”概念”ってのは自我におけるモジュール的なパーツであって、
装備すると、その性能ってか機能に自我キャラクターの一部は拘束される。
キャッチフレーズやプロパガンダやセールストークの有効性の理由でもある、
または自己暗示や自己啓発やら洗脳にも関係してるかな?
明治前後の文明開化の流れの中で
「社会」とか「経済」とか「健康」とかの言語が登場し
その言葉を知った自我はちょっと変容するワケだよ。
”教育と民度”ってのもそうだよね
「差別」だとか「人権」って言葉(概念)を知った人間の自我はちょっと変容する。
(コンピューターで言えばソフトのインストールみたいなもので、自我における概念ってのは「会計ソフト”大蔵大臣”」みたいな意味でもある←余計わかり難いかww)
■この仕組みを俺は多く知らないのだけれど(言語学は専門外なので悪しからず)
数学の「π:3.14」ってあるでしょ
これを意図的に受け入れないようにするためには、なんらかの論駁なり論戦において勝てる根拠が必要になる。しかし数学上の定理を常人が覆すとかま〜ないワケでww
円の面積だとか円周を計算できる自我にちょっと変容するワケです。
↑↓
ここは社会学系用語も同じで、説明される概念の意図や根拠ってものを当時者が論駁なり論戦において勝てる根拠が無ければ、「あーそういうことなのか」とそれを理解した自我にちょっと変容する。
※ちょっと話逸れるけど、この”概念”の導入がすこぶる上手な人が成績上位な秀才と呼ばれたりするのね。そしてその反対語のようにこの”概念”の導入が「え?どういうこと」的何らかの反発なり抵抗なりが発生すると(現代用語で言えばさ)「学習障害」なんて呼ばれたりする。
ここさ、必ずしも「え?どいいうこと」的反応は普遍的に”間違いでは無い”からね(それをひとからげに障害呼ばわりすのもどうなんだろうと)、
”概念”の導入がすこぶる上手だって特性も「それもまたどうなんだろう」って要素あるのですよ。
(現代的な学閥エリート階層ってのは一種のサイコパスじゃね?だとかさ、、)
●心理学の仕組みも”概念論”の延長上にある
「強迫心理」「エディプスコンプレックス」「自我」「抑圧」「反抗期」『共同幻想』『自意識』←この辺の言葉(概念)を知ることで、それまでわからなかった謎が解ける(円の面積が求められるように)。
自我に組み込まれた謎のレトリックが解けて「なんだそういうことか」とネタバレ崩壊する。
(※特に『被(こうむる)』『抗(あらがう)』なんてのはそこが顕著な概念だと思う。)
知る事で同じ自我ではいられな訳ですよ(知るだけでも「強迫心理」は一定程度の力を失う)。
※なので心理学にも弱点はある→言語におけるコミュニケーション不可能な分裂状況には無力。
(絶対無力って意味では無いが→外的環境としてどうあるべきかなどの対応に留まってしまう)
<<<現代日本人の評判とかイメージに時間に正確ってありますよね>>>
↑
歴史家には割と有名な話らしいんだけれど、
江戸時代の日本人は、現代で言えば「ラテン系的ノリのおおらかな労働慣習」だったらしいです。
当時の日本を記録した外国人などの記録から「時間はアバウトだし、堂々と笑顔で遅刻してきて」みたいな記述が残っているそうで、
他、当時の習俗的にも様々な文献の研究から「労働時間は(おてんとさん次第)6時間以下だっただろう」だとか、おおよそ現代の勤勉・働き過ぎ的なイメージは”無い”らしい
(随分昔の話なので推測の域は出ないけどさ、)
■現代日本人のイメージを構築したのは
明治維新前後の文明開化であり
時計の携帯であり
富国強兵からの戦中戦後、高度経済成長(実はマインド戦前の富国強兵と同じだよね)
この辺の概念導入と教育により変容してきたものなんだよね。
(なんせ義務教育だからさ、一気に拡散し”国民性”となった)
「日本人だからって国民性として普遍的に時間に正確とかじゃないよ」って話です。
人間における人格ってのは
ことほど左様に(何から何まで扇動や洗脳的とは言わないが)
無自覚にオンザレールで行けば、自らの意思と関係の無いところまで運ばれてしまう仕組み(社会構造)になっているため、
「選択の自由」←その前提として「自由な『自意識』の存在」
上記を抜きに語れないのですよ。
JAZZを聴こうと思ったから、JAZZ概念を導入しJAZZの聴ける脳となる(自我の変質)
自分の意思で選んでいれば(運んでいれば)、変化したその結果こそが「自分で在る」無問題。
「何を選ぶとか、結果がどうだったかなど」←ここは顛末でありどうでもいいことでさ(プロセスとして何を選び、自分をどう運んだのかってとこが実存の本質)、
「俺はパチプロだ」←こう名乗れる経緯があるのなら「あなたはパチプロ」なんだよ。
(実際ホールでどんだけ負けていようがね)
●自我実存の本質論があるのだとすれば「自由意思と選択」に他ならないだろうって話。
(その反対に”概念”が無意識に導入されれば「強迫的」だとか「洗脳的」って論議にもなる)
ってことで、
心理学がテーマにしているのは「『自意識』抑圧構造の解体」までで、
その後の『自意識』が何を選ぼうが、その後の結末がどうなっただとか、
知ったことでは無いってかww
後日談には一切関与しない(故に第三者中立性が担保できる)。
結果を目論んだ「あーなりたいとかこうしたい」とか?
そこは各人『自意識』の仕事なので(てか所詮そこ後日談だし)、
心理学の出番は無いのである。
「パチプロになる方法」はアドバイスできても「勝てる方法」は知りません。
それでいんです(笑
どーだっていいことだから(結果論は実存と無関係)。
<<<<今回のED>>>>
「概念だらけ」動画
登場人物の台詞を「古典書籍や哲学書からの引用によって構成する手法」の元祖はなんといっても『甲殻機動隊(Ghost in the Shell)』の押井監督ですが、
いうまでも無く、押井リスペクトで作成されたと思われる社会派SF作品『サイコパス』
劇中に登場する「ここ10年前後の創作で最強・最上の悪役とも呼ばれる殺人鬼”槙島聖護”」
この槙島聖護氏の台詞を延々と繋ぎ合わせた動画がこちら
「不思議と聞いてるだけで頭良くなった気がするww」
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