(仰々しいものでも無いので「『自営業』の雑感」ぐらいの意味で読んでくれ、、)
■ある意味
犯罪性の選択とは『健常者・乃至”健常者の部分”が(能動的に自らの利益を実現するため)、何らかの刺激で「トンデモなイメージが”釣り合う”(行為と結果の経済関係が均衡する)」と認識(錯覚も含む)した時に発現する』
(最強の事例が「暴力革命の立案」です)
↑↓
わかりやすくいうと
「起承転結・三段論法などなどで、うーーん納得する。そうだ!」←この韻が踏まれてる
「よーーーーし!これは犯罪企画することで(あるべき姿が)回復するんだね」
↑
人格が破たんしているだとか、論理性を欠いているって状況の人物が考えることでは”無い”
<<<<京都アニメーション事件に関する”陰謀論”>>>>
なぜNH○の関与があるのじゃないか?という陰謀論がキャッチーで2chなど中心に沸騰したのか?
い か に も 黒幕 の 存在無しに
「下着ドロ程度のヘタレ犯罪者に、手の込んだ犯罪がどうして動機形成可能なのか?」
という素朴な疑問を感じるからです。
■■■ここでは陰謀論の真偽を論議するワケじゃなくてさ、■■■
そんな風に思えちゃう心理はなんだろう?
外野席の市井の人が「どうしてそんな事をやらかそうと思いつけたんだ?」と感じてしまう”正体”
心理学用語に「退行」ってのがあります。
何も難しいこと無い、試行錯誤の一種です。
「どうして外角低めが打てなくなったんだ?よし”昔の打撃フォーム”に戻してみよう」
(●脳は常に過去用例の成功体験をオプションとして格納してますから→誰でも様々な思考体験を遡る流れを持っている)
心理学的話によく出てくるダイナミックなたとえは以下のようなもので
↓
「大人自我で失敗している、そうだ思春期自我フォームに戻してみよう」
「思春期の自我でも失敗する、そうだ幼児期自我の成功体験に戻してみよう」
(暴力性などの元ネタは幼児性サディズムとも考えられている→性倒錯趣味なんて大人のエログロではどこにでもある話ですが、性倒錯とは快感不足の試行錯誤で退行モードを引き出してるなんて考え方もある。←誰にでもある脳の通常機能ってこと。winで言えば「復元と回復」。)
【重要なことは】過去の思考体験ってのは「それなりに『自意識』も”考える”ことにより関与した動機形成であること」です。
間違っても「人格が破たんしているだとか、論理性を欠いている」状態の思考では無い(てかその状態じゃ論理的思考ができないじゃん)」
※加えて重要なことは「退行化」の行く先は子供だったり幼児ですよね?子供や幼児には「法治国家の合理性」や「犯罪の概念すら無いそれ以前の記憶」も格納されているワケで、、
(軽犯罪ってワケではありませんが詐欺なんていうのも「ズルすればいいじゃん」なんて子供心理に退行していると見ることもできる、駄々をこねるが恐喝とかね、)
↑
ここもね一概に
(思うに以降のように揶揄する人いるだろうから言っておくけど)
●「幼児化じゃん」って言葉でくくれる話じゃないの。
幼児だからとバカにするのは差別だってことでもないのだが、
幼児になるほどワイルド(野生)なワケでしょ
(知的合理性が後退し前近代残酷物語や野生の合理性が浮上すると言えばいいかな)
さらに
(またもや以降のように揶揄する人いるだろうから言っておくけど)
●「それが三つ子の魂か?」
いやいや、ってことでも無いんだわ。
人類ヒト科の乳幼児が置かれる環境ってのは(サルとしては異常な未熟児で《生後すぐのシカのように》原始歩行しようとするが全く歩けず生体能力未発達に驚くワケだから)、異例な環境であって「誰にでもどんな思考があり得るのかなんか誰にも予想できないし、自我構造も生まれていない脳を相手にお前の素性だも何も無いワケで」
(あくまでも極論だけれどさ、人類ヒト科は全員「サルとしては未熟障害児として産まれる」→障害者時代のトラウマを持っている)
↑
「それも人間の性だ」ってのがまーいい線じゃないかと思う。
■犯罪心理の要件として確かにここで説明している「退行化と過去用例・思考のレイヤー構造(過去の引き出し)」が関係しているのは事実だけれど、
●最初の頃書いた”資産勘定”の話を忘れないでくれ。
「私にはこ〜んなに無駄に過剰な”何々の権利”があった筈だ」←必ず反動形成がらみのレバレッジかかって肥大化した欲求(エディプスだったりナルチシズムだったり展開はイロイロ)、この存在があるからね。←そしてこの潜在的欲求ってのはそのほとんどが「素で考えたらいやいやそんな事思ってないです」だったりするんだわ。
(単純化モデルは→「こんなに恐ろしいんだから=幽霊がいる筈だ」のような”均衡錯覚”における事実の誇大化・肥大化認知)
↑
この辺の切り分けが凄く難しい
ってかさ、
それが簡単だったら「心理学によってこの世から犯罪が無くなってるがな」
更に、だとするなら→「この世からフォアグラ食べたいと思う人が撲滅される」←こんな事あってもいいのか?って論議にもなり、別の意味で難しい話。
この論議を言いだしたらきりがないのさ(過剰な正義感だって論議になる)、ノブリスオブリージュ心理だって怪しいとこあるし下手したら”個性化の否定”にも繋がりかねない。
<「マジに犯罪心理”学”やろうってことじゃないからな」この辺でまとめる>
●「そう言えばあの時、何々を(それが犯罪だろうと)目茶目茶にしてやろうと思ったことがある(その時は何故かできなかったけれど)」
脳に格納されている「何層にも重なる過去用例の思考」の中には(誰にだって幼児期に癇癪や夜泣きなどの体験ありますし)、破壊的発想や自暴自棄な捨て台詞などの引き出しを持っている。
何か釈然としない恒常的欲求不満の日常生活の中で”何らかの刺激”があった時
(これね全く無関係な人物のなんとわなしの発言を、偶然横で聞いていただけでも発現する可能性だってあります。)
ふとしたキッカケで「一気に伏線回収するような(探偵小説の謎解き始まったような)」
↓
「あっそうか!」
明解な目標にまい進するやる気スイッチON
(営業成績No1自我同等のモチベーション装填完了)
(※勿論、この時金田一シリーズの轟警部みたいに”冤罪””勘違い””検討違い””全くの濡れ衣”もバリバリ発生する←「違うだろ」を指摘する第三者《金田一》がいない限り止められない)
これのがわかりやすいかな?
↓
作品の主題をどうしても思いつけない彫刻家が、偶然横にいた友人の全く関係の無い言葉で、
「あっそうだ!」と思った瞬間の心理みたいな
●スコセッシ監督、デ・ニーロ主演の映画『タクシードライバー』が、この辺の心理変遷をすごく上手に表現しているので興味ある方は是非
京都アニメーション事件に関しては(不明なことも多く推測含みますが)
容疑者は刑務所で小説書き始めたんでしたっけ、
それは彼自身が重いつた行動なのだろうか?
その動機は?
何がトリガーとなったのかわかりませんが、
小説などを書こうと思ったほどに彼の心理には(その時”ある意味”すごく前向きな)「あっそうだ!」があった筈で、
事件に至るルート(長い物語)はそこを契機に始まっているのだろう。
(どうして容疑者にとって小説が「あっそうだ!」ってことになったのか”脳内経済学”含めて)
やっぱこのテーマは難しいよ
やめときゃよかったか?(笑
●ただね普遍的道徳論みたいなものやろうって考えはまったく無いんだけどさ、
動物の世界にだって本能のルールってあるじゃない?
確かに人類ヒト科は動物行動学的に「本能の壊れたサル」とも言われるんだが、
生存欲求を最上位とする合理性とか、普遍性に近い判断だってあるでしょうよ。
結局「何やってんだ(何に酔っているんだ)正気に(シラフに)戻れ」つーかさ
(このブログ的には「バカか俺」だけど)
見方を変えると「営業成績No1のやる気モード」それ自体に心理的リスクがあるんだけどさ、
(千利休の茶の心との対比で考えてみ?)
”平常心《賢者モード》とは何か”って論議なのかもしれない。
■理不尽な犯罪報道見るたびに(誰でもそうじゃないかな?)
「何してくれてるんだ」って相当広範に誰もが思うことでしょう
(俺は哲学やるつもりもないけども)
どこかに解決の答えがあるのじゃないかと未来の人類に期待してるとこはあるけれど。
(スパイ情報と公開情報インテリジェンスの”真贋性パラドックス”とか、その関連にも更にイロイロあってだね、、、故にあんまこの話に深入りするつもりは無い。)
その論議にも”個性化の否定”という(シビュラシステムのような)裏はらのリスクがひそんでいることを忘れてはいけないだろう
<<<<今回のED>>>>
えー気を取り直して
「犯罪者とアウトローは違うからね」
(またこの話始めると大変なことになるのでやめるww)
映画的にはCIAの暗躍を描くスパイ・サスペンスなんだけれど
登場する北欧系職業殺し屋役のマックス・フォン・シドーが紳士でカッコいいんだな(シドーは映画『エクソシスト』の神父役ですよ)。
サプレッサー付きのイングラム(マック11かな?)サブマシンガンが巷に知られるキッカケとなった映画でもある。
レッドフォードの映画では一番好きかな
音楽はグラミー多数受賞のJAZZコンテンポラリー:デイブ・グル―シン
フェイ・ダナウェイもこの時が一番美しかったと思う
監督シドニー・ポラック
(”追憶”でレッドフォードと組んでる、アル・パチーノの”ボビー・デアフィールド”も切なくていい映画です)
映画『コンドル(Three Days of the Condor)1975』OPテーマ
トレイラー
最近の若い人知らないだろうけど
とっても面白い映画なので機会があれば是非
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