2016年05月25日

やれ「自分の考え」だとか

時々「自分の考えって何か」みたいな疑問も呈されますが、
さして難しい話では無く、当該人物が自由に好き勝手って考えた結果か否かです。
反対語で考えるとわかりやすい(必ずしもその反対=権威性認知では無い)、
「誰それもこう言ってます」←思いっきり「他人の考え」ですわね。

凄く似た表現でも(ここが権威性認知=他人の考えでは”無い”根拠)全く内容が異なる(自分の考えとなる)表現になります。
「誰それがこう言っていたのだが、俺もそう思う。何故ってかくかくしかじかなのだから。」
 ↑
上記の場合、仮にその言論を批判する場合でもその対象は”俺”であって、”誰それ”とはならない。
(前述の文章だと「誰それ」はその概念のソースの紹介程度で、本質的には「俺がかくかくしかじかの理由でこう思うのだ」がメインになるため。)

何段活用とかじゃありませんが、
「超・他人の考え」パターンもあります。
「誰それにこう言われました」←差し詰め「他人の考え『被(こうむる)』バージョン」
こうなるとある意味最強、
当事者責任は100%無責任化しており(言論の所有権は0%=自分の考え0%)、
あたかも文章になっているようであっえも、ある意味「日本語として壊れている」ことになります。

前述の表現そのものが壊れているって話ではありません。
その用法が壊れているのです。
前述表現でも日本語として有効な使い方があります。
たとえば、
「俺さ、かくかくしかじかじゃネーか、だから言ってやったんだよここはこういう事だろうって。そしたらあの野郎にホニャララどうたらとかでお前の話はなんとかだと言われたワケ。そこでさ、俺は冗談じゃないぞと・・・・・」
本来の用法は「自分の思惑とは別の事を”言われた”」となるので、
その言説が何か自分の行動や認知を縛る要素は0になります。
(単に当該人物同士のやりとりの中で登場するだけの文章。論争相手の言い分を紹介しただけ。)

つまり、
「誰それにこう言われました」って表現は、
その暗韻は→「自分は違うと思います」になる。

ところが強迫系の相談になると、
「誰それにこう言われました」って表現が=「それによって自分の判断なり行動が拘束される」話に及んでいきます。←言語的に本来あり得ない流れになっているところに何故か当事者は気が付かない(無意識化の構造)。
ですから、第三者がそれを見た場合、
「いやいやいやいや、そうならないでしょ。誰それに言われたあなたは(違う考えなのだろうから)、(話に登場した誰それの話と”違う”)あなたの自分の考えはどうなの(てか話のネタに登場した誰それって話に全く関係無いと思うんだが)。」

「誰それにこう言われました」って表現は、
心理翻訳校正すると=「という強迫心理があったのです」みたいな意味と考えてしまっても問題ありません。
強迫構造の鍵は「結局筋立ての論理矛盾に当人気が付くか、無意識的となり不思議と自覚できず何故か相手の言説の方が正しいと主張したりしているおかしな現象となるのか」の差異な訳です。


●空白となっている行間を埋めて日本語を修復すると以下です。
「誰それにこう言われました。何故だか私はその言葉に逆らえなかったのです。」
こうなりゃ答えを探すのに第三者の力も必要ありません。
「違うと思っている考えなのに、何故俺は抵抗できないのだろう。」とか考えればいいのですからね。
しかし、そうならずに「誰それにこう言われました」って表現がメンタル問題案件の文章の鍵となっている場合、それは自我内でどういう事になっているのか?無意識的マスキングで空白部分となっている文章を補完すると以下、
 ↓
「誰それにこう言われました。権威性認知で社会適応強迫のある私は”体制側”の主張に(自分はその組織に対して末端の階級となるため)構造的に逆らえません。何も目先の社会に所属しなければならない事情も選択も何も無いのですが、自分の自我にある権威性認知依存に対する不安からどこかの社会に適応し権威性の裏付けとなっていないと不安でたまらないのです。その結果(勿論かすかに”違うと思う”という自覚もあるのですが)言われたことに逆らえない、そのとおりなのかもしれないという強い思いとなってしまいます。」
 ↑
ですから、この状況は俯瞰から見た時に、
「そりゃ全くあなたの”自分の考え”とは違うって事ですね」となります。


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