■「そもそも自分の自我メンタルに対する問題意識とは何か」
・前回のつづき
(論議を見えやすくするため、以降”極端な表現”を用いてます。)
<<<<<よーーーーく考えてくださいよ>>>>>
「テロとかおかしい」と一度(ネタバレ的に)思っちゃった人が、
「ポアは人類救済です」とか言うトンデモのキチガイになることは至難の技です。
(信じれは誰でもキチガイになれるなんて現象はこの世にない)
メンタル問題からの離脱からの→オンザレールな適応人格になることは物理的に不可能って事。
(ナチュボーンのキチガイは、ナチュボーンだからそうなれるワケで、、)
↑
で、『共同幻想』サイドは同ケースでどういう対処するか?
●共産党粛清の歴史がその代表例でしょう
↓↓↓
「殺すか再教育(現状自我が破たんするまで追い込んでからの洗脳)」
(そうでもしなけりゃ、素朴な疑問でネタバレしちゃった人格を、ナチュボーンなキチガイに変化させるのは困難だから)
でさ、それこそ素朴な疑問だが、
「とち狂ったキチガイ(健常者)になることが正常」とかあり得ないワケよ(笑
●「それはどうしてなのか」
一般的に必要とされる常識系概念を一から自分で再構築するのが答えです。
自我判断のよりどころとなる正統性を『共同幻想』多数決偏差値で計るのでは”無く”、
哲学や歴史や「我ながら真剣に考えてみた」などなどの、「論理的に根拠を説明可能な概念としていっこいっこ再確認(デバッグ)する」、
↑↓
でーーー
「それはどうしてなのか」と言えるために、
↓
一度自分の脳内における既成概念には一度「その全てに批判的ダメ出しが必要」なのですよ。
(疑問の余地もなくそうなのだが残っていると「どうしてなのか」と疑問に思えないでしょ)
プラトンの「常識を疑え」じゃないけどもだ、、
自力で「論理的に根拠を説明可能な概念として”俺の常識”」を貯蔵すると、
自我が正統性不安に陥る事無くなるので(自立的思考の確立)、
基本的にメンタル系の不快感は(葛藤や不安や自己否定や過剰な自己顕示などなど)解消します。
(各人の思想信条はそれこそ100人100様に個性化する)
■とーこーろーがー
「それはどうしてなのか」とにわかに言えない概念があったとき
(「こうに決まってるんです」と興奮して頑なにおもってしまう感情)
以下が不可能になってしまう
↓
一度自分の脳内における既成概念には一度「その全てに批判的ダメ出しが必要」なのですよ。
それが「強迫心理」
うんでー
「強迫心理(元ネタは子供自我が考えていた家族『共同幻想』=”家幻想”)」
こいつが何故(通常は思春期『反抗期』にタガが外れて崩壊する)、
大人年齢でも温存され保守されてんのかって仕組みが、
フロイト先生が発見した「コンプレックス論」であり、
詳しく言えば
・「脳の快感原則(脳は快でも不快でも”量的興奮量多い方の再現”を望む)」
・「幼児特有の大人権威者に対する肥大化(誇大化などの過剰意識)」
・「欲求の一次的断念による反動形成(謝罪や賠償は『興奮』期待値《欲求》を倍増させる)」
・「基礎的自我の自己防衛(ひとり保守論みたいなもの)」
<<<<それをひも解く手法が「精神分析」です>>>>>
(これは経済学と同じで、多重債務がいつ何の原因で起きたのかだとか、構造的赤字の原因は何かだとか、インフレかデフレかスタグフレーションかなどの現状分析や、組織解体含む再構築答申出したり、第三者機関を設置して問題の経緯を客観的に分析するなど。)
■心理学がターゲットにしているのは、
当時者が(admin権限者が)「これは何か変だ、自我をアップデート(或はアップデート前に復元)したいと思っているのに(問題意識)、」
何らかのエラーでそれが実行できないバグを解決することであり、
↓
当時者がその後どんな人物になろうが「全く関与しない」
当時者のパーソナリティーに影響しない
そらそうです、その人が自分で思う自分になるだけだから。
(獲得した心理学知見をヒントに哲学の解釈が変わるなど、間接的影響はあり得るかもだが《事実フロイトの登場は経済学や哲学に影響が及んだ》、それは通常の学問的知識と自我の関係”そのまま”なので、心理学だから殊更ってものとはなら無い。)
<<<<社会学的に言うならば>>>>
ゲマインシャフト(血縁地縁封建的社会)からゲゼルシャフト(利益関係の社会)への変遷があったように、文明の進歩に呼応して都度『共同幻想』は解体と再構築を繰り返す。
(※オンザレールケースの『共同幻想』特性として構成員の大半が「何故それが常識なのか」の論理性を”わかっていない”ので《そういうものだと信じているだけ》、解体が性急すぎるのは危険なので→保守政治という安全装置も必要となる。言い換えればオンザレール『共同幻想』系のリベラル知識人ごっこが一番危ないって言えば危ないのかも知れない。)
■現代社会に生まれた個人を、タイムマシンか何かで江戸時代に送ると、江戸時代の『共同幻想』オンザレールな人格になり得るかって、そらあり得ないのであって(ナチュボーンじゃないのだから)、
●「生まれた時代も個人を特定するアイデェンティティーの一部である」
とするならば、
何らかの理由で「自己のメンタルに問題意識を持つこと」は、『共同幻想』崩壊時代における”特定の世代”を意味しており、
「メンタル問題から離脱後に、オンザレールの『共同幻想』適応者になることがあり得ない」のは、アイデェンティティー論としても”合理的結論”なのだから問題にする方がおかしい。
(何故江戸時代に生まれなかったのかと、嘆いても《構造論的に江戸時代の人格でそう考えているワケではないのだから》、それは一種の強迫心理であって、抑圧された『自意識』の本音とは言えない。)
<<<<<今回のED>>>>>
個人的な話になっちゃいますが、
スゲー昔の深夜番組「イカすバンド天国」
(みうらじゅんがミカバンドのパクリみたいな歌で勝ち抜いてしまったあの番組)
そこに登場していた忘れもしない文芸ハードロックバンド『人間椅子』ですが、
(あの頃はねずみ男みたいな衣装でやってたんだよ)
英国のロック批評youtuberヘッジさんの動画にて健在であること知りまして、
いつかチェックしないとと思っていたのですが、
スゲーよこれは、、、泣けてくる、、
(今年でこの道29年か、、50〜60的ほぼ同世代なので)
なんてこった、その歳まで60年代70年代の音を、、、
チクショー!!枯れちゃいネーぜクソカッコいい!!!!
世代的アイデェンティティー論を考えさせてくれる。
それが現役の現代の音楽として聴けることが’奇跡ですよ、
(限界超えた大音量でどうぞ)
■Ningen Isu / Voice of nothing(人間椅子 / 虚無の声)
(ヘビロテで何回も聴いてんだけど、コメント欄みたところ彼ら歳追うごとにハードになっているとのことww)
ちょっと奥さんこれ聴いてみてっ、スゲーってのほんとに
『ダンウィッチの怪』 人間椅子 - Dunwich Horror
あまりにも気に入ったので、
次回のEDも『人間椅子』にしよう
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コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、ブログコメント欄を閉鎖します。
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件(関係障害について)
http://kagewari.seesaa.net/article/402054291.html
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