各方面ググって調べてみても「どこで書いたか覚えていない」とう体たらくで、、
恥ずかしながら残しておいた方がいいログなので書き直しのつもりでもう一度書きます。
(しかしどこに書いていたでしょうね、、、)
■占いなどが何故あたっていると感じるのか?
結論から言っちゃいましょう。
「占い師にその話を言わせているのは”自分”」だからです。
実際、占い師さんが本物中の本物で魔術師的超能力者だとしたら?
占いって依頼者の情報や生年月日やら見て答える職業ですよね。ですから彼らが本物中の本物であればあるほど「見たまま語っている」ことになります。
「結婚は早いですね」=「結婚は早くしたいと思っている」
「仕事で困難が待っています」=「仕事に心配なところがある」
「離婚するかもしれません」=「夫婦関係がうまくいっていない」
などなどで、
だ か ら よく当たる占い師を評して「(自分の気持ちを)言い当てる」なんてな表現になるのです。
■更にすっごく占い師の言葉があたってると感じるケース
「結婚は早いですね」=「結婚は早くしたいと思っている」
「えーっ本当ですか!私は非婚派で100歩譲っても晩婚派なのに」
すごくあたっていると感じるケースは、表面的に『自意識』がグダグダ語っているところでは無く、無意識に強迫的に志向している何かを言い当てた時です。
心理学的に占い師の言葉を翻訳すれば「結婚願望の強迫心理がありますね。あなたは『自意識』の思惑などどこえやらで強烈に結婚を志向しており、既に相手が誰とかなどどうでもいいほどその心理は強迫的です。予言しますしょうかその早婚において夫婦関係は最悪な事になりますよ。」
いずれにしても、
言われなくてもその占い結果の内容ってものは自分の自我の中にあるものです。
(占いが外れていると感じるケースで考えるのもアリでしょう。全く野球経験の無い人物の占いで「将来メジャーリーグで首位打者を獲るでしょう」と言われても大概の人は「何を言っとんじゃ」としか思わない。)
ひとつの極論ではあるけれど、
本物の千里眼超能力がある占い師がいたとする。
占いを依頼した当人が思いもしない予言をした。
「あるところでボタンを掛け違えなければあなたは成功者となる。」
(まー実のところ未来のことは誰にもわからないので、占い師が自分は千里眼だと言い張ればそうなっちゃうんですけどねww)
超能力占いで、その予言は完璧な先読みだったとしても、
(本当はもっともその言葉を重視しなければならないのに)依頼者は「何を言ってるんだこの詐欺師は」としか思わない。
しかもこの超能力が本物であればあるほど、
「どこのボタンなのか、それを教えるワケにはいかない。それを自分で気が付かない限りその後の成功に繋がらないからだ。」みたいなニュアンスになると思うんですよ。←タイムマシンのパラドックス故に。
↓
●職業として人気の占い師となるか否かは「本物の超能力の有無と関係が無い」
自分に超能力があるとして占い師をやって成功するだろうかの命題で考えてみるとわかりやすい。
ひょっとすると、本物の神の使いで人外の存在であるにも関わらず(予言が全て本物でも)、
「トンチキなホラ吹き」として有名になるだけの人。
いかにもいそうですよね(笑
(そんな映画のシナリオあればちょっと面白そうだなと。)
だとすれば余計に「占いなどが何故あたっていると感じる」心理ってものが、
「なんだか”いわく付きのなんとやら”である」とご理解いただけるでしょう。
それから、
■日本人固有に大好きな『血液型占い』なんてのがありますね。
(勿論これ幾分かは統計学的根拠あるのでしょうけれど、日本以外の諸国では「自分の血液型を知らない人も多数」な状況で、日本特有の戦後の医療なんとか政策などの影響も関係しているのかもです。)
『血液型占い』がなんとなくあたっている気がするのは、
(繰り返しますが、幾分の統計学的根拠はあるのだと思いますが、)
権威性認知が効いているからです。
根拠となる統計学からして偏差分析ですからこれ『共同幻想』の原理原則のひとつです。
「こうだからと上から断言される構造(=自動的に聞く側は『被(こうむる)』立場となる)」
人間って馬鹿ですから(笑
もうこの仕掛けで「そうなのか」と思っちゃうのです。
更に付け加えると、自動的に『被(こうむる)』図式になっちゃう仕組みから逆算すると、
「やたら持ち上げられた褒め言葉なみのアレ」だとか、
「強烈に否定的なアレ」だとかに反応しやすい(うっかりそうだと思ってしまうの意)。
占いに限った話じゃありませんが、
●数回前エントリーの「いい悪い論の弊害」の話関連です
他者が行う「人物評」でよく耳にする言い回しは何ですか?
「あなたの”いいところ”と”悪いところ”は」←もうダメダメでしょ(笑
完璧にはめられてますよね。
(同じ手法を昭和の教師もやってましたよね。現代教育現場の人格評価がいかなるものか知りませんけれど。)
類似する例に
「組織の論理」という謎の強迫現象があります。
(何らかの目的を持つ組織に所属すると、それが仮に拉致監禁まがいの強制的なものでも「成績が悪く叱責されると気に病んでしまう」という摩訶不思議な現象の事。『共同幻想』原則論のひとつ。)
これはまたいつか遠くない別の機会に。
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