あくまでも仮説の域を出ないが
「戦後日本というものが意図されたある男の”敗戦革命”の結果なのだとしたら」
それは(避けられなかった現実では無く)人の手によるものなので
人の手によりケジメをつけなければならないのだろう。
何故なら、唯々諾々とこの戦後日本というものの果実を食らうということは、その背後で亡くなった戦前戦中の日本人の犠牲を冒涜する事になるのかも知れないからだ。
果たしてそれがどこまでどんな思惑でこんな事になってしまったのか、くららの倉山氏や右派論壇の林氏もそうだけれど、戦後の我々が考えなりを深めサルベージしていくことがあるべき姿勢だと思う。
●精神分析と同じで「何があったのか」をネタバレとサルベージによって回復できないままであれば、
強迫傾向はその後も亡霊のように影響を持ち続けてしまう。
一部だけであっても(精神分析が全部が全部って事では無いのと同じように)、あの戦争の時代を振り返り分析を進めることは重要なのだと思います。
↑
これに対しGHQの公職追放やWGIP(War Guilt Information Program)もそうだけれど、戦後自虐史観として知られる朝〇を中心に進められたプロパガンダ工作は(全て軍部の悪の侵略が原因だ的な)朝日とってマッチポンプな上に(鬼畜米英を煽り対米戦宣伝工作をやったのは朝〇新聞)、まさに「強迫心理を保守防衛しようとする『自意識』共犯そのまんま」の姿であって看過できない。
だから何ができるって事では無いのだけれど、
世界や社会ってものは、人の思惑抜きに語れないものなので、
「やれこの件は何思う、この事案はこう思う」などなど(日常から表現するしないはともかく、確実に誰しもが投票行動として表現する権利を有するのだから)考えるってのは大事だと思う。
逆に言えば考え無しってのは一番いかんよ、
■明治維新の中身としての是非はともかく
あの時代、生き残るため必要な革命だったのだろうと思う。
何もしなければとっくに日本はロシアの衛星国になっていたかも知れないし(半面ロシア革命は失敗に終わったかも・中国も共産化しなかっただろう)、
ベトナムにしろカンボジアにしろ、
うーん、結果論から追いかけると「ソ連革命勢力のインテリジェンスの勝利」だったのかしら。
当時共産主義がある意味最先端の改革派思想だったのも事実で、
(フランス革命だってかなり共産主義系のなんとやらの始まりでもあったし)
この時代には他にこれという対抗手段が無かったって話されると(明治維新がそうであったように)返す言葉も無いが(まだまだ『共同幻想』バリバリの近代は、改革する側も左翼『共同幻想』で対抗せざるを得なかった的な)、
悪手だったよね(その後の共産党独裁国家がどれだけ人を殺したのか考えれば)。
現代だからこそ考える(それこそ精神分析的に)「他に手は無かったの?」考えてみると、
●抑えておくべき点はいくつかあって、
WWUで日本は300万超える犠牲を出したが、ソ連は独ソ戦により2600万もの犠牲者を出している(ドイツは800万前後)。
日本では「あの戦争で多大の犠牲を」と、国民サイドの犠牲を大きく伝える事もあるが、当時の他国比較においては(こういう表現はどうかと思うが)平均的というか大敗戦には至っていない。
少なくとも欧州の激戦地に比べ被害は軽かった、
(大国であったに関わらず軍が武装放棄により消滅した事のイメージが大きいのかも知れない)
「焼野原からの復興」このイメージは大きいが、
人的被害という点から見れば日本に国力は残っていた。
戦後日本は「最も成功した社会主義国」などと揶揄されることもあったが、現代の中国を見れば”ご冗談を”って話になる。
●前回書いたように、補給・平坦に戦略戦術が生きていれば日本軍は更に手ごわかったことになるが、それでもWWUにおける日本軍の強さは語り草になっており、アジアにおいて(自衛隊の規模は今と全く同じでも)憲法改正一発で周囲がそれをかなり意識するのは事実であり、
ひょっとすると憲法改正は防衛予算数兆円級の威力に相当するかも知れない。
■左翼の人が考えなくちゃいけないことは、
日本の憲法改正によって、中国の人権侵害が幾分でも躊躇される可能性があることだ。
内政干渉って意味ではないけれど「まさか日本と事を構えたくない」と躊躇する心理は、中国共産党に不足する自制心を補う事になり、それは改革派共産党幹部にとっても間接的な助けになる。
戦前憂慮された問題も、「シビリアンコントロール」という概念ですっかりクリアになっており、現在の日本において自衛隊を国防軍として位置付ける事に何ら心配な点は無い。
↑
現在「9条と自衛隊でしかな無いこと」を前提としている解放軍の南沙諸島や尖閣などへの軍事侵攻・軍事挑発は(殊更自衛隊を軍拡すること無しに)憲法改正だけで牽制可能で、
現状でも、9条があるからのイージスアショアなんであって、
敵地攻撃能力へ方針を切り替えれば、もっと予算は安くても済む。
それは結果的に社会福祉予算の増額にも繋がるワケで、
地域の安定と軍拡反対・福祉予算増額を目標にしている左翼野党が憲法改正に反対しているのは、根本的な論理矛盾であって、
今の野党のやっていることは「解放軍の野心をそそのかし、自衛隊予算の高騰要因を意図的に作り出し(福祉予算も圧迫)、そしてアジアでの戦火を期待しているようなもの」だ、
↑
なにをやっとんのかと、
●たとえば「侵略の意志無し・敵地攻撃能力だけの確保」だってさ、国会などで具体的に「某国どこどこ基地の面積は何平米なので」などの論議を詰めて「TNT火薬〇トン以上は保有しない」などの法的規制をかける論議をしたとする。
「現在の自衛隊戦力ですと、損失率何%なので何トン保有で完全に破壊可能です」みたいな具体論を国会論議で戦わせる。
↑
無尽蔵に火力保有するより、この論議のが安全保障上の牽制になるんですよ。
(別の意味でww)
攻撃量に『枷』もはめられて、与党も野党もwin-winじゃん。
WWUで補給・平坦に後れを取った日本だからこそ、
電子戦、サイバー戦の更に上を行く「平時の心理戦」←この戦略を構築すべきと具申します。
(なんせお金もかからない)
そして、この心理戦は、英霊の奮戦があってこそ有効性を持つ政策なのですから、
いろんな事が回復(回収)する流れになるのではないだろうか。
改革派を自認する左翼の諸君にとっても悪い話では無いと思うが。
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