過去記事で盛んにやれ結婚制度など性衝動に纏わる許可権を『教会』や『権力』が握ることで(分配のインセンティブとともに)絶大な影響力(=権威性の高さ)を保有したって話をしたけれど、
古い記事遡れば書いてあるんだけどさ、
他にもあるんだよ、似たような構造
↓
●「酒・たばこ・塩・米(欧米ならパン)」の専売や許可監督権
(欧米で言えば民衆に言葉を教えず、聖書が読めるのは教会のインテリだけという”知的権力の占有”もやっていた。同時に聖書の出版を許さなかったので→ルターの宗教改革の目玉が「聖書の印刷と一般庶民への普及」となる。←経済成長と高学歴化で『共同幻想』崩壊する仕組みがよくわかるでしょ)
自由恋愛結婚同様に、『共同幻想』崩壊プロセスそのままに上記の既得権も解体され民営化していってます。
(米国の官庁としてFBIに並ぶ警察組織が《禁酒法時代はFBIにその権限が集中したけど》、ATF:Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and Explosives、アルコール・たばこ・ドラッグ・重火器取締局なんだけど、そのまんまだよね。←現代でドラッグ系マフィァと戦ってるのはここ)
■つまり、近代前後までは、
「逆らえば、欲求不満で狂人となり、生存に関わる食品も渡さないので”とっとと死ね”、そして葬儀も埋葬も無いからな」だったワケ、
現代の同町圧力なんて生易しいものじゃなくて、
『共同幻想』適応してない奴を(必ず見せしめに拷問して)殺すのが市民の義務ですという”道徳”だったんだよ。
●だからどうしたって、この時代で『単独者』を描くとするなら、
gunslinger や、素浪人の剣士とかさ、座頭市のような極道って形になった。
(昭和だと”殺し屋”も職業扱いでした)
道徳的に殺しに来る村人とか手を出せない強さをベースにしないとリアリティないからね。
つまり当時の政治改革や宗教改革って(『共同幻想』崩壊改革)、
「武力革命」以外考えられないので、
改革派=押しなべてテロりストだったんだよね。
明治維新も内戦っていうより(実態は関ケ原の復讐戦で、旧大阪豊臣方が勝利した)、
アルカイダが政権取っちゃったみたいなもんだから。
この時代、改革するには旧『共同幻想』側をぶち殺すしかなかったんだよ。
(日本の場合は大政奉還となるけど幕府軍は北海道まで押し込まれても抗戦したからね)
(加えて言うと、明治初期まで”殺し合い前提の血統”が日本ではまだ残ってました)
■えーそんなワケで、血塗られた歴史の上に乗っている現代社会ですが、
この辺の話は綺麗ごとでは語れないんだよ。
(※米国の武装する権利も国民主権だからこその「連邦政府が理不尽な事した時に市民が銃を取る革命権の保証」みたいなもので、米国保守派的にはさ”銃を持たない腑抜けは建国の理念を理解していない非愛国者”なんだよ。)
その残骸である「オンザレールな『共同幻想』適応や”崩れ”なんてかわいいもんなんだよ」
(往年の力の3割も残っていないのじゃないかな?)
普通に投票行動だけで、何でも変えられるからね。
日本の場合は、中道改革派政党が存在していないから困るんだけども、、。
現代社会の投票行動は”銃弾を撃ち込む行為に等しい”強い政治の意志表明であり、
それを放棄しちゃいかんのだよ。
(極論だけれど、投票行かない奴は《立法当事者責任の放棄》「今後は法もお前を守らない」的にさ、「投票行かない奴は警察呼んでも助けませんよ」とか制度化してもいんだよね。)
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タグ:『共同幻想』
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