少なからず天邪鬼な人が意識してしまう”アレ”な感じとは何かって話です。
社会生活やら市民生活など語る上で”いい人目線の合理主義”は話を簡単に進める便利な着想なので、中道路線的に大いに頑張っていただきたりところかと思いますが、
所謂「プロ活動家化」してしまっていたり、映画やドラマなどにおいていかにも定番のそれとして意識される「反戦メッセージや平和主義的ニューマニズムなど」はその媒体趣旨として(少なからず芸術など枠外の発想も視野に入れてナンボのとこありますので)あまりにも”アレ”なんだろうと、こう考えるワケであります。
「何を言ってんのかわからない」方も多数と思いますが、
ええい、そこはままよとそんな声にもスルーして強引に話を進めてみましょう。
時にお花畑とも評されるご都合主義なラブ&ピースなヒューマニズム思想は「あたかもそれがナチュボーンに普遍的に存在しているかのような設定」となっているケースも多いと思います。
↑
この文章が既に論理矛盾をはらんでいることおわかりでしょう。
それが普遍的素養として自然に備わっているのであれば、腹が減ったら何か食べたくなるほどに当たり前の事なのでラブ&ピースであるとかヒューマニズム思想のようなコピーや誇張表現は本来必要ありません。
表現としてそんなコピーや誇張表現が必要なのは「普遍的では”無い”」からでありまして、、、。
(えー何も人類が悪魔のごときなんとかだって話をしようってんじゃありません。)
●道を歩いていて、いきなりところかまわず暴れだすなんて現象には「どこにも生物としての合理性が無い」のであります。=ナチュボーンでそういう動機形成が行われる事は論理的に”ありえない”。
つまり、
そうでは無い状態(平和だとか)を恣意的に名称・呼称を付けて喧伝する必要性からが本来無いのです。
わかり難かったでしょうか。
生物として合理的且つ普遍的な状況が「平和」なのかも知れませんが、それが普遍的なら言語としてそれは「自然」と認識される類の概念に予め含まれるだろうって話です。
まだわかり難いですか?
「戦争と平和」のように、その反対語的にそれが台頭しているだけで、
平和の方は本来普遍的で自然現象なので本来は固有名詞も必要が無く、個別具体的に発生しているのはナンセンスな事態(戦争)の方だってことです。
↓
更に、「いきなりところかまわず暴れだすなんて現象」こそが固有にユニークなのであって、それぞれ個別にユニークとして発生する現象(戦争や紛争や犯罪や災害)を網羅的に「そうでは無い状態」と定義することからして(平和のように)、定義としてあまりにもアバウトというか、概念としても曖昧過ぎだってことになります。
●ザックリ言えば「平和の定義」が無理筋すぎる。
目の前のビルを見て「現状倒壊する恐れや不安な点の無い建物」といちいち呼びませんよね。
見たままですから(倒れる気配も無いのだし)、
「現状倒壊する恐れや不安な点の無い建物」のような表現が妥当なのは「専門家などが『耐震診断』を行っている時の表現」です。
「安全な街」という標語も、警察の防犯キャンペーンなどの場合に妥当ですが、普段何気に街を歩いていて「あの安全な街のどこだかへ」などと表現する事はありません。
■個別に発生している非合理的事態(あばれるだとか紛争になるだとか法律用語で言う”悪性”が発揮されるなど)、それが無い状態を説明している時(耐震診断や防犯活動)「それが無いか確認しました」って時に使用される表現となるので、
「平和」をざっくり戦争の反対語的として理解した場合、地震や犯罪などのように「起こり得る個別事例(この場合戦争)を確認して無いですよだとか、大丈夫だったなど確認した場合の表現」となります。
うーん言葉で説明するのは難しいですね、
以下の意図がわかっていただけるか少々疑問なのですが、、
「平和を守る」という言語には論理矛盾があるのです。
「戦争を抑止し、平和の継続に努める」というのが合理的使用法であって、
(万引きで言えば「防犯に努める」という概念はありですが、「何が発生するのか特定無しに、何事も無い状態を守り続ける事は不可能」なんですよ。それは今日も普段と変わらない毎日を過ごす事に他ならず、それ以上もそれ以下の行為も特定されない。)
↑
自分で書いていて、あーわかり難いと思っているのですが、
うーんこれ以上説明のしようがないと申しましょうか、、、。
これでどうですか?
「仮にこの世の中に銃というものが発明されてなかったとした時、その世界で『銃の無い世界』を標榜するとか不可能だ」みたいな話です。
つまり、論理矛盾を含む「平和を守る」という概念の整合性を回復させると、
「(起こるかもしれない)戦争を抑止する」行為でしか達成できません。
「平和を守りたいのであれば、どのような手法で戦争を抑止するのかという中身が無ければ、意味不明な妄想と同じ」なのです。
「平和を守りたいのですね。なるほど、ではあなたはどのような方法で戦争を抑止するべきだとお考えですか?」となっていなければいかんワケ。
●ところが、
反戦メッセージや平和主義的ニューマニズムなどが全面に出ている作品や活動やなんとやら、
こういう状況で盛んに使用されるのは、
論理矛盾を内包している前述表現をさらに言語学的に強調した、
「守りたい、平和」とかになっているケースが大変多い。
うっかり聞き流せば、まーそれでもいんでしょうけれど、、、。
論理矛盾に気がついていると、何を言ってるのか意味がわからないのです。
「激しく、日常」←こんな風に聞こえるワケ(笑
思うにこんな感じの「へんてこな言語使いや用法」は多数あるのだろうと思われで、
勿論ですが、
それは少なからず「強迫心理」的な側面が含まれており(意図する無理筋部分が無意識的になっている)、うっかり聞き流すどころか、
「そうだ、そうなんだ!」なんてレスポンスになれば、
限りなく洗脳に近いプロセスにもなっちゃうんですよね。
えー、今回のテキストかなりわかり難かったかもです。
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