「『恋愛関係』は前提としてそもそも友人関係なのか?」
・見合い結婚はどうすんのよ
・見初めただの一目ぼれ(バレバレの実は他人のイメージ投影)
・青春恋愛ドラマの典型は「口を利いた事も無い相手への告白」
ネタバレじゃないけれど
■『共同幻想』の原則論で言うと(その結束の仕組みは)
・秘密の共有(秘密のプライバシーレベルが高くなるほど関係が深くなる)
・『興奮』体験の共有(原則論から言えば『興奮』の局面はワイセツに代表されるようにプライバシー度の高い秘密を言い換えることができる)
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単的に言えば”同じ事”です
「○○君」「ハイ、なんですか課長」「今度食事でもどうかね」
(会食とは「食欲の興奮共有」)
■その派生「『興奮』体験の共有におけるノスタルジー効果」
脳は成功体験にフラグを立て、その再現を志向します
また、反復繰り返すほどにどのフラグは堅くなり究極固定される
昭和のドラマなら「やっぱり、おふくろの味が一番だよ」
友情を語るなら「またここにみんなでいっしょにこようねっ」
↑↓
種類は違いますが
(まあ霊長類は雑食だから→人類に近いチンパンジーは肉食大好きだし:近隣の弱いサルなどを殺して食うことは大好物で、半ば日常の栄養というより”狩りの興奮”を伴った享楽的な要素も観察されている。襲撃に行く前に群れでキャーキャー騒ぐなど←歯をむき出して興奮する様が、人類ヒト科の笑顔の原型と考える生物学者もいる。)
狼など群れで狩りをする生き物の場合、
「みんなでまたやろうぜ」←これがあっての生存ですからね
(なので狼は血の掟とも呼ばれる高度な社会性を持つ)
<話しを恋愛に戻しましょうかww>
■ことほどさように恋愛とは(ワイセツな興奮の共有の暗韻を踏んでおり)、
『興奮』の共有による『共同幻想』フラグがとても大きく、
(時に容姿が盛んに論議されるのも”あからさま”なワイセツフラグ)
おおよそ友人関係とは呼べない、
てか、そもそも構造的に『共同幻想』社会適応化の”友人感覚”の大半は『興奮』成功体験を共有する(その再現のための)仲間意識であって、内面の『自意識』VS『自意識』の交流を含む”友人関係”とは言えない。
(オンザレールな『共同幻想』社会適応者には”実は友人がひとりもいない”というのは極端だが、『共同幻想』社会下における”友人関係”とは、「非公式に私的に合って《最大でも2人》」”ここだけの話し”だとか”オフレコだけど”という形式で、「ここだけ『単独者』」みたいな経路を経て成立する。←だとすると「やっぱり最低限『歩留り』選択者では?」と考えることもできるのだが、、)
●実際の話し、夫婦関係などに代表される『共同幻想』的濃密な関係は
「連れ添って40年、ようやくお前の気持ちがわかったよ」←なんてことが頻繁に起きる
昭和で言えば「7年目の浮気」なんて言葉もありました、
結婚生活の基本じゃないですが、
結婚後10年前後の期間は「少なからず互いに誰なんだお前状態が続いている」ってことになります。
■■■劇画的に認識されている”ド・恋愛劇場”とは何か?■■■
人類最初の小説とも言われている源氏物語じゃありませんが、
その大半は「キテレツな『単独者』達の御騒ぎを、横目で見ている『歩留り』な人が適当な解釈して語る物語」でしょう。
↑
モデルとなっている『単独者』達はそのドタバタ劇を恋愛だと認識すらしていない可能性もある。
『歩留り』達の”勘違い”典型例は
こちらも昭和の言葉になりますが「恋多き”キケンな女”」
(いいかえりゃ「アブナイ奴」ってこってすww)
<ちなみに>近代以前の『共同幻想』社会では
だいたいが「(権威の戒律を破り)好き勝手に恋愛することはご法度」であり、
権威の号令の元、その他構成員”みんな”で石投げて”ぶっ殺〜す”とか常識
(※イスラム原理主義を志向する社会では現代でもそれに近い状態ですわね)
(※また米国地方の保守系社会では、親に挨拶無しに娘をデートに誘うことはご法度です←こっそりやってるとこ見つかったら撃たれかねないww)
婚前交渉も規制されているんですから(戦前日本も学校は男女別でした)、
「まず(恋愛の前に)友人になる」なんて事象は、天地が逆さまになっても有り得なかった。
●逆に言えば?
現代『歩留り』社会の場合、
(彼ら意識高い系の思考として)「まず友人関係でしょ」←確率高そうです
同時に?→『共同幻想』フレームありきの結婚?それは友人関係の否定でしょ←確率高そうです
↑
現代の晩婚・非婚にはこんな心理も関係しているの”かも”しれません。
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■恋愛ものと言えば(若い人ご存じ無いでしょうが)これでしょう
邦題『ラストコンサート(1976)』
70年代の金曜ロードショーみたいな枠で涙を集めたものです
オッサンピアニストと若い姉ちゃんの悲恋ですが
(現代ではロリコン規制で放送禁止かも)
今の今まで知りませんでした、動画概要欄によると、
「1976年イタリア制作(制作資本は日伊合作)」だったんですね、
(だからどことなく昭和栄華を極めたTVドラマ「赤いシリーズ」みたいなのかな?)
これほどロマンチックでメロウな映画音楽も滅多にありません
Stelvio Cipriani 映画「ラストコンサート」 Dedicato a una stella
ダメだ、音楽だけで泣けてくる(笑
「やっぱこの時代の”ザ・ノスタルジー”は現代比較数倍の威力」
強烈ですよね、、
それからやっぱこの音、
ハーモニカはトゥーツ・シールマンスかな?
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