2016年07月09日

「組織の論理」自分に処罰感情を発生させる謎現象

結論、それが集団心理って話です。
あるいは『共同幻想』マジックとでも言うべきか、
たかが体育祭のクラス対抗なんとか大会などというものに”善悪”もからむような特別な意義も意味も無いことは誰にでもわかることです。単にクラス対抗でなんらかの球技をやりましたって、大人から見れば遊びみたいなものです。

しかし、

勿論のことですが、大本営である文部省も(所属は左翼なのにこの辺はなぜか熱心な)教師の組織も、この団体圧力というような社会(集団)心理現象を積極的に運用します。
狙いは「団体がこれと決めた企画に対し、構成員は”正義の戦い”と受け取り、ミスがあれば罪悪感にさいなまれるのが普通でしょ」ってな〜あれ(初歩的『共同幻想』モデル)を刷り込もうってワケです。
大概の子供は(よっぽどの天邪鬼かひねくれ者じゃない限り)まんまとひっかかります。
見事にそれを身に着け、大人になって就職先がどこから考えても「違法な詐欺グループではないか?」な部分に薄々気がついてなんてな状況でも(或いは「どこから考えても税金泥棒な公務員」であることに気がついていても)、内部では素で「もっとがんばらないと」などと真面目に考え、成績でも悪ければ悩んじゃったりするのが市井の人なのです。
(●時事ネタ的には「ブラックバイトを辞められない心理」ってのがこれ関連です。)

遠くから見れば誰しもが「馬鹿なのか」と思ってしまいますが、
その場にいるとなかなかどうして、あっさりそんな風に思えないものですよね。

この仕組みは「狼が来たぞ話」の反対みたいなもので、
自分を除く全員が「狼がくるぞ」と一生懸命対策していると、仮に自分自身は「いやいや狼なんかこないし、そもそも絶滅してんじゃん」と思ってもですよ、
「お前ら馬鹿じゃん」なんて振る舞いをすれば、自分以外全員を敵に回すことになるのは誰の目にも明らかです(「狼を手引きしているのはお前なんだな!」←まんま村八分トリガーです)。
半ば自動的に「嘘でもがんばっている調子を見せて合わせる以外に手が無い」状況となります。

■「社会的説明責任なんてものは全部悪魔の証明だ」とかと似たところもありますわね

どうすりゃいいの?って聞かれてもですね(笑
組織に参加している以上、もうどうにもなりません。
(そんな風物詩がどうにも嫌ななら『共同幻想』と縁を切って『単独者』に転向するしかない。)

●しかし対抗策がまったく無いワケでもありません。
スペインの市職員らが15年間ズル休み、上司いまさら気付くwwwww
http://yurukuyaru.com/archives/62791797.html

上記は翻訳サイトでソースは以下
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/spanish-workers-fired-absence-absenteeism-jerez-de-la-frontera-a7115396.html
(一部引用)
スペイン南部の都市ヘレス・デ・ラ・フロンテーラより驚きのニュースが飛び込んできた。なんと15年の歳月に渡って職場に現れなかった市職員らの存在が明らかとなったのだ。
市はこのたび職員管理の一環として、スタッフの勤務記録を調査することに。
すると庭師と運転手が15年のあいだ1日たりとも出勤していなかったことが判明。しかし給料だけは毎月欠かさず受け取っていたことが判ったのだ。
なぜこんなにも長い期間、職場に姿を見せなかったのか。2人は「労働時間の短縮により雇用機会を他職員と分かち合う”ワークシェアリング”をしていた」と主張したが、この一件で懲戒処分となった。

そもそもですよ?
前述の話の肝って
 ↓ここから始まっているワケでしょ
単にクラス対抗でなんらかの球技をやりましたって、大人から見れば遊びみたいなものです。

あのですね、
労働って、一般的『共同幻想』では表向き「立派な業績上げて昇給する」のが目標ですわね。
これ経営者側から見れば労働コストの悪化以外の何者でもありません(当該人物の昇給は生産性が高いからだとしても)。プロ野球のそれで言えば昇給やポストを用意するのは労働市場の機能でよそに行かれても困るからで、仮にその心配が無いのであれば(株主に対する経営者の責任として)昇給もポストも無しのままが正しいのです。
小学校の道徳じゃあるまいし「偉いから昇給しましょうね」なんて寝言はこの世にありません。
●付け加えると「これは俺の正業でここで働ける事は幸福だ」の場合、前述の一般的目標(営利目的)は無いことになりますから当人からが現場優先で昇給や出世に興味が無い事になる。
(最後の部分は、確信犯選択ケースなので今回のネタである「うっかり組織の論理に」な話では”ありません”から例外事項として除外します。)

ってことは?
働く側から言えば「昇給しなくても実労働をサボタージュで減らせば”生産性を下げる”ことができる」となるので、バレずに同じ給与でいければ相対的結論は「昇給したのと同じ」となります。
(好き好んでの例外を除き)大人社会の労働ってのは経営サイドと労働者側のせめぎ合いってのが本当のところで、それ以上でもそれ以下でもありません。
この場合「立派な業績上げて昇給する」と「実労働をサボタージュで減らし巧みに”生産性を下げる”」この両者は”同義”です。
労働者のサバイバルスキルとしてはどちらも同じスケールで自己評価されていい(えー異論ある人は労働組合運動経験のある団塊世代にでも聞いてくれ)。
 ↑
「なんか悪いことをしているようだ」ですって?
いやいやいいやそれこそ小学生じゃないのだから(笑
「そもそもあなたの勤務先で取り扱ってる商品の原価率いくらよ?商いになっている時点で(そこに道徳論持ち込むなら)大概のものは詐欺じゃん、外道じゃん。金融業に至っては、、説明するまでも無いが、、」現実世界はお互い様恨みっこ無しで回ってるんです、それが経済(経済学的には勿論善悪やら道徳論など無意味で「それで回せるのか?」が正義ですから)。

※道徳論的にふてぶてしくいけない人は「仕事量はなんら変わらないが(むしろその瞬間生産性をあげて)、怠けている時間を増やして静かな抵抗とする」ってのがハードル低い企みとなるやも知れません。

自分のやっていることをこれもサバイバルと認めることが大事なのと同時に、
今回のお題は「うっかり組織の論理に」みたいに、当該人物は「それはどうかと思うよ」って話(や仕事)に巻き込まれた場合の対処の話しですから(組織の論理だからって頑張っちゃダメだろうネタ)そこんとこ忘れちゃ困ります。

■冒頭の問いに戻ります
どうすりゃいいの?って聞かれてもですね(笑
組織に参加している以上、もうどうにもなりません。
(そんな風物詩がどうにも嫌ななら『共同幻想』と縁を切って、『単独者』に転向するしかない。)
しかし対抗策がまったく無いワケでもありません。

「バレないようにサボるにはどうすればいいのか?」←これを”最優先の仕事”と認識し(美意識として道徳的なのが俺の個性だな方はサボりこそ道徳的に正しいと論理展開し)、ここに本気出せばいいのです。
(それから勤務先がガチ犯罪な時には「通報してください」。)

今回の話のネタバレすっと、
 ↓
●「うっかり組織の論理に」みたいに、当該人物は「それはどうかと思うよ」って話(や仕事)に巻き込まれた場合の対処
 ↑
これって、メンタル問題関係無しに(不可抗力で)『被(こうむる)』状況に社会構造論的に”置かれた”ケースなんですね。「形から入るメンタル症状」みたいなもので、自動的に(『自意識』は抑圧され無意識に)権威性強迫心理動機形成が優先的に活動してしまうってお話でした。

※補足すると『共同幻想』論的には、一般に『共同幻想』は社会合理性の歴史的証明により「ヤクザじゃあるまいし存在したら困るような組織は淘汰される」建前となっているので、どちらか言えば「行った先の論理に無条件にまず従いなさい」ってな形で刷り込まれるのですが(それか各業種が規制や免許制でお上に管理されている前提の話というか神話なんでありまして)、
自由化された資本主義社会の場合、合理性の証明は”市場”に頼ることとなるので(公取委みたいな取締りもあるっちゃありますが)、組織として盛業していれば疑う必要無しって話にはなりません。
現代社会に「ブラックバイト」や「ブラック企業」など告発が盛んに発生している背景には(そういう社会が増えているのでは無く)”それを告発する個人が増えているから”でありまして、『共同幻想』社会の崩壊と『単独者』化のトレンドの中で派生している事例です。


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