2019年06月29日

凄腕フリーエコノミストは過去存在していた(専業主婦:the housewifes)

男女雇用機会均等法の施行により
その幻想は壊れた「専業主婦」
どっかの世論調査だと思ったが(所謂OLのキャリア志向調査かな)、
潜在的に働く女性の半数からそれ以上が「専業主婦ってよかったのかも」などと考える事があると言う。

何もねぇ、絶滅したワケでも無く、
封建時代の女性差別を擁護するつもりもありません。
■重要なのは現代リベラル社会以前、おおよそ高度経済成長『共同幻想』モデルの初期ぐらいまで、「専業主婦」というフリーエコノミストのモデルが実存していたことです。
 ↑
そのため、就職にちょっと失敗しちゃったOLや、
うまくいかなくて退職しちゃった時など、
女性にだけ「家事手伝い」という謎の職業が存在し
(当時は履歴書にそう書いてもアリアリだった)

平成前後から「引きこもり」なる言葉が台頭するのだが、
その言葉の対象が男性が主体となったのは、
「男には家事手伝いという職業が無かったから」に他ならない。

■ましてや現代でも希少絶滅危惧種となった「専業主婦」をニートとは呼んでいないし、
過去全盛を極めた時代でも「専業主婦」に求められる職能がこれといって定まっていたことも無い。
ただ”昭和のイメージ”として、
「専業主婦:節約、食料品スーパーのセールハンター、夫を含むお小遣い決裁権、へそくり→プラザ合意後の財テクブーム時の資産運用責任者」などなど、
俺が勝手にそう呼んでいる「マイナス所得(同じ金額なのにその効用を増額する力)」スキルの持ち主だった事は事実でしょう。
(家内裁縫なんかもそうだよね。学校のプリントで雑巾作ってくださいだとか←昭和にはそんなんあったんですよ。)


●これさ、一種の社会構造論なんだけども
現代においては「保育園やら家事サービス」など、当時専業主婦が無報酬でやっていた関連業務がビジネスモデル化されているよね(俺の個人的意見だけどそれらの業務は専業主婦の副業的なものだったと思う)。
そして、当時の専業主婦の社会的意味における本業ってさ、
「世論形成」にあったと思うのよ。
その始まりを歴史は「井戸端会議」と呼んだんだけれど、


経済で言えばさ、
法人に営業があるように、デマンドサイドにもその調整役がいた。
それが明治以降、平成で絶滅寸前にまで数を減らした専業主婦の本業だと思う。
「今はね、こんな野菜を食べるのよ。」
「(家人から何気に相談を受け)うーんそれって(最近では)こういうことじゃないかな。」
「みかんみたいでしょ。たけど違うのグレープフルーツって言うんだよ。」
「健康にいい食品があるの。ヨーグルトっていうんだって(これ武田教授はよくないといってたりするがww)。」
(※そんな事情を背景に当時広告会社がターゲットとしたのも専業主婦だった)

■現代ネット世論とかって、
本来フリーエコノミーの担い手としてなんらかの生産計測値があるべきだと思う。
過去の専業主婦時代にはそれがGDPとして計上されることはついぞ無かったけども、
経済を回すことにおいて、存在しなかったら大変なワケで、
(現代人は”ググる”にどれだけ助けられていて、その背後には無数のネタ元発信者の存在があるでしょうみたいなとこって”数値的に未計測”なんだわ)

まだまだ俺が学生時代当時のILO(国連の労働なんとか)が論議していた問題ってさ、
『経済のソフト化』だとかなんですよ。
(※それが先進国化って意味でもあるんだが、重厚長大産業からの脱皮、雇用者の割合的に第三次産業《サービス業》へのシフトの事。)

いやまてよ、
「経済におけるソフト(ハードに対比するもの)」って考えるとさ、
2ch(現在では5ch)をはじめとする「世論情報」ってのか、「デマンドサイドのソフトパワー」ってのは(GDPに計測されることは無いが)、経済語る上で欠かせない”何か”なんだわ。

●仮に、引き籠りでも言葉はなんでもいんだけれど
ネットワークにアクセスし(仮になんら情報発信していなくてもそのアクセスがカウントされる事により大きな意味が付与される)そこに関係することは、フリーエコノミー的に大きな生産活動なんだわ。
目に見える報酬が発生するビジネスモデルにおける「迷惑ポスティング」と比較するとわかりやすい。経済を回してる潤滑剤はどちらなのか。


<もうちょっと角度変えてみようか>
「社会的棲み分け説」じゃないけれど、
過去に専業主婦が担っていた仕事量ってのは、(男女効用機会均等法以降は)誰かがその役目を分担することになる。
●現代社会では専らそれが年金生活の高齢者になると思うんだけれど、
デジタルデバイドがある上に、活動限界的に大きな期待をするにも無理がある。

パレートの法則(人間社会も働きアリと働かないアリの構成が組織改編してもその比率が普遍であるって社会的統計の話)
そして、アダムスミスの「神の見えざる手(市場主義)」

高度経済成長モデル『共同幻想』の崩壊ってのは、
(専業主婦の大幅な後退の中で)働かない層を必要とすらしているのじゃないか?
たとえば、
現在政府が主導している「就職氷河期世代の救出」も、
仮に成功すると「OLの専業主婦選択が増える」だとか、
或は「女性のおひとりさま文化」が社会的専業主婦を担っているのとかさ、


フリーエコノミー論として考えるところあるのじゃなかろうか。



<<<<今回のED>>>>

音楽やってるからhousewifeってことも無いけれどww
どうでしょう、
米国WASPの女性がかくあるべし的に憧れたとこあるだろうと思い、
Carole King、名盤タペストリーからIt's Too Late





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posted by kagewari at 23:15 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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