーナリズムって言葉はご存じですよね、
事象を”何だったのか”を語る上でエビデンスになるのは”第三者視点”がある場合で、
この報道記者などが、そのレポートで「当事者の証言」を取り上げますが、
この「当事者の証言」ってのが【知人の話】になります。
 ↑
暗黙の了解の中でそれがどう切り分けられているのかと言えば、
(裁判における証言の判断もそうですが、利害関係のある当事者の証言は切り分けわれる)
当事者の証言はその当事者の事情フィルターで”偏る”のが自然なので(人間に限らず動物は現在の関心事項に関係することを優先する)当事者の話は→そこから当事者性を割り引いたところだけがエビデンスになる事象になります。

『共同幻想』や「強迫心理」(構造的に両者は”同じもの”:違いはその概念の共有)
それらの影響下にある自我の当事者証言は【知人の話】なので”正確では無い”んです。
●つまり「何々がこうだった」と断定した段階で”もうあっちの話”になってしまう。
(なので当事者は「私が当事者なので”そう思ってしまうのかもしれませんが”」と切り出すのが自然)

時に「強迫心理」案件になればなるほど、上記の『断定』が多くなるんですよ、
(強く「こうでなければ」などの概念に自我が押し込まれている状況ですから)
心理学的にはそれは「強迫心理」にとって都合のいい”取巻き”論的な(「強迫心理」を肯定する上で都合のいい断定が連発する)問題を多く含む心理的ウィークポイントとなるので、
ウチの事務所では【知人の話引用はNG】なんです。
(本人得する事何もないから)

端的に言えば、『共同幻想』適応系の自称一般人の方の「知り合いに対する証言」は、必ずどこか間違えている(正確性を欠く)ってことでもあります。←これを”色眼鏡”だとか”あばたもえくぼ”などど言う場合もある。
人物評の条件が「第三者による客観的意見であること」だからです。
逆説的に言えば『単独者』は客観的現実認知を得意としていることになります(そら情報共有により合理的現実認知する『共同幻想』に対して、自営業的に自分のアンテナだけを頼りとするのだから自然な話)、ただし『単独者』は特別その方面に知見が無い限り(『共同幻想』のように広範な事項への関心は無い)「関心が無いのでわからない」ということになるので、どっちが上とかありません。


●心理学なる特殊な状況(人間の自我構造などに関しては殊更詳しい第三者)
これって、言い方変えると「ルール違反なぐらい人物評が得意」と似たようなもので、
(だから何ができるって事では無く、聞かれたことには何でも正確性を論理的に担保したレポートが可能というだけ。)
そういう仕組みになっとんのです、
故に心理学の論議になっている時に「それとは違う知人がいます」みたいな自我防衛抵抗反論を始めちゃうと、物凄く回りくどい堂々巡りが始まっちゃうワケで、
■わかりきっている事なので事前に【知人の話はNG】になっちょるんです



<それからオマケで【いい悪い論】の補完で言えばですね、>

■「『共同幻想』とその世俗化崩壊文明化=高学歴化」論みたいな話で、
いい悪い論(道徳論)と言えば『共同幻想』や「強迫心理」の専売特許です、
近代などに無神論者(或いは『単独者』)が軽蔑されたり拷問されたうえ殺されちゃったりしたのは=不道徳者だからで(異教徒以上の=犯罪者扱い)、

「何がよくて、何が悪い」という心理が興奮(同時に処罰感情も発生)するためには、何がよくて何が悪いという『共同幻想』の権威的裏付けがあるからで(宗教で言えば神がそう言っている、”家幻想”なら家父長がそう言っている)「凄い権威がこう言ってるのにその振舞いは何だ!」という仕組みの心理になります。

●うんでーこれが義務教育なり(戒律では無く近代国家との社会契約的に)『共同幻想』リベラル崩壊と入れ替えで「社会的合理性(経済性みたいなもの)」に置き換わる。
(置き換わらないとアフトロー達の修羅の道になりますから:経済活動などの市民生活もままならない)その代表格が「法治国家」です。
更に言うと、この法治の法には”文化や習慣”も自然法的に包含されます。
(言えば『単独者』もいちいち壊そうとも思わない”合理的幻想”=もう幻想では無い概念それ自体固有の論理性みたいな話)

●さて、この一般論としての論理性は既に「いい悪い論では”無い”」んです。
いい悪いではなくって「何が合理的で何がバカみたいな愚かな行為か」という切り分けです。
※重要な事ですがそこには処罰感情のような興奮は発生しない
(だから近代以降の国家では集団リンチ拷問殺人《魔女狩りみたいなの》は無くなった)
当事者の場合はどうか?
そら不快現象があれば腹も立ちます、
この場合は(いい悪い論では無く・倫理道徳論では無く)自分の被害実態に比例した報復なりの感情になります。
 ↓
わかりやすく言えば
「気にいらない、馬鹿野郎ぶん殴ってやる」ってのです。←文明論的にはそれでOKなの
(何々の現代人としてそれはどうなんだ!とかもアリ、しかしこれは一般論範囲なので個人的抗議や報復の動機にはならない。→自分が起こす動機形成は訴訟や絶交など”自分の事”として企画できる行動になる。)
 ↑
流石に現代社会でもこれは世俗化崩壊できない(てかする必要も無い)
社会が言うことは「その主張なり表現する自由はありますが、違法な事になれば逮捕しますよ。しかにあなたには裁判を受ける権利がありますから、合法だと思うならどうぞどうぞ頑張って」となる。
(※故に近代以降の米国は訴訟国家になった→こういうこと言うと怒られるけど「宗教職が減った分弁護士が増えた」みたいな)


■つまり「クレーマー」に代表される直接関与する(報復や処罰感情からくる興奮抜きに語れない)行動や動機形成は、『共同幻想』保守・『共同幻想』崩れ・「強迫心理」の影響下のいずれかでしか発生しない。
※たとえばの話だけど、現代比較多数の『歩留まり』階層の場合、
何とも許しがたい状況(わかりやすくいえば不快で怒っている)に遭遇した場合、
躊躇なく「死ねこの野郎」と思うが、直接抗議しようとすら思わない。←現代的にはこれでOK
(法律違反を発見すれば通報することもあるだろうけども、自分がその案件に巻き込まれるぐらいなら《警察で証言が必要など》積極的通報もしない。)

そこには「表現の自由」や「信仰の自由」なんかも関係する話になるからね。
(過激思想の差別主義っつったって法律に違反しないならアリなんだから←それで状況に応じて別途自治体で条例ができているぐらい:ええ地方自治は重要なんです)
極論「とち狂った思想で迷惑な人間になる権利」も保護されてるのが現代社会だから

社会に対して「こうだから」だとか「この人もこうするべきだ」みたいな主張は=自分の『共同幻想』を布教するのと同じなので(布教の自由はあるけれど)、当事者に直接クレームするなどの実力行使に及べばその上位の信仰の自由を侵す行為になるので”脅迫罪”の一歩手前になるワケだ。

うんでね、
前述説明のとおりで、「『共同幻想』保守・『共同幻想』崩れ・「強迫心理」の影響下」にある人格の場合は、現代でも前述のようなクレーム心理が残っている。
●心理学としては(相談案件は「強迫心理」の影響をなんとかしてってことになるから)
”いい悪い論”持ち出すと、「強迫心理」が興奮するだけなので(逆効果)
 ↓
■わかりきっていることだから【いい悪い論の持ち込みNG】になっちょるんです。





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