フランス革命のどさくさで作曲されたフランス国歌である
「ラ・マルセイエーズ:La Marseillaise」ってこんな歌詞ですから
(7番まであるので興味ある方はwikiで)
Allons enfants de la Patrie,行こう 祖国の子らよ
Le jour de gloire est arrivé !栄光の日が来た!
Contre nous de la tyrannie,我らに向かって 暴君の
L'étendard sanglant est levé, 血まみれの旗が 掲げられた
L'étendard sanglant est levé,血まみれの旗が 掲げられた
Entendez-vous dans les campagnes聞こえるか 戦場の
Mugir ces féroces soldats ?残忍な敵兵の咆哮を?
Ils viennent jusque dans vos bras奴らは汝らの元に来て
Égorger vos fils, vos compagnes !汝らの子と妻の 喉を搔き切る!
Aux armes, citoyens,武器を取れ 市民らよ
Formez vos bataillons,隊列を組め
Marchons, marchons !進もう 進もう!
Qu'un sang impur汚れた血が
Abreuve nos sillons !我らの畑の畝を満たすまで!
■10年前後の内ゲバ殺戮の暗黒時代を経て(広場のギロチン断頭刑が毎日の風物詩、確か万オーダーで殺した→それを指揮していたロベスピエールも最後にギロチンで死刑ですww)、
何故か(共和制では無くて)ナポレオン皇帝による立憲君主制になってしまうという、
ギャグなのか?ってのがフランス革命ですが
まー血みどろの勇ましい歌詞でありまして、
日本の国歌「君が代」との差がもうね、、、
所謂近代以降の『共同幻想』ってものが闘争の歴史と、そして敵は殺すという明解な意思表明の基に成立していることがよくわかります。
映画界には時々皮肉めいた話があるもので、
スタンリー・キューブリック監督の名作『フルメタルジャケット』ですが、
これ本来キューブリックは”軍”ってものの不条理と言うか非人道性を描こうとしていたと思うのですよ。と、こ、ろ、が、
劇中登場するハートマン軍曹は別の意味で人気になりまして(笑
(ここヒトラー最後の12日における総統のヘンテコ翻訳動画人気にも通じるものあるんだが)
「『共同幻想』社会はこれぐらいわかりやすくやってくれ。それが本質で本音だろ?」
みたいな(期待とはまた別のところだと思いますが)、
「おーそうでなくっちゃ」みたいな部分でウケたんですよ。
それって日本だけでは無いのじゃないかな(こんなにyoutubeの動画あるんだから)
●「社会における同調圧力の圧迫感というか、ストレスというか、強迫性を「やるなら本気出せっての」オマエラの正体そこだろ?」
そして「そんぐらいバシッとやられるほうがむしろ清々しいわ」とこにも至るというか、
Full Metal Jacket - Gunnery Sergeant Hartman 3
最後のミッキーマウスに至っては
(キューブリックはさ、右翼として知られるディズニーを皮肉った部分もあっての表現だと思うのだけれど、、)
「カッケ―」って事になって、
●ミリオタや、サバゲーのゲーマーの間でマネしてミッキーマウス歌いながら行進するのが流行っちゃったりしたんだよねww
これっス
↓
確かに(てか論理的に)
『共同幻想』抜きに道徳無し
道義的判断の裏付けこそ『共同幻想』である
↑↓
逆説的に言えば道徳が『共同幻想』を『共同幻想』させしめる。
それは設定された強迫性(権力)の方便であり、
近代法治国家成立以降の道徳は”習俗”みたいなとこに落とし込まれ、
現代はマナーレベルの代物なんだけれど、
(『共同幻想』崩壊過程と、文明化による近代国家の登場はパラレルだから)
■ガチで『共同幻想』押しすると=(道徳の興奮により)”敵は皆殺し”度も高まる
過度の『共同幻想』依存は争い事しか招かないのだよ。
考えてみ?
確信犯的『共同幻想』再選択社会で最も社会的合理性高い組織は?
伝統あるスポーツクラブか軍隊だよね。
めっちゃ好戦的な組織じゃん(その戦いが所属社会において合理的だとお墨付きあるだけ)。
ハートマン軍曹はわかりやすくデフォルメされ皮肉の効いた『共同幻想』の実像なワケ
↓
それが二度に渡る世界大戦の背景にもあったワケでさ、
(●第一次世界大戦後に「パリ講和会議」において「俺たちやり過ぎた、どうしたらいいのかな」って喧々諤々やるワケだよ。国際法をちゃんとやろうずとかさ、戦争のルールをちゃんとしようかとか。各国の『共同幻想』道徳任せだと人死にが大変な事になるので”法治”でいこうよって。)
時に悪しき「左翼リベラリズム」のお花畑な”平和主義”ってありますが、
コイツラはさ(暴言御免)、
ロベスピエールをギロチンで首はねた後にナポレオン皇帝なっちゃった経緯というか、
「どうしてそうなった」を反省してないから、
(左翼的に言えば総括していない→後の「パリ講和会議」までほったらかしというか)
「みんな仲良くしましょう、左翼な人と話せばみんなわかるでしょ」みたいな?
冗談じゃないから(笑
(みんなって誰だよって、、、それぞれ所属の『共同幻想』ちげーんだぜ?肝心要のアンタら左翼からして『共同幻想』依存型組織で、どんだけ内ゲバで殺し合いやってきたんかと)
極論すると、
争いの大元が『共同幻想』であり、道徳なんだから。
(安倍政権の道徳教育は別の意味で否定はしませんが、危うさあるのは事実だと思う。”道徳”って言葉が危ないんだわ、、)
■左翼の人もさシンプルに考えてくれよって
(たまさかインテリ階層形成してんだからバカでしたは言い訳にならんよ)
『共同幻想』の発端は何?
所属社会の安全保障であり生存競争でしょ。
近代以降の経済成長で事実上先進国の生存権は自力で保証(再生産)されるようになってだな、
「経済伸びで食うに困らない国になること」←これが最強の平和的手段でしょ
そして、
「俺にも分け前よこせ」って部分に不満がなけりゃ、
諸般の問題はありこそすれ”すわ戦争”みたいな話が出る隙間は無いのよ。
(争い事で既得権をみすみす手放すバカがどの世界にいるってよ)
平和主義と書いて「経済政策と読む」んだよ。
(左翼の経済政策には”計画的投資”以外何も無くて、そこが彼らの致命的弱点、)
<<<<今回のED>>>>
“映画「リオ・ブラボー・(Rio Bravo1959年)」より”
皆殺しの歌・原題(DE GUELLO) サウンドトラック
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タグ:『共同幻想』
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