今回も大事な事なので注記しておきますが、
<俺音楽専門じゃないんでマニアな方のツッコミは勘弁してね。ここ心理学ブログだから、>
動画主のFrank Statik氏は、すっかり『BAND-MAID』のファンになり、動画右のご友人とLAのライブハウスに行く動画もアップ
「ソールドアウトだってよ、俺たちついているぜ」
Reaction To: BAND-MAID - Onset (live)
(これヴォーカルなしのインストルメンタル楽曲です、ちょっと音質悪いので下の元動画参照)
↑
※この動画削除されちゃっているので、便宜上再アップの以下貼っておきます(次のOnsetはそのまま)
(※ちなみに米国では「ナーイス」は死語ではありません)
BAND-MAID ⁄ Onset (Instrument) [ZEPP TOKYO](元動画)
(照明パチパチ凄いのでポケモンショックにご注意ください)
オフィシャル外だけど
BAND-MAID ⁄ Carry on living + LYRICS & INA SUB [ZEPP TOKYO]
非常に複雑な構造になってる
複雑と言えばこれでしょう
BAND-MAID / Awkward (Live)←大爆音で終始リードギターに耳を付けて視聴ください
こんな構造したロック楽曲を聞いた事が無い、
前衛クラシックの影響?
(俺の勝手な解釈だけれど、最後のギターソロの”解”を求めるために全てが進行しているのだとしたら、最後あと数小節でいいから引っ張って聴かせていただきたいと思うところですww)
ドアーズかって始まりから、合いの手セカンドギターがドゥービー・ブラザーズ調和音の(チャンッチャッ)とかってあり得ない構成で(歪を意図した不協和音になること意図してやってる)、
バックバンドが容赦なく(ジミヘン転調)意図された五月蠅さの中(伴奏はバックで薄っすら流れるシンセと歌詞1番のみ主旋律から離れたセカンドギターの”チャンンチャッ”だけ)、
ヴォーカル”独唱呪文”に説得されるように(本線から逸れ続けるリードギターが)”あるべき姿”として強烈にギターソロとして最後に顕現するって言えばいいのかな。
ほんと凄い曲だと思う。
楽曲そのものがAwkward(ぎこちない)
(しっかしドラムのAKANE氏はいい感じに叩くよねぇ)
●似てるって意味じゃないけれど
JAZZピアニストであるキースジャレット名盤のひとつ(私大好きなワケだが)
Death And The Flower(『生と死の幻想』)
イントロ「ふざけとんのか」に始まり
ようやく6:30からキース節開始、7:57からサックスがテーマを謳い始め、
12:36にして待ってましたのピアノソロ、15:42からベース・ソロを交え
17:22にサックスによるテーマへ戻る、
19:15に終わったのかな?とみせかけてここから本番
(品の無いJAZZファンとしては9:40あたりの盛り上がるとこを中心に”聴かせる”構成を期待したかったりするんだがそれは野暮ってか、キースは厳しいですからww、てかミュージシャンも人間ですから渾身のフレーズって”引き出すその前提も大変なこと”だろうし、一瞬の輝きじゃないけ長くは引っ張れないものなのだろうと思う。←それができるのはマイルスだけ→そのマイルスでさえフュージョン期以降から限界見えてくる)
■2枚目のフルアルバムにあたる『WORLD DOMINATION(世界征服)』から、特に楽曲は激しくなっており、ヴォーカルのSAIKI氏は、いつか声がジャニス・ジョプリンみたいになっちまうんじゃないかとちょっと心配になりますが、、
(息継ぎ無い歌も多いので心肺能力はトンデモになっていくのでしょう)
しかしこの歌詞によく作曲付けられるものだと、
BAND MAID - SPIRIT LIVE 2018
(ヴァン・ヘイレンのjumpが参考になってる?)
■『BAND-MAID』は現在ほとんどの曲を自分たちで作詞作曲してますが、
心理学的テーマを考えるについて、重要なカバー曲があります。
アルバム『WORLD DOMINATION』ボーナストラック『ハニー』です。
(ぶっちゃけ俺アルバム買ってしまいました。amazonでMP3の奴だけど)
この楽曲『ハニー』は日本の”ビジュアル系・パンク・ギガハードロック・メタル”バンドという『MUCC(ムック)』のカバーで(作曲作詞のミヤ氏から”向いてるよ”と提供あったのではないかしら?)
『MUCC(ムック)』が演奏している『ハニー』はライブのファン動画をちょっと見ただけなんですが(『BAND-MAID』の動画も無いので、興味ある方はamazonで視聴くださいドラムAKANE氏の叩き方は尋常じゃないです、もう神がかり。)、
『BAND-MAID』カバーの『ハニー』が凄くいいのです、、。
<さて、音楽と心理学の話にここで戻るんだけれど、>
■始まりは「音楽と羞恥心」でしたね、
勿論のこと、ビジュアル系のメイクとはピエロの化粧のように、始まりは羞恥心を隠すためです。
(それだけエキセントリックな事できるみたいな)
同様事例をあげればきり有りませんが、
文芸ロックの雄『amazarasi』は常に帽子で顔を隠し(コンサートではスクリーンの裏から演奏していたりする)
すっかり有名どころと言えば、ご存じ狼の被り物でお馴染みの『MAN WITH A MISSION』
(それ以前のバンドでは普通に素顔を見せていたとのことで被った経緯はちょっとわかりません)
それから俺が個人的にメタルファンになれないのは「あのデスボイス」でありまして、
何故あの悪魔的デスボイスなのかってのも、様式を借りた恥隠しだと思っているし(白人男性マチズモじゃないよ悪魔なんだよ)、
パンクバンドにおける自己逃避的な激しさだとか、ワザとかな(○チガイのふりしているのかな)ってナンセンス調も同類項に思います(フリじゃなくて本当なら心理学に相談した方がいい)。
※アニメ『エヴァンゲリオン』などにおいて監督の庵野氏も公言している「衒学的表現(恥隠しにやたら難しい用語などを使って難解にすること)」も同じ手法。
※日本歌謡曲伝統の「サビの歌詞だけリスナーも意味わからない英語」もそのお仲間
(『BAND-MAID』は主たる視聴者に外国人もいるのでその意味は大きく違う)
※キッスのオマージュであるデーモン閣下の悪魔メイクも同じ
●『BABYMETAL』論で書いた「前方で踊る二人のコンビこそコアである」論
(バンド全ての恥を引き受ける露払いの存在で、その効果でバックのバンドは全開放される)
『BAND-MAID』については「意味のわからないメイド服」ですよね。
(それビジュアル系メイク方式と同じじゃないか?と思われる方いるかもですが、このメイド服に抵抗が無いのはマジ・メイドだったMIKU氏とリードギターのKANAMI氏だけ。ベースとメインヴォーカルは明らかに嫌がっており彼女達はメイド服ですら無い。)
そして創始者であるメイドMIKU氏にはコンサートにおいて単独コーナーがあるのですが、
(萌え萌えキューキューみたいなコールレスポンスで、、外国人男性ファンが大絶叫するなか、他メンバーが呆れ顔なのがお約束)
バンドの音楽性としてアキバメイドのネタに拘束される要素は無く、
(※この辺の使いこなしはデーモン閣下の聖飢魔Uに似ている)
なんだろう「羞恥心の壁突き抜けているよね」
(※そもそも前述のように、この羞恥心の壁は心理学的に男性特有のマチズモと関係しているので、最初から女性バンドの方がハードルは低い。)
だからだと思うのですよ、
「『BAND-MAID』カバーの『ハニー』が凄くいい」と、
(※これ説明するまでも無いけど『MUCC(ムック)』の”批判では無い”ので、”である筈も無い”ので、ファンの方怒らないでね。)
ここで前記事に戻ります、
「ナチュラルなチューバッカ氏」が米国ハードロック界の性差別的状況に残念だと発言し、
『BAND-MAID』の演奏に心底驚く様っていうのは、(『BAND-MAID』がっていうより)女性によるハードロックの突き抜けを前に、コンプレックスも見え隠れする男性バンドよりも音楽のパフォーマンスが上なのじゃないかという(無意識にですが)”何か”を感じているからじゃないのかなと。
時に『BAND-MAID』反応動画には男性誇示的な批判が見られる場合もあるので、
この点、格式下ろせず『BABYMETAL』にトンチンカンな批評するリアクターと似ている。
■実際『BABYMETAL』のハードロック路線は彼らのコピー「世界征服」の”戦略”であって
各メンバー(自身カッコいいと本心から思っていても)素の音楽ルーツから出てきたものではありません。
弾いてみた動画やシンガーソングライターとして活動していたリードギター(ほぼ全曲の作曲担当)KANAMI氏は同アルバムの『anemone』を時折アコースティックでやってますが、
そっちが自意識マター時のKANAMI氏に近いのかなと(この動画は最後に)
(ハードな演奏している時の姿は闘争であったり”チャレンジ”なのであって←これってクラシック演奏家のようなスタンスなのかもしれない?)
アルバム版(非公式:思ったとおりの削除につきドラムカバー”叩いてみた”版で)
Band-Maid - Anemone
(昭和ロック歌謡タクロー的な転調が見事、外国人にこの浪花節が通じるのだろうか。)
女性と音楽って言えば
ディーヴァ(diva:イタリア語、オペラのプリマドンナ)なんて言葉ありますが、
思えばバレエも花形はプリマドンナでしたね。
(男性とバレエなんて言えばさ、どれだけあのタイツの壁は高いのかとww)
私も女性ヴォーカルは大好きで、
ブログサイドバーリンクにあるフレミング&ジョンも見たままですが女性ヴォーカルです
パティスミスやジャニスやジョニーミッチェル、アメリカンロックならリンダ・ロンシュタット大好きでした。
英国ロックなら言うまでも無くプリテンダーズでしょう、
サイケならジェファーソン・エアプレインのWhite Rabbitが一番好きかもしれません
(このナンバーも女性ヴォーカルだからできる表現でしょう)
Jefferson Airplane - White Rabbit
(ちなみにこの歌の元ネタは性行為をイメージして作られたラヴェルのボレロね)
勿論ですが、俺は男性バンドを否定しているワケでは無くって(笑
サイケは(AV男優みたいなノリのジム・モリソン)ドアーズ大好きだし、ストイックなREMであったり、クリムゾンも羞恥心に負けずに大スケールものを続けてくれていたらなんて思ったものです。
(トッド・ラングレンは別格として)
日本のアートストなら平沢進でしょうか、
『庭師King』なんて歌書けるアートスト世界のどこにもいないだろうと、
平沢 進 - 庭師King(歌詞付き)
(多分この人、耽美主義的に羞恥心の壁をとっくの昔に突破している。元々一部カルトなファンが知る存在だったと思うのですが、今敏監督の映画やベルセルクなどの音楽で知りました。)
<<<ええっと話は戻ってww>>>
ハードロックでありメタル系には(隠れた差別的背景事情があり)
「ドデカイ隙間があるぜよ」ってことなのかなと、
『BAND-MAID』は日本なら結構大きな箱をソールドアウトにする実力があるので、
「海外出なくても食うに困らないだろう」と思うのですが、
目標の世界征服(世界を驚かせる)は本心のようで、
ワールドツアーでは、どこのライブハウスですかって(お客さん女の子には触れないでください的な”どさ回りかよ”ってぐらいの)小さな箱でもガンガンやってます。
その音楽への情熱に頭が下がるというか、
下手な男性バンドではマネのできない根性だと思う。
個性的なので(所謂ヒット曲を狙う楽曲構成では無いでしょう)
特定市場で大ヒットすることは難しいかも知れませんが、
世界に分布する「その個性わかる人の間」で期待され続けるバンドだと思います。
現代『単独者』時代としてはそんな風に活躍する方が幸せじゃないだろうか、
『BABYMETAL』の辿るかも知れないイバラの道を思うと余計にそう思っちゃいますね。
最後に『anemone』アコースティクバージョン(動画後半8:30から)
Band Maid Acoustic -Puzzle & Anemone
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