2019年10月24日

自己分析のリスクと可能性(過去記事とほぼ同じ趣旨です)


なんせブログの構造上過去記事がどんどん埋もれるので、
【重要事項】はある程度敵的に挙げておくべきかなと、今回は「自己分析」に関してです。

■大きな前提として抑えるべきとこは
アングラ情報ではあるんだけれど(確度は決して低くないと思う)
日本の精神科医の一部が自主的にフロイト心理学勉強会をやってるって話で、
(それこそ臨床系や精神科系にはご法度なとこあるんだけどさ)
この時、「自己分析」は危険なので必ずサポート役を配しているってネタね。

●この件に対しての当事務所の見解だけれど
そもそも「自己分析」における危険性(自我崩壊など)、
その理由をだ心理学的に考えれば話が早い。
 ↓
これはフロイトの一番弟子のユングがあんなことになっちゃった(トンデモ・オカルト系であろうことかオカルトフェチのナチスに利用されEU圏でのフロイト心理学後退の大元凶となってしまう)、
その原因ですよ。

『共同幻想』適応系人格には「心理学が理解できない」
理由は簡単、理解する=自身が帰属する『共同幻想』ネタバレ崩壊に至るので、『共同幻想』適応人格は自我の一部(『共同幻想』適応により『自意識』の代替としての共有自我)、ここが唐突に根拠を失うため、(メンタルに問題意識を持つ自我ケースと同様に)「自我防衛的抵抗」であるとか「反動保守化」であるとか、(ユングのように)オカルト的偏向解釈やら(ここは新興宗教入信リスクにもなる)、
予定外にテンパってしまうからです。

加えて、大人しく臨床系や精神科医などに進学から免許取得のオンザレールなコースに適応している大多数の自我は『共同幻想』適応系となるので、
=臨床系や精神科系の医師がフロイト心理学勉強会で「自己分析」やるのは危険であると。
(てかさ理解できないんじゃないかと思うんだ、俺、素朴にさ、)
 ↓
(※ちょっと意味わからない人に補足するとだ→「緊縮財政派の財務省の官僚にリフレ派経済学の講義をするようなもの」だからさ。或は「近代にタイムスリップして古典経済学派にフロイト・ケインズ経済学の講義をするようなもの」とかね、はたまた「ガチのマル系左翼思想な人に資本主義・市場経済の優位性を講義するようなもの」などなど、←【強烈な反発】や反動を招くことは誰でもわかるよね)


■さてこれに対して(そもそも被験者”俺”が自己分析派であることも手伝って)
「自己のメンタルに問題意識を持つ自我における自己分析のリスク」ってさ
 ↑
ある意味論理矛盾あるよね(笑
リスクもクソも、(間違ってさえなけりゃ)善意の第三者である精神分析系の知見者が分析レポートを答申するのと何の違いがあんの?って事でしょ。

確かに、確かに「自己分析において間違う可能性」はあんだよ。
しかし【ここから重要】


1)精神分析なるものは、構造がハマっていれば、個別各論で少々間違いがあっても問題無い
構造がハマるってのは「エディプス関連の権威性肥大化」であるとか、
反動形成におけるレバレッジなど、形成される「強迫心理」を説明可能な経済学的な合理性がその論旨に担保されているかって事

※端的に言えば、その分析で親子関係であるとか、大きな失意とその反動のような「強迫心理」が形成されるトリガーとなる背景が抑えられているのか。
 ↑
何も難しい話じゃないんだよ。「強迫心理」が自我に構造化される図式と『共同幻想』インストールの図式は”同じ”だからね。「どうしてそういう人格タイプになったのかの経緯」って話に違いは無い。
単純に『共同幻想』系の逸話で言えばさ、彼らよく言うじゃない「三つ子のなんとか」だとか「ある幼児期の体験が元となって」だとかね、この所謂「一般人的人格形成ルート」と同じです。


2)前述の個別各論で少々間違いがあっても問題無いの補足
何も歴史家になるワケじゃないから(笑
精神分析最大の狙いは「強迫心理」に『抑圧』されている『自意識』の解放なので、
真実の追及では無いのだよ。

●「強迫心理」さえ「バカか俺」などで押し返せる状況にあれば、
後は時間経過とともに『自意識』が”何があったのか”について各個撃破できるから。
(馬なりに過去の解釈というものの精度は歳を経るに従い自然に高まっていく)


3)とっくのとんまに「強迫心理」のリスク下にある件
”リスク禍”と書いた方が正確かも知れない。
危険性を周知している医師勉強家と違って、「自らの自我に問題意識があって自己分析やろうって状」は既にさ「強迫心理」の”リスクがバリバリ現在進行形なワケでさ、
それどころじゃないんだわ

●加えて「自らの自我に問題意識を抱えて暮らしてきた」
ってな体験もひとつのキャリアだと俺は思っているから。
素でオンザレールでちゃっちゃと『共同幻想』社会に適応しちゃっている奴とは違う、
「メンタル地獄見続けて生きてきてるからね」
その耐性っていうのかさ、
自分の自我って深淵を覗き見る事に対する強度っていうのかな。
「自らの自我に問題意識を抱えて暮らしてきた」人ってのは、耐えうるよ、
そんなのへっちゃらだよそんなの←と俺は思っている


てか、
※この件、論議は様々だと思うけどさ、安全策はこうだからとか悠長な事言っていられない状況だってあるだろうさってのが本音です。
世の中”シャイで人と話すのが苦手”って人もいるんだしさ。
てかそんな事言ってたらフロイト心理学の本も読めないじゃんww
そもそも心理学の論理学んで(力動論でも経済論でもいいけどさ)、
この段階で速攻自己分析になっちゃわない(頭脳明晰な筈の)医師の方がオカシイんだわ
(どんだけ『共同幻想』適応系自我なんかって、お前はユングかww




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