2018年04月06日

論壇な人々と変節の心理

世界各国がどうなのか知らないので半分憶測の域を出ないのだが、
少なくとも日本の社会には論壇なる世界がある。
「なとか論壇の方」みたいな。
(たいして中身を知りもせず、一般用語として俺も流れで使っている言葉です。)

さて、辞書的な意味だけれど、
「そもそも論を立てる壇(場所)から転じて言論界的な用法になっているもの」とのこと。
果たしてこの用法が適当なのか否かよくわからないのだが、
ナントカ塾みたいなノリで、主たるメンバーが主催する言論サロン的な場が開かれていたり、そこで言論が戦わされていたり、勉強会的なものとなっていたりなど、
(何の意味があるのかさっぱりわからないのだが)
小社会が形成されていたりするような”しろモノ”らしいんだな、

あれれ?なんてーか某左翼のセクトみたいな事か?
てか、それじゃバリバリ『共同幻想』じゃネーの?

どうにもですね、
ガチ『単独者』の僕は、意見の方向性が合致するから宴もたけなわとばかりに酒場などで盛り上がるというような趣味は理解ができないのであり、
(興味があれば論文なりブログ記事など時折読めば済むことでしょ)
誰かと話すから考えが深まったり、会話の中で新しいアイデアが浮かぶのは事実だけれど、それって考え方も違っていて、なんというかお約束の知識が必要みたいな仲間意識も発生させない平場の論議だからこそ楽しいものだと思うのですよ。
たとえば「聞いてちょうだい、こんな面白い事があるんだ」というノリで、

著名な主催者の場に集まって、なんというか、、、それは違うのではなかろうかと、
(どう見ても行為として権威付けみたいなアレだよね)

そもそもですよ、
世の中に”頭いい”なんて言葉ありますが、所詮人類ヒト科の脳のすることです。
「たいした違いがある筈も無い」のです。
時にインテリゲンチャな人は「そんな事も知らないのか」であるとか「かの有名な誰それの論文で」なんてーな展開ありますが、
ネット社会の現代、所謂知識ってものはいつでもググれば出てくるのであり、
論文の重要性と筆者が著名か否かは関係が無いのだし(笑
 ↓
(※実際岸田教授が心理学会で世界的権威とか「なっていない」と思うが、俺は個人的に心理学会の世界的偉人だと考えて疑わない”個人的意見”をもっていて《論証できると考えている》、吉本隆明氏の『共同幻想』をモチーフに展開した「唯幻論」は《そんな賞があるのなら》ノーベル心理学賞ものだと思っている。←実際岸田教授が世界的権威かどうかなど関係無しに。そら判断の基準はなんといってもその中身でしょうよ、)


■誰とは言いませんが
所謂保守論壇から、何がどうしてそうなったのか謎ながら「左翼に転向したのか?」ぐらい急旋回した人物がいます。
いつ頃何をきっかけにみたいなのを何気につらつら調べてみたら、
このようなこと”らしい”んだな、
 ↓
「ある野球選手がいたとして、この選手が心酔する著名な大打者の道場みたいなところに参加してみたが、その打撃理論がどうにも理解できないまま、ある大舞台に向かう段となった。実に心細いワケなのだが《わかったふり》をしていたものだから、同じ道場の仲間は(大丈夫なのだろうと思って)特段助けに向かう事がなかった。そんな時に大打者と全く違う打撃理論の親切なコーチに出会い、すっかりお世話になった結果、心酔していた筈の大打者を批判するような選手になってしまいましたとさ。」

なんだか切なく、情けない話でありまして、
(はなから誰かに頼るって始まりに理由があったんですよと…。)


■『権威』←困った言葉ですよ、
そりゃ〜=『共同幻想』依存の始まりなんだけれど、
全部否定しちゃうと滅茶苦茶になりますわね(専門家であるのは事実だから)、
そこは「中身がどうなの?」に尽きるんですよ。
(偉いとか著名とか全く、全然関係無いワケでね、、、)
ある意味保守論になりますが、
「なんとか道の家元」ってあるじゃないですか、典型例は歌舞伎界とかだけれど、
あれは権威では無く”’伝統”なワケで、確信犯的再選択可能な”ものほん”の保守的文化ですわね。
(曰く幻想論で言えば、権威こそ幻想となる。)

論壇なるものが存在すること自体が、困った存在なんでしょう。
情報交換サロンみたいな開放系のものなら(所謂フリーエコノミー的な)リスクも少ないと思いますが、「そんな気持ちもわからないでも無い」のですが、、
あーあ、なんだかな〜と思うワケです。



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posted by kagewari at 16:56 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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