過去記事にちょっと書きましたがイスラム社会はその『共同幻想』(この場合はイスラム教)との関係性に苦慮しており(バチカンがそうであるように「ローマ教皇庁科学アカデミー《科学や物理の発明をその都度聖書と整合性を取る機関》」←この点から言えば米国福音派のが保守かも知れない)、
世俗化を合理的に”何らかの何”しない限り先進国にテイクオフできない問題を抱えている。
実際の話、イスラム世界で文明化に突出しているのは事実上世俗化の影響が大きいトルコとイランって感じかなと思うが、そのいずれも古代オスマントルコ帝国・ペルシャ帝国というイスラム以前の『共同幻想』の存在があるのじゃなかろうかと私は推定している。
※どっかの番組だと思うけど(BSだったかな)
事に実はアメリカンナイズで有名なイラン(ホメイニ革命以前の親米政権時代の影響)などにおいては富裕層特権階級の出入りする高級リゾートでは宗教的戒律気にせず自由にしていることが半ば公然の何になっており、一般市民のデートなどの定番”ピクニック”とは郊外で周囲の目の無いところで、えーわかりやすく言えば自由にするためで、
民主主義的に言えば(イスラム社会において国家の概念をどう問うかと言えばまたあれなんだけれど)、何らかの英知が欲しいところで(イスラム社会の人々もイスラム教保守と世俗化の整合性が取れるものなら望ましいだろうし)、彼らの文化から紐解けば”カリフの登場”抜きに語れないってとこかも知れないけれど、
※見方変えるとさ、中東からの膨大な経済難民の背景には「自国では先の見えない世俗化の課題」ってのもあるのじゃないのかしらね(移民先でも保守派との対立って事になるんだろうけどさ)。
しかしですよ、
なんだかんだ(中国が)テロリストに軍事支援を行っている関係から、
「ウイグル人権問題にだんまりを決め込んでいる」状況はなんだかなと思う。
(原理主義を標榜している過激派ですらだんまりだからねぇ)
↑
●ここも金の切れ目が縁の切れ目でしょ
それこそ最大のポイントで(グレタ女史の動きを見るとその深謀が覗ける)
■トランプ大統領が環境規制を緩和したため米国はシェールオイルの増産に成功し、中東依存の必要性が無くなり、昨今のシリア・アフガン撤退って動きに現れている。
中国の狙いは米国を中東の泥沼に巻き込んで中国包囲網を弱めることだったんだけれど、
(トランプ大統領から「中国もホルムズ海峡に軍隊出せよ」と皮肉言われる始末)
むしろ逆効果ってか、
米国リベラル層のトンデモっぷりがバカでもわかるようになってきた
※イランとの軍事紛争?米国は全くやる気なしですよ
(そうはさせじと中国が裏で煽るかもしれないが”煽られたら負け”と米国も十分わかっているでしょう。下手するとまた「間違えました」って中国大使館を誤爆するかもよwwイランの政権側や国軍も全くその気無い、いきりたってるのは革命防衛隊だけでしょうよ。)
米国(てか米国議会)は、ガンガン中国包囲網の圧力強めるし、
中国にしたらすりよってくるロシアも(全く)信用できない、
経済成長に疑問が出てきた中国ではスパイの報酬も大盤振る舞いとはいかなくなり(これがまた工作員の数がやたら多いものだから)、寝返る工作員が続出しそうな勢いになっている。
本当に(もうその必要が無いと)米国が中東から完全に手を引いたら?
返す刀で大変な事になるのではないか。
(てかCIAは当然それ睨んでいるよね)
中国内戦の引き金は解放軍の軍区対立では無く、
ウイグルを巡るイスラムとの戦争になるかも知れない。
(なんせ中国はウイグルで「コーラン書き換える」とか言っちゃってるんだぜ?ヤバすぎでしょ)
●これがまた中国からが先進国にテイクオフできないんだわ
『共同幻想』が共産党だからね、、
(それこそ事実認定すら自由ではないとこに、どうやって文明化による自然『共同幻想』崩壊を織り込めるのかって話です。←新技術が登場する尻から《共産党独裁に都合悪そうな事案には》法規制かけてる。)
時にお花畑な人は「人間話し合えば平和が双方の利益なんだし」と思う人いるかもだけど、
全てが全て動物行動学者のローレンツを論拠にするのはアレだとしてもだ、
少なくとも本能レベルの行動抑制ってのは生理的に備わっている能力に負うもので、ましてや核兵器に対する生理的抑制を(ホモサピエンス時代からたいした違いも無い)人類ヒト科に備わっている筈も無く、これはそれを合理的だと判断する教育や、確かにそうかも知れないわなと理解する文明的社会インフラの成立を前提にしているのであって、
↓
●極論するなら「先進国の国民が考える合理性は先進国間でしか通用しない」ワケで、
原始時代からの「無茶苦茶やる人類」を少なくとも近代まで持ってきた時代の『共同幻想』は”戦争上等”だったのだから、仮に先進国化に何らかの壁がある文明社会は(戦争上等のままだし)、先進国の論理は通用しない。
犯罪におけるナンセンスの代表例に「窃盗」ってのあるけど、
「窃盗」に成功するまたの手練手管を考えれば、最低賃金でもバイトで稼ぐ方がはるかに合理的なワケで、しかし「窃盗」は現存する。←概ねその分水嶺は(心理的事情は例外として)関係の永続性(自分の人生の継続性も含む)だよね(恥は旅のなんとやらってあるじゃない)。
「異教徒(『共同幻想』の非共有対象)は殺してもいんです」って結論はその対象との永続的関係性が視野に入るか入らないかってとこに尽きるんであって(ある意味宗教原理主義は構造的に=異教徒は殺してもいんです系になる)、
実際世界の多くの国では”戦争上等”からのテイクオフに必ずしも成功していない以上、
「まだあちこちで紛争は起こる」と思っておくのが自然だからね。
↑
現代情報化社会の救いというか、そこに『抑止力』あるとするなら、
どこかで国民が「ついていけない、何かおかしい」と気が付く可能性かな。
(当然そこが各国インテリジェンスの工作対象となるし)
■中東に関してはサウジがかなりテンパっていて、
(オスマントルコ帝国再興とペルシャ帝国版図へのヘゲモニーって事情は相当イラついてるとも思うし、米軍のプレゼンスが後退することはサウジのケツ持ちがいなくなるって事だから、うかうかしてると飲み込まれちまう。)
イスラエルと手を組もうとさえしている(仮にそうなれば周辺諸国に別の意味で軍事紛争のお墨付きを与えてしまうだろうし)。
サウジ的には「このまま石油価格が下落するようなら」という追い詰められ方もしてんだよね(この点も中国のグレタ女史作戦は裏目に出てる)、
<今後の10年内外の話になるけれど>
放っておいても中東では軍事紛争が激化する(勝者の無い泥沼)
そして中国の経済力に翳りが見えたところでウイグル紛争に発展するだろう
欧州はひたすら没落し(EU加盟国に金融政策の自決権が無いため)
早晩ロシアも軍事的優位を失う(経済よくないから)
北朝鮮は政権が崩壊し(半島は大混乱に)
※そして、米国は上記に”介入しない”(日本は米国にいつもの追随)
■結構ヤバい事になるような気がする
(結局さ、中国が民主化でもしてくれてパックスアメリカーナの補完じゃないけども、次の担い手でもなってくれればよかったんだけれど、ここ絶望的だかんね。日本がWWUに勝っていたら違っただろうけど、戦後日本は既に覇権を握るような構造に”無い”から。)
それこそ「日米がどれだけやれるか」って事かも知れないが、
双方の政治状況はともに左翼リベラル劣化による停滞に苦しみそうだし、
しばらくは厳しい状況が続く可能性あります。
(「日米は傍観しますから紛争起きている現地はゴメンね」的な)
大英帝国の後は米国がみたいなだね、
次の成長セクターがその経済覇権で安定弁となるってリレーになっていたんだけどさ、
(日本は謀略にも近い大戦で潰され、中国はご存じのとおりで)
●やっぱ「世界は日本を叩き過ぎたんだよ」←これ現在の中国問題の遠因だからね、欧米社会は責任取れって話でもあるんだが。
今更日本にリーダーシップをみたいな事言われても困るわけで(てかできないし)、
つくづく日本人でよかったと思う
地獄を見ることになってしまう地域の方は、当事者を恨むのは勿論かもしれないけれど事の遠因となった欧米社会であったり共産党コミンテルンであったり、世俗化に対応できない自国『共同幻想』社会なり、見るべきところ疎かにすると紛争から抜けだせないかもよ。
(一部科学者の話だと、限定的核戦争でも地球規模の影響となるって計算もあるようなので、印パキであるとか《これがまたパキスタンの核スポンサーはサウジって話もあってだな》、イランを巡る核紛争だけは避けなければならない。)
日本としては「大変だね」って傍観するしか無いんだけどね
(日本が介入できるのは経済を梃子に東南アジアの政治情勢ぐらいでしょうよ)
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