継続的読者の人はあえて説明を必要としていないのだろうけれど、
新規閲覧者の方にとっては「何のことですか」ともなり兼ねない頻繁に使用されるいくつかの用語を別カテゴリーでまとめておこうと考えたものです。
(重要項目なので予告なく編集される場合があります)
■この話は二次的利得だとか防衛だとかあれこれ含んだものなので、一概に定式化できない部分もあるのだけれど、大まかに「反動形成」で全て説明してしまっても問題無いかなと思う。
(その仕組みや論理的根拠はほぼ同じですから)
HPだとか各所で例示してきた凄くわかりやすい事例が以下。
●「食べようと思って大事にとっておいた冷蔵庫のプリンを食べたのは誰だ?」
この賠償を求める場合(裁判で言えば精神的被害に対する賠償)同じプリンを用意したからと言って納得できない感の事。
その補填について考える場合、(半ば自動的に)何らかの係数かかって倍増されたものを期待する心理が派生します。
更に言うと、前述事例のプリンが個人的に強い思い入れがあるだとか、食べた加害者が性愛関係であるとか人間関係上深い関係にある場合、この倍増係数も上昇し「個別具体的な事象と賠償などにおける満足度は比例せず、心理的に大きく上下幅に振れる」って話です。
<語彙的には>
「被害感などが(実際に起きている個別具体的事象と別個に)エスカレートする構造」です。
故に『反動係数』と説明する場合もある。
注)実際には、仲がいい関係の相手が対象で、その行動予測ができている場合、被害感情が個別具体事例より過少化する場合もあるので(係数的にマイナスになる)、冒頭説明のように正確に言えば「個別具体的な事象と賠償などにおける満足度は比例せず、心理的に大きく上下幅に振れる」って話。
(メンタル問題関係無しに)本来的意味は
■「ドッジボールなどの球技は苦手なので、幾分得意としている長距離走をやたら頑張る事にした」などの、「一次的事象に阻害要因がある場合、これを代償するための二次的選択が過剰化する事で動機形成が均衡する現象」です。
(一般的日常会話表現における「コンプレックスをバネに何々を頑張る」などもほぼ同じ構造)
<詳しい解説は以下>
この話が心理的にやっかいなのは、
■『被(こうむる)』認知における”実被害”と”実被害感”が比例関係にならない部分で、
(被害”感情”は、個別具体的な被害実例に比例しない←背景事情に応じて係数が可変する)
繰り返しになりますが、
すごく簡単な事例で言えば、
・「単価が千円だろうと10万円だろうと、特別に大事にしている物を壊されると被害感は想像超えて大きなものになる」(個別具体的事実と比例関係に無い)←誰にでもあることですね?
・更に言えば、性犯罪などのように(身体的損傷など云々は問題外に)精神的被害係数が相対的に多数のケースで大きくなる”性愛的関係事象”や、
・「TVのニュース番組で赤の他人の死亡報道を見た場合」と「目の前で肉親が殺害される場合」(死亡しているのは一名で同じですが)当事者の感情は大幅に違います。
故に「たとえばですが」
■強迫的に社会適応について何らかの悩みがある場合、
前述説明事例のように”重要事項バネ”が発生しますね。
しかもこの場合、好き好んでというより「無理に強いられる心理下」で発生することになります。
(『自意識』マターで自由意思により選択しているのでは”無い”の意)
これですね、自動的に「無意識に」って事柄になるんですよ。
この状況で、何らかの不快事例を(特に『共同幻想』社会を相手に)受動的に感知した場合(『被(こうむる)』)、無意識に被害感情は大きくバネを効かせた(レバレッジの効いた)不快感情として知覚されます。
しかも、この時の反動係数は無意識ですから(重要であるが故に被害感が個人的に大きくなっているなどの自覚性は無い)→個別具体的な事象そのものが(レバレッジと関係無く)大きかったと自覚されます。
●厳密に言えばこれは錯覚では”無く”(現象としては錯覚ですが)、脳内自我事情で「どうしてもそのように認知されてしまう」という部分が重大なポイントで、
↓
メンタル問題の原動力は無意識的な「強迫心理」であり、この「強迫心理」の元ネタは子供時代の『共同幻想』ですから(単純化すれば「いい悪い論」のような権威的認知)、
↓
●無意識に=半ば自動的に=脳内認識の都合上で(極端に言えばですが)、
「外部に物凄い悪意のある人物が常にあちこちに配置されていて、私に対して常に被害を及ぼそうと画策している」のように理解されてしまうのです。
(レバレッジが自己都合で発生している自覚は無いため、この”大きさ”は外的要因であると認識され、無意識に「凄く悪意のある人物がいる」前提で物語が語られる。)
↓
そのため(対抗するべき相手は物凄く”悪い人達”であり社会的に罰されるべき人物だなどと認知され)、非常に強い報復感情であるとか、激昂してしまい、
そこに強い『興奮』を伴います。
↑
●ここで脳内における興奮物質の分泌に至り、不快興奮による『快感代謝』が派生してしまう。
(それこそここが、欲求不満解消の快感獲得における代償満足を成立させます。)
■悪循環は、習慣化したり(脳は快感代謝さえればOKであり再現確率の高いものをその後も求めますので)恒常化し、
更に言えば、脳内物質への受容体含め(激辛好きな人の味覚が変容するように)身体的構造的にも「強迫心理」と「反動形成」と『被(こうむる)』認知に特化する方向に固定化が進んでしまう。
(鬱の構造化も、自分を卑下する方向の悲劇不快興奮のような仕組みでこれが習慣化してしまうもの。)
この辺の流れを理解する上で「反動形成」は重要な鍵となる概念です。
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2017年12月08日
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