2017年01月18日

地政学ならぬ、心理学的国家自我論的な情勢分析

地政学と言えば(まー立地ってことですよ)ハートランドを制するものは世界を制すみたいな政治学なんですが、ご存じのとおり世界情勢見れば「どうにもこの国とこの国の相性は無理だろう」なんて局面ありますね。
代表的なところ挙げると
異論ある人いないと思いますが「米ロは似た者同士」です
同族嫌悪じゃないけれど、
元ネタとそてフランス革命(教会権力に対して市民の自由とはなんぞやを問う血みどろの暗黒時代)を発端に、米国はうまれているのだし、共産主義なんてのもフランス革命の延長ですよこれ(戦いはこれからだと言わんばかりに今度は資本家権力となんとやらでパート2みたいな)、
ともにデカい内戦をやっているし、建て前とは言え「権力者がその求心力をマチズモっぽく誇示できないとダメ(実力を問われる)」とか権威独裁国家にみられるような神格化は”無い”。

確かにソ連時代のロシアや特に代表的に知られる東ドイツの秘密警察国家のように、いやいや当時の東側を米国文明の兄弟扱いは無理筋だろうというご意見あると思いますが(てか東欧諸国はまたソ連邦の中で個性化していたのだと思う)、個人的にはアレな人だと思ってますが→社会学者的に著名な宮台誰それ氏もそこをソ連邦なりの理想は(あー見えても)確実にあったと説明してたり、
「アフガンでありシリアであり」両者が似たような軍事介入繰り広げているのも事実。
そして両者とも戦う事に躊躇しない(それぞれに理想を標榜した)国家です。

これに対し激烈な文明開化関連の内戦(旧権威の『共同幻想』としての崩壊と政教分離的関係性の再構築=国家としての反抗期プルーフ)”無しに”、世界の文明化の流れの中で仕様上は近代国家となっても旧権威の位置付けが政治権力の上位概念としてなんとなく残ってしまう諸国は(典型はトルコ以外の中東諸国かな)、前述二者と決定的に相性がよろしく無いのではなかろうかと思う訳です。

中国も内戦というより「王朝の交代的なアレ」だったし、
(朝鮮半島に関しては説明の必要無いでしょう)
帝国時代の日本を例外とする”欧米以外諸国”はおおよそその全てが何らかの植民地的時代を経験している。なかなか国際間の安全保障上プレーヤーとしての姿勢を公然と顕示するタイプでは無い(権力基盤も安定的とは言えない)。そこに象徴的な独立戦争みたいなものがあれば(キューバやベトナムのように)違ってくるのだと思うけれど、多かれ少なかれその傾向あると思う。

■逆説的に『共同幻想』論を考えれば、国家も個人における人格のようなものが脈々と形成・継続・或は反抗期を経て再構成などのルートを経ているのであり、
(※歴史そんな詳しいワケでは無いので、今回の着想はそっち関係専門の人が展開してくれるとより建設になると思います。)

タイプはバラバラだし相互にすっごく仲悪いとこあるのだが、
「日・米・英・露」この四者は(言語体系的にもバラバラなため米英以外は会談時通訳必要だったりもするのだが)組める相手だと定義できる。←今回の論議で言えばね、
(WW2のソ連の裏切りなどご意見ある方多数なのは承知の上の話です。)
奇しくもこの四者は相互に様々な角度ではあるけれど正面対決の戦争やらかした経験者でもあり、
揉めれば速攻戦争になるほど(自意識マターな安全保障プレーヤーというか)各人個性化している。
意見も違いまくりなのだが(個性化強すぎて例外国家なのかもだが”フランス”も素性として仲間分類だと思う→これまた通訳必要な国だわね)、「どうすんのよこれ」な時に身を乗り出すタイプだろうと。
※日本は戦後憲法があるため「従米式開店休業中」
※仏もEU抜けてとかあるかな〜、そうなるとEUはガチ独逸帝国になっちゃうんだが…。
 ↑
(人格タイプ別の)国連常任理事国適性みたいな話っスよ。

そして現代社会の国力構成は?
「中国の民主化をどうやってソフトランディングさせるのか(そもそもそんな事可能なのか)」
同時にそれは逆さまの問題として「中国共産党の王朝的独裁権力がそのままに軍事大国化した場合(主要諸国は)どうすんの」って話でもある。
更に言うと、この現象は内在的だとか自発的な側面では無く(それを契機としたが)「クローバリズムなる新たな植民地主義」により台頭した。
心理学的に言えば中国にとっても「自意識マターじゃ無い」ワケだ=(米帝イメージの模倣はできても)道筋がわかって進んでいるのでは”無い”。
論議としてこの話中東にもほぼそのまま当てはまっていると思うけれど、中東問題はエネルギー供給の世界的多様化で問題そのものの深刻性が後退しているため見た目ほど憂慮する問題に拡大しないと思う(将来的にはアフリカ・中東問題やEU圏国内問題のように収斂されるのではなかろうか)。

■なんとなく日米露が話せる関係となる流れが出てきているような気もするが、
サミット的にこの三者が(或は+英)定期的に会談する国債会議を設ければ(日本はオマケ的存在でも)、世界は損しないだろうと判断できる。
反対に「この三者の関係が分離される方向にある」とすれば、
背景に「逆張り勢力の動きがあるのだろう」って認識で正解でしょう(意識的無意識的に関わらず)。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、暫くの期間ブログのコメント欄トラックバックを閉鎖します。閲覧されている方には不自由となる部分もあるかと思いますがご了承ください。(再開までの期間は未定です)
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件(関係障害について)
http://kagewari.seesaa.net/article/402054291.html


■私のミスで時折記事のコメント欄などが承認制になっていたりしますが(或いは昔の記事など)、現在のブログ運営方針が「コメント欄トラックバックの閉鎖」なので、仮に投稿があっても内容に関わらずもれなく削除となりますので宜しくお願いします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari at 15:17 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【web投げ銭(記事リクエスト)】
amazonギフトカードによる『web投げ銭』の受付
amazonトップページよりギフトカード購入→Eメールタイプを選択
同ページの「2. 詳細を入力する」に金額と、配送Eメールあて先info@kagewari.sakura.ne.jpを入力
詳細は以下記事参照
記事リクエスト再開
https://kagewari.seesaa.net/article/500418743.html

<収益は当事務所運営経費に当てさせていただきます>

<利用料金の値上げ24.1/23,8/2>
値上げの経緯は以下
https://kagewari.seesaa.net/article/502153223.html
https://kagewari.seesaa.net/article/504221178.html
<送信先メールアドレスの変更24.1/25>
サーバ移転に伴い送信先メールアドレスが変更されてますご注意ください
→送信先info@kagewari.sakura.ne.jp


【注意事項】
・ブログタイトル下の利用規約を必ず読んでください
・プライバシー保護のためお名前は”HN”でお願いします
・メッセージ欄「記事リクエスト」が可能
※リクエストは”記事内において引用される可能性”がある点留意の上、プライバシー保護の範囲内で記載ください(記事内引用に合意したものとします)
※縁起物的なカンパは少額でも歓迎しますが、意味のわからない反論を”100円以下で連発する依頼”は偽計業務妨害に相当する準違法行為であることを理解できない方はご遠慮ください
■返信記事を予定する際の目安
24.8/2料金改定【ドトールコーヒーメニュー、ハニーカフェ・オレMサイズ410円から】受付します

・ガタガタ文句があるなら問い合わせメールなど利用すればいいわけで(着信拒否など対応可能なので業務妨害とは言い難い:それでも1回は送れるし)考えて利用してくれたまへ
※問い合わせ代表アカウント(レンタルサーバ提供)はGmailへの送信に安定性がないため、私から返信ある場合は予備のGmailアカウントから返信となる場合があります。

必ずリクエストに答えるなどの対応は”できません”が
(閉鎖された「コメント欄」や『公開掲示板』の補完として)
可能な限り質問等には答えていこうと思います

※送信にはAmazonのアカウントが必要です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■■『有料相談』の依頼は以下Pから■■■
https://kagewari.sakura.ne.jp/kage2.htm

現在は基本的に『簡易相談(依頼文2000文字まで)7,700円』『簡易相談ハーフ(依頼文1000文字まで)4,000円』「テーマ限定300文字1,000円」のみの受付です
(※サポートの200文字500円は『簡易相談』の後に週に2回まで利用可能)
(『簡易相談』の利用は原則月1回のみです《ハーフは月2回まで》、テーマ限定は週2回まで)

■ご存知と思いますが、レンタルサーバアカウントの多くはgmailへの送信に安定性がありません(受信に関する障害報告はありません)。gmailからの依頼の場合にはセキュリティを担保した別途専用アカウントを用意しています。

相談のコースや方法などやり取りの後に、
有料相談専用アカウントのメールアドレスをお伝えします
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
comments他

・コメント欄は『公開掲示板』同様に原則削除禁止です
(基本的に削除依頼には応じられません、削除依頼は投稿禁止ワードとなってます)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となってます
(同規制キャリアから登録抜けによる投稿がある場合、投稿は自動削除されると同時に規制IPに追加登録されます)



現在コメント欄閉鎖中 (2014.7.26〜)



タグクラウド