私は「安倍政権支持」だけれども安倍首相の支持者でも自民支持者でもありません。
(何度も書いてきたけれども個人的に釣り人オザーさんのファンだった昭和の人間ですから)
しかし、現在の状況野党陣営に支持できる政党があるのかって、政策の一部において右派の日本維新がギリギリ支持できる程度で、他は全滅状態です。
(しつこいようですが、個人的にオザーさんのファンだった経緯ありますが自由党支持者ではありません。現在の野党やマスメディアへの批判の始まりも「民主党政権時代の小沢パージ」からです。←マスメディア批判は古くは阪神野村監督パージ・ライブドア堀江パージからだけれど。)
さて、そんな中、所謂左翼系の方々全員が無知蒙昧なイカレポンチなワケも無く、
全員が左翼政治思想『共同幻想』依存で視野狭窄だって筈もありません。
現状は人材の大損失なワケですよ。
これ保守的な意味でも放置できない状況にあり(安倍政権的にも困っている部分もある)、現状に至るダメダメ感というか、どのように下手踏んたのかって構造を分析しておこうと思ったところです。
※こんな記事書けば、現在の右派論調から非難囂々と思いますがあえて書いておこうと思います。
(興奮して喧嘩すりゃ収まる話でも無いんだからさ、)
■まず大きな核となってるのが「憲法改正の大きな釣り針」です
断言しますよ、
安倍首相は憲法改正論者ですが、それをごり押ししようって考えをもっていませんよ。
日米安保実効性の点から「部分的集団的安全保障を認めた安保法制」により当初の目的は”達成”されており、憲法改正ってのは「できたらいいな」の域を出てません。
(本気だったら自らの後継者問題として党内総裁候補の改憲意欲などについてリトマス試験紙となるような”なんらかのコメント”している筈ですから。←首相は改憲が次の総裁選の争点となる以上のコメント出していない。)
と こ ろ が
この釣り針で左翼陣営大発狂、なんでもかんでもアベ憎しみたいな醜態さらす結果になってます。
(野党陣営が素で無知蒙昧のイカレポンチでは無い証明が→IRカジノ法案に対する徹底抗戦でした←あまりにもグダグダ過ぎでさして報道もされませんでしたが、、。IR法案は安倍政権と”関空近くにカジノが欲しい”日本維新の党の間における重要な取引事項で、勿論その条件は憲法改正への賛成です。←意味も無く大反対しているワケでは無いと、、、。まーなんともなんだが)
●『興 奮』せ ず に、
(ぶっちゃけ日本の世論は安全保障など慣れていないのだから)
憲法改正は滅多なことではできないし、仮に国民投票になっても”冷静”に訴え続ければ勝てると「国民を信頼していれば」こんな事になっとらんワケです。
(※実際憲法改正が選択される可能性もありますが、それこそ民主主義でありそこに文句言っちゃいけない。勿論個人的には憲法改正大賛成です。)
根本的なところで筋を間違っているものだから、
安倍政権が進める各種「左翼的政策(アベノミクス・働き方改革・男女協調社会・消費増税への抵抗)」にまで大反対する結果となり、、。
(野党はこれと反対していなかったが韓国との慰安婦合意もオバマ米政権主導の左翼的政策。)
日本の左翼陣営は「どこやら某国の工作員で反日が活動目的なんだろう」みたいな事になってしまったワケです。
(民主党政権も大概でしたが、実際政権運営中「下手な自民政権時代」とそれほど大きな違いは無く、どちらか言えば財務省中心に官僚支配されたダメダメ政権に過ぎなかった。自衛隊とも縁のある野田政権は彼らの中では疑いようも無い右派だったのも事実。)
■たとえばの話
憲法改正は野党含めて複数案を国民が選択し合否を確認する投票になるのだから、
野党陣営からも提案可能なワケで、
仮に民主党政権時代の(なんちゃら建設国策捜査の)小沢パージに乗らず、小沢氏主導で現在も民主党が固まっていれば、自衛隊内に災害救助部隊の創設など(その裏コードは保有戦力の国連軍的位置付け)やれる事もあっただろうに、
↑↓
ここが何故重要な鍵になるかって
安倍政権にとっても「できたらいいなの憲法改正論議」において(裏コードとして「実はできなくてもいい」とも決して言えない)、何も極端に右寄りの改憲を”目論んでいない”のであって(公明に妥協した加憲案になった事でも明らか)、
話し合いに応じられる関係にあれば、他の法案に対する修正にも大胆に応じただろうって。
(IRカジノ法案の手柄を取った日本維新を見れば明らか)
安倍政権は、野党が本腰入れて消費増税反対してくれることを歓迎しただろうし、働き方改革においても高プロの妥協にも喜んで応じただろうし、アベノミクスにおいても日銀に対する人事の面だけで無く、財政出動など(財務省と戦う意味でも)協力してくれれば大歓迎されたでしょう(党内で野田切り総括をして消費税10%の三党合意破棄を民主から申し出る作戦も有り得た)。
●集団的安全保障においては、民主党からして”元々が賛成だった”くせにあの体たらくです。
(ここは強引にでも党内まとめて自前の法案を出すべきだった)
仮に、(菅内閣の悪夢無しで)小沢党首から政治的妥協を経て前原党首禅定となっていれば、維新と同じ手法で、今ごろ「部分的ベーシックインカム」を政権にねじ込む事ができていたのかも知れない…。
(反原発に至っては、電力労連との関係から”民主党が”大反対だった癖に、、原発事故の頃の対応忘れんぞって。)
実際何がおきたのかって、
■キーっと『興奮』してしまったばかりに、脳の「快・不快原則」じゃないけども、、
すっかり安倍政権に興奮する構造に依存し、客観的に見れば誰が見ても「無知蒙昧なトンチンカンなのか、ひょっとしたら某国の指示で動く反日工作員にしか見えない体たらく」となりました。
安倍政権としては、支持率下がりそうになれば「改憲釣り針」をふれば(野党の醜態で)自動的に支持率も回復する実に簡単な政権運営となっており、
(党内や支持者から「いつになったら改憲が前に進むのか」って突き上げ”受けていない”状況を読めばわかる話だろうに、、。)
左翼メディアに関しては、
なんとか建設(国策捜査)疑惑で小沢パージやらかした反省はどこいったのかと(当時は安倍政権に対する森友加計批判と同じ手法バリバリにやったワケで→これも当時小沢って政治家の真意を読み違えていた)、
厚顔無恥に今になって小沢頼みみたいな記事書いて「も~おせーよ」って。
(当時からネットではマスメディアは信頼失っており、小沢デモってのはフジTVデモに通じる文脈の中にあったワケで、、、←異論ある右派論客方多数だと思うけどさ、、)
■もう偶然でしかない中で安倍政権が至極マトモなものだから助かってますが、
(あの時、自民党議員が”賭け”に出なければ「短命石破政権」だったのだから)
ホントのホント、偶然ですぜ?
「日本は運がよくてよかったですね」以外の何者でも無い。
↑
ここは安倍首相支持者の方にも思い出していただきたいところで、
必ずしも安倍政権は党内基盤盤石では”ありません”から、
自民支持者の方は、本気になって石破批判・財務省主導の消費税三党合意批判をキチっとやってくださいとお願いしておきたいとこです。
構造的には(その政権基盤の危うさも込みで)野党が政権を応援するぐらいでちょうどいい筋なんでずぜ?
(すっかり忘れられてますが、大阪維新は自民党を追われる形になるなら、安倍政権樹立を目論んで日本維新を考えていたぐらいの話だったワケで)
左翼リベラル陣営から見れば当時の大阪維新橋下氏も極右って事になるのだろうけど、、、。
●安倍政権は、日本のためになるなら「内容ド・左翼政策でも喜んで進める」し、政権になんでもかんでも批判的な野党支持母体の連合と協力して経団連に労働者の給料ベースアップを迫ったりしてます(いみじくも麻生副総裁が「反対勢力にこんなに協力的なのに俺らに何もないのな」と発言しているぐらいに)。
日本の政界のヤバさは、
民主党政権運営経験ある政治家なら「財務省主導の消費税10%三党合意」でわかっているだろうに。
(いやね、私は小沢時代から「消費税10%」論者なので10%自体に反対してるのじゃありません。小沢氏も勿論これ財務省を抱き込む取引だったワケだが、やるなら明解に交換条件を飲ませないと。三党合意はそれを”福祉目的税”とすることだったけれど、最低保障年金やら部分的ベーシックインカムに踏み込まないと所得が縮小して需要不足が拡大してしまう。)
公明党の打ち出している軽減税率案は「存外に賢いやり方」で、
(財務省は権限拡大の”枠”が欲しいだけなので上限10%勝ち取れば満足なんだし)
敵方のマスメディアを新聞の軽減税率で釣って仲間に引き込んだ。
欧州の消費税制見れば、大規模な軽減税率で財政比率は実質日本の10%より”総額は低い”ワケだから、10%の骨抜き策としては、軽減税率案はイケる筋なワケ、
ここに更に何かアイデア出して、それを交換条件に憲法審議会などにも協力的に応じることはどっから考えても国民の利益となるし、左翼陣営にとっても利益になる。
(てか公明党は軽減税率導入の約束守ってちゃんと憲法改正に賛成してれるんだろうね。と言っておく。)
■結局のところは”信用して賭ける”って事ができていないところに尽きる
マスメディアがやらかした小沢パージもそう(若い右派の方ご存じないかもだけれど、今メディアで反安倍キャンペーンやっている陣容大半が小沢パージやらかしたのと”同じ面子”だからね)、
現行左翼陣営の国民を信頼しない”異様な憲法改正反対がための反安倍”もそう、
信用して賭けていないから、常に上から目線になるんであってだな(非常に不愉快)、
うまく立ち回れば、自民党内には山ほど財務省系で反安倍勢力が存在するのだから、
(消費増税の3党合意のひとりが自民党だって事を忘れちゃいかん)
政権と協調することで改革派の看板も守れただろうに。
米国左派政権だったオバマも最後は安倍ちゃんと仲良くやってたじゃん。
ちょっとは参考にしたらどうなのかね。
何をやっとんのかほんとに、
(行政側に”無い”野党サイドだからこそ提案できる政策って山ほどあるわけで、その付託を忘れてしまえば、国民にとって大きな損失になるだけです。)
特に、現状の立憲なんとかのあり様は、
贔屓の引き倒しどころか日本から野党を消滅させようと”ワザとやってんのかな”とさえ思う。
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